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■タヒチ島の裏側まで
仏領ポリネシアの主島であるタヒチTahiti島は、「首がものすごくくびれたひょうたん」のような形をしています。大きな丸と小さな丸がちょこっとだけくっついている感じです。首都パペーテPapeeteは大きな丸の北側にあります。
今日は、仏領ポリネシア滞在の最終日です。タヒチ島の、ローカルなところに行ってみたいな。ただ、ローカルバスが通る頻度が少ないので、小さな丸の部分へ行ったら帰ってこられなくなりますから、その辺に注意しながら、せめて大きな丸の部分の反対側くらいまでは行ってみたいと思います。
丸の形の反対側はパパラPaparaというところで、パペーテからおよそ1時間の道のりでした。
のどかさがとても良いですね! メインロードの周辺も、モダンなものは何もなく、小さな商店や民家がぽつぽつあるくらいです。その代わり、長い年月を経て育まれてきた南国の大木が高く高く育っていて、上を見上げても緑の葉が目に飛び込んできます。
昨日までいたモーレア島は、珊瑚が豊かであるため、珊瑚が砕けてできる白い砂浜が楽しめますが、今いるタヒチ島は火山島らしい黒砂海岸が広がります。でも海はやっぱりきれいだな~。
キャスクルートという食べ物がありまして、バゲット(フランスパン)に切れ目を入れて、普通はハム、レタス、チーズを挟む軽食なのですけれど、パパラの商店で見つけたキャスクルートは、1本にステーキ2人前(食べやすくカットしてある)が入ったボリュームいっぱいの嬉しいキャスクルート♪ 早速これを1人1本買って、黒砂のビーチに腰を下ろして、きれいな青い海を眺めていました。
本当は、パパラの見所であるマライ(マラエ)を見たかったんだけど、バスを降りたところで人に尋ねたら、2、3km離れているということで、マライ訪問をあきらめていたんです。往復で4~6kmとなるとかなり遠く、帰りのバスに間に合わないかもしれないから。でも、びっくりしたことに、ビーチを歩きながらメインロードに戻ろうとしたら、偶然にその見所のマライを見つけてしまった! 驚いた! マライの場所を教えてくれた人のほうが間違えていて、私たちは、ちゃんとマライの最寄りでバスを下車していたんです!
マライとは、モーレア島での日記にも書いた、かつての先住ポリネシア人の祭壇の遺跡です。ここパパラにあるマライは「マハイアテアMahaiateaのマライMarae」と言います。
明日からまた新しい国に入ります。クック諸島へ行きます。
ピトケアンの前後に亘って滞在した仏領ポリネシアは、15日間もいたことになります。改めて数えなおしてびっくりです。人が多くて栄えるタヒチ島、リゾートモーレア島、そして遥か彼方にある田舎のマンガレバ島という、それぞれに持つ特徴が違う3ヶ所の体験ができて、とっても面白かったです。
本日の旅
行動 :パパラ日帰り訪問
朝食 :ミューズリー、ミルク/フランス人8人のシェアハウス
昼食 :キャスクルート(ステーキ肉カットがごろごろ入ったバゲットサンドイッチ)、コカコーラ/パパラの浜辺
夕食 :バゲット、ゆで卵、マテ茶、アニスティー/フランス人8人のシェアハウス
宿泊 :フランス人8人のシェアハウス
旅情報
1フラン=1.06円
*「マハイアテアのマライ」への行き方
パペーテからパパラ行きバスに乗り、およそ1時間でパパラ地区に着く。バスがメインロードから内陸に左折するところの付近に「Beach Burger」の看板があるので降りる。その看板から50mくらいパペーテ方面に戻って、海に行く道に入り、数分歩けばマライがある。