2人の世界旅 日々の記録

■ベリーズ・ビザトラブル
昨夜は国境の町チェトゥマルChetumalに滞在。次の国ベリーズにはトランジットビザで通過しながら観光する予定でいます。滞在時間が短いから朝早くからてきぱきと移動する予定でいたのですが、朝起きると、雷が轟く豪雨です。予定変更、少し部屋で待ってから移動を開始しました。

朝８時すぎにバスは出発。３０分も経たないうちに国境に到着。メキシコ出国手続きは何事もなかったのですが、問題はベリーズ入国手続きです。

欧米人のほとんどはベリーズ入国時のビザが免除になっており、入国手続きもパスポートにスタンプを押す程度で簡単そうです。でも、東洋人の私たちは、そうは行きませんでした。長らく待たされた（★）挙句、トランジットビザは発給拒否。

仕方ない、代わりに通常のビザ（最大３０日、１人５０ＵＳ＄）を申請しました。ものすごーく時間が経過して、やあっとビザ申請書類が登場しましたが、提出後またまた放置プレイに遭います。嫌になるほど長時間待たされて、預けたパスポートと共にビザを得ましたが、しかしそのビザ、「１日有効」のビザだったんですよ・・・。なにそれー！　怒るよー！　１人５０ＵＳ＄払って３０日分申請したのに有効期限１日ってないでしょっ（▼▼）!!

カウンターの女性は「だって先ほど１日で通過って言ったじゃないですか」と言いますが・・・って、それは１日通過ならビザ代が無料って知ってたからであって、その発給を拒まれて普通のビザに切り替えた以上、そちらも規則どおりにビザを出すのが当然ってものではないか。

四度目の放置プレイの後、なんとか申請どおりのビザを得ましたが、実は乗ってきたバスは５分すらも私たちを待てず、★印の段階で出発してしまっていたのでした。料金は全額払っているのに、まだ全行程の２割程度しか進んでいないのに、本当にひどい話です。

幸い、国境からは比較的すぐ、ヒッチハイクに応じてくれる車（軽トラック）が見つかりました。「ちょっと寄り道するけどそれでもいいなら乗っていいよ」と言ってくれ、私たちはベリーズシティーBelize Cityまでトラックの荷台に乗って移動したのでした。「ちょっと寄り道」は私たちにとっては観光できる場所が増える良い機会です。北部にあるオレンジウォークOrange Walkという町を見ることができました。

さて、ビザトラブルでの長い待ち時間、およびトラック荷台でカンカン照りの日差しに耐えている間、考えました。さっきまでの嫌な思いを、早く払拭したい。

「国境で沈んだ気持ちは、海で癒すべきではないか！」と。

不思議ですね。それまであまり行く気分ではなかったビーチリゾート「キーカーカーCaye Caurker」にムショーに行きたくなり、のんびりしたくなったのでした。

そう決まれば、ベリーズシティーに着いたらすぐにキーカーカー行きのボートに乗りましょう！

カリブ海を走るボートに乗って１時間弱で、沖合いの小さな島、キーカーカーに着きました。



でも、事前に得ていたビーチリゾートたる印象とは大違い。閑散として活気がありません。私たちは安い値段を提示してきた客引きに着いていき、およそリゾートイメージとはかけはなれた、おんぼろ民家のような宿にチェックインしたのでした。

ただその宿は海の目の前というのがいいですね！　ゲスト専用の桟橋を持っていて、宿泊客はその桟橋から海に入ることができるのです。

午後は泳ぎました。海岸や海底はそれほどきれいではないけれど、一応はきれいな水で、泳ぐ魚やエイを見ることもできます。シュノーケルをする分にはまずまず楽しめたかなと思います。エイが見られるというのは珍しいですよね。

とりあえず、ゆっくりすることがキーカーカーの目的の１つなので、ここには２泊はしようと思います。