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■暗きミャンマー
さて、私たちは、昨日無事にミャンマーに入りました。機能上の首都ヤンゴンYangonは南部沿岸都市、昔はラングーンRangoonという名称でした。ミャンマーという国名自体も新しく、1989年まではビルマでした。さらに「機能上の首都」、つまり役所も各国大使館も各企業中枢も集まるところはもちろんヤンゴンですが、「なんにもない!」ところに新都市が建設され(現在も建設中)、首都はその「ネピドーNaypyidaw」というところに既に移されています。
昨日夕方、タイのバンコクBangkokからヤンゴンに到着し、入国審査などを受けていたら、あたりがどんどん暗くなっていきました。空港から街へは10km以上も離れていますが直接ダウンタウンまで行ける公共バスは出ておらず、旅行者はタクシーを使うことになります。料金交渉が終わって乗ることになったタクシーが・・・ものすごいオンボロ、日本だったら間違いなく車検オチする車でした。タクシーに乗って他の車を見てみると、あわわ、どの車もものすごいオンボロではないですか。
空港と市街地をつなぐ幹線道路であるにもかかわらず、驚くほど街灯が暗い。暗いオレンジ色の、明るさが交通安全に満たないライトです。
「ここは、ハバナHavanaか・・・」(≫
こちら)
そのような道を走り、おんぼろ車の群れを見て、率直にあづさが思った言葉です。ケイマンCaymanからキューバCubaに着いたときも同じでした。その栄えぶりがまさに光輝くケイマンから、時が止まり発展が止まったかのような「暗い大都市」ハバナに着いたときも、夕刻のバスに乗りながら同じ印象を持ったのを思い出さざるを得ませんでした。今回も、東南アジア有数のキラキラ輝く大都市バンコクから来たので余計に・・・。
ミャンマーといえば軍事独裁政権など悪いイメージで報道されがちな国。長い間鎖国を続けた歴史があり、また現政権も諸種の問題を抱え、世界各国との交流が活発とは言えず、それゆえ国の発展が遅れているのではないかと思います。実質の首都ヤンゴンでさえ停電が相次ぎ、英領時代の建造物は老朽化を続け、まだまだインフラの整備は課題山積みという印象です。
ところでミャンマーにはおよそ2週間滞在します。マレーシア行き出国チケットも既に持っているので確定です。その前半はいろいろとやることがあって忙しい。スタンプでいっぱいになったパスポートを新規作成(和人)または増補(あづさ)、次に新パスポート番号をもってブータンビザ取得のための手続きをし(これが期限迫ってて焦る~)、更にオーストラリアのマルチビザを取るための手続きもします。全部をいっぺんにはできないので、結構な日数がかかるでしょうね。つまり、それらが完了するまでの間はヤンゴンに滞在することになるでしょうか。
写真は滞在しているダウンタウン。仏教国で仏教徒が多いミャンマーでも、ここはインド系住民の比率が高い地区。
今日は日本大使館に行きました。上述のパスポート新規作成&増補の申請です。増補(ページ数増加)は数十分でできるのですが、新規作成は日数がかかるとのことです。でも事情を説明して明後日受領できるようにしてもらいました。
明後日は、パスポート受け取りの後、直ちにブータンビザへと取り掛かる忙しい水曜日になる予感がします。唯一の空き日となる明日は、一日ヤンゴン観光を頑張りましょう(*^-^*)
本日の旅
行動 :ヤンゴン観光、日本大使館
朝食 :シャンカウソエ(米麺あえそば)、きゅうり、サームーサ(レバー玉ねぎ炒めの三角サモサ)、カフェオレ、お茶、スイカ/宿
昼食 :トメー(ごはん)、ワッターヒン(豚カレー)、ンガーヒン(魚カレー)、タックアーリー(きゅうり)、ゴビ(生キャベツ)/ヤンゴンの路上ごはん屋
夕食 :スンプレイ(空心菜の炒め物)、レッシェーケウシーチェ(うなぎの炒め物)、シビア(ビール)/ヤンゴンのバーレストラン
宿泊 :ガーデンゲストハウスGARDEN GUEST HOUSE
旅情報
1チャット=0.107円
1USドル=93.6円
*ヤンゴンの日本大使館
ダウンタウンからなら43番バスに乗って4つめのバス停(シュエダゴンパゴダより手前にある三叉路付近)で下車する(地図が手元にあったほうがいい)。バスに掲示される路線番号表記は全てビルマ語なのでビルマ語で番号が分かるように。「43」は「92」っぽく見える文字。領事部受付8時半~12時半、13時~17時。