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ピトケアンへの道

移動|01Apr2010|URL
 世界で一番訪問し辛い国が、ここ英領ピトケアンではなかろうか。なんせ、絶海孤島で、空路なし、定期航路なしなのだ。
 訪問方法は、
1.私有のヨット・・・おそらくこの方法で訪れる人が一番多いのではないだろうか。
2.豪華客船によるクルーズ・・・毎年数便のクルーズ船がここを寄港地の一つとしている。ただし、上陸できるかどうかは天候次第で、数年前(新しいのは見つからなかった)の上陸率は3割くらいだった。またクルーズ船で上陸した人のブログや日記を数言語で丹念に検索したが見つからず。
3.ヨットツアー・・・これに参加した。Pacific Expeditionsが年に数回のヨットクルーズを出している。はっきり言って船はボロボロ、改造して客を詰め込んでいる。どうしても行きたい人にしかお勧めできない。ただし、これなら確実に上陸できる。と思っていたら、ツアーキャンセルをしても返金にすら応じないなど、滅茶苦茶評判が悪い。一日当たりの料金は豪華クルーズよりもずっと高いw 仏領ポリネシアのマンガレバから片道44時間の往復で1900US$!
4.貨物船・・・Pitcairn Islands.... Visit Pitcairnに寄れば、今年からほぼ定期で運行することになったよう。定期運行開始のアナウンスは昨年から出ており、期待していたが、仏領ポリネシアのマンガレバから約500キロの距離を往復するのになんと4000US$! 何を考えているのやら。この値段の発表と共に我々は3を予約してしまった。こちらは3よりもスピードが早く、32時間らしい。苦行の様なヨットツアーに参加したくなければ、この値段でもOK? 島民料金は片道1500US$とか。島民は評判の悪い3をまず使わないらしい。

チリから仏領ポリネシアへの道

移動|24Mar2010|URL
 船はなく、飛行機で行くしかない。LAN航空の独占路線なので、高い! 片道で1100US$以上する。イースター島にストップオーバーしても値段は同じ。格安券でサンチアゴからロサンジェルスに飛び、そこから格安券で飛んでもほぼ同じ値段で行ける。しかし、サービスが良いのには驚いた。LAN航空でフォークランドに飛んだ時は国際線なのに一切サービスなし。この路線は、国内線部分のサンチアゴ-イースターでさえ2度も食事が出て、お酒も飲み放題だった。映画も数十本の中から好きなのを選んで見放題!ゲームやり放題!
 出国手続きはイースターでするので、サンチアゴから乗った人もイースターでいったん飛行機から降り、イミグレーションに並ぶ。入国は簡単だったが、非常に時間がかかった。
 サンチアゴとタヒチの時差は7時間!、イースター島とタヒチでも5時間の時差がある。地球の裏側に居たはずが、一気に日本に近づいた感がある。

チリ・パタゴニアからの北上

移動|15Mar2010|URL
 チリ側には道路が繋がっていないので、バスで北上するならアルゼンチン経由となる。
 プエルトナタレス→プンタレーナス→アルゼンチン→オソルノ→プエルトモン→カストロのバスが週に数便走っている。このバスはアルゼンチン領内では乗り降りできない。またトランクに預けた荷物は封印するので、アルゼンチン内では取り出せないが、その分チリ再入国時にわずらわしい荷物検査がないので、入国手続きが早い。セミカマタイプのバスで35000ペソ、約70US$。全線乗れば約40時間。どこで乗り降りしても値段は同じ。アルゼンチン側を北上するバスより安いので、ウシュアイアからなら乗り継ぎチケットでチリ領に入ったところでこのバスに乗り継げば、比較的安く北上できる。
 サンチアゴ方面へはオソルノで乗り換える。プンタレーナスを朝出て、オソルノは翌日昼ころ。朝便には間に合わないので夜まで待って夜行に乗り、朝サンチアゴ着。一気に行っても2泊3日の長旅となる。

 飛行機は定価は高いものの、安いチケットは約100US$くらいからプンタレーナス-サンチアゴを飛べるので、バスとほぼ同じ値段ということになる。LAN航空は安チケットが少なく、Skyairlineの方が安い席が多い。

 プエルトナタレスからプエルトモンへのもあるがこれは400US$よりと高い。2泊3日フィヨルドの海をぬって走るので人気は高く、夏の間は早くから予約しないと乗れない。

悪天で足留め

移動|14Mar2010|URL
 余震の影響はなく、無事にチリに戻れるかと思いきや、チリからの飛行機が強風のため着陸を中止、上空を旋回した後、チリに戻ってしまった。結局、フォークランドでも足留めされることに・・・。
 LAN航空は何の補償もしてくれず、それどころか代替の飛行機が明日出るのかさえ分からないという。出国した後だったのに、軍事用空港ゆえ、空港に留まることさえ許されず、自費で街まで帰らねばならないという最悪の事態。ここがだめなら空港から離れて野宿をと主張したが、それもダメ。軍相手ではどうにもならないが、空港には銀行もATMもない。街までの交通費は15ポンド、2人で30ポンド要るのに、手持ちは10ポンド。ドル払いなら受け付けるが、1人30ドル。2人の往復で120U$も出費が増えるのだ。くそー。昔なら粘れば飛行機会社が何とかしてくれたが、経営状態の悪い最近はどう交渉してもダメ。まったく納得の行かない出費であった。
 この日は夕方になっても明日出るかどうか分からずじまい。宿のおばさんによれば、前回はアルゼンチンが上空飛行の許可を出さず、次の便=翌週となったそう。もしそんなことになれば、もう計画はグダグダ。この先には約100万円分もの飛行機や船の予約あり、半分以上がパーとなるのだ(;;)
 翌日10時前にLAN航空から連絡があり、本日飛ぶから11時チェックインとのこと。空港まで車で1時間近くかかるのに急に言われて間に合うわけがない・・・。旅行者にとって唯一の足は乗り合いのトランスファーである。当然LAN航空の決定後、すぐに乗客のピックアップを始めたようだが、我々の宿に来たのが11時前だった。空港には12時前に着き、チェックイン。そしてまた搭乗ゲート前で長く待たされた。この日の天候もあまりよくなく、待っていても落ち着かない。そすして、ついに飛行機の音・・・、ところがまた旋回を始め、え、え、えーーーー。
 着陸してきた時には安堵のあまり、涙が出た。

チリからフォークランド諸島への道

移動|06Mar2010|URL
 フォークランド諸島への飛行機は、
1、LAN航空がサンチアゴ始発プエルトモン、プンタレーナス経由で週に一便。この飛行機が不定期にリオガジェゴスも経由することがある。
2、DAP航空がプンタレーナスからのチャーター便として不定期に。
3、英国の空軍基地から一般人の乗れる飛行機が月に数便アセンション経由。
の3通りのみ。
 海路は、定期航路こそないが、クルーズ船が夏の間はかなりの頻度でやってくる。ただし、クルーズなのでこれだと一日しか滞在できないものが多い。ただ、3日かけて離島にまで訪れてペンギン見学三昧をするクルーズもあるらしい。

 一番確実な方法として、我々はプンタレーナスからのLAN航空の便で我々は飛んだ。夏の間は人気路線で毎週満席、ディスカウントチケットはない。
 出入国ともあっさりしたものだったが、今回は地震の影響が大きく、普段の姿は分からない。

アルゼンチンからチリへの道

移動|25Feb2010|URL
 長い長い国境線上には数え切れないくらいたくさんの国境がある。今回は、パタゴニア南部のカラファテからプンタレーナスに行きたかったが、直行バスはない。プエルトナタレス乗り換えとリオガジェゴス乗り換えが考えられ、どちらも道は全舗装で、所要時間もほぼ同じ。
 リオガジェゴス乗り換えのメリットは、カラファテ・リオガジェゴス間のバスの本数が毎日4-5本と多いこと。ただし、リオガジェゴス・プンタレーナス間は週に6便しかなく、またリオガジェゴス発が朝なので乗り継ぎが難しい。
 プエルトナタレス乗り換えは、カラファテ・プエルトナタレスが週に10便+臨時便と本数が少ない上、ツーリストに大人気のルートで当日にチケットを買うのは臨時便以外は難しいが、プエルトナタレス→プンタレーナスは毎日10本以上走っている。
 料金は、リオガジェゴス経由が60ペソ+60ペソで約3000円、プエルトナタレス経由は60ペソ+4000~5000ペソ(チリの国内線は会社によって値段が違う)で2200~2400円。

 一日で行きたかったことと値段が安かったことからプエルトナタレス乗り換えを選んだが、前日でも朝のバスが買えず、購入は翌日午後の臨時便となった。16時出発で所要時間5時間のはずが、国境で時間がかかり、到着は22時、当然乗り継げずにプエルトナタレス1泊する羽目となった。
 チリ側入国での荷物チェックが厳しく時間がかかる。国境には両替所もATMもない。とりあえずの両替はカラファテの両替所かプエルトナタレスのATMで。プエルトナタレスのATMは3ヶ所あるが、着いた夜には1ヶ所しか稼動してなかった。そこには2台あったが、ツーリストは行列・・・。

1月、2月のバス@アルゼンチン

移動|17Feb2010|URL
 1月2月はアルゼンチンの夏休みシーズン。北端から南端までバスを利用したが、常にバスは満席だった。数日前に予約しようと思ってもフルだった事もママある。これで何度予定を変えさせられたことか・・・。なるべく早くに予定を確定し、バスチケットを購入すべし。

アルゼンチンからウルグアイへの道

移動|13Feb2010|URL
 船で越える道が3ルートとバスで越える橋が3ルートある。今回は陸路の真ん中、コロン→パイサンドゥーの国境を往復した。
 ここの国境は大都市間を結ぶ直行バスがなく、コンセプシオンデルウルグアイ→コロン→パイサンドゥーのバスが毎日3-4本あるのみ。バスに乗ってしまえば出入国ともバスに乗ったまま終わるので、ここの出入国は非常に楽だった。