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■足止め6日目・チリ人の家で日本人3人
YOMEちゃん(ブログ上のお名前です)、という彼女とは、奇遇というべき出会いを繰り返してきました。一人旅をしている日本人女性です。
最初に会ったと記憶しているのが、今年の1月29日(≫
こちら)。ボリビア-アルゼンチン国境の町から出るバスに乗って、道中、日記にも書いた「イヤーな検問」で、お金ほしさとおぼしき荷物検査を受けた日本人4人のうちの1人です。遅れて戦いが終了してバスに乗ってきた彼女に「大丈夫でしたか」と声をかけたら「ボディチェックまでされましたよ」という苦笑いの回答。私たちはそのバスをティルカラTilcaraで途中下車してしまったので、顔を合わせたのはそれっきりです。
先日エルチャルテンEl Chaltenでトレッキングを開始する直前(≫
こちら)、町中で、ビーサン履きの女性がこっちを見て「あ、国境の!?」と言いました。反射的にあづさが「ボディチェックの人!?」と答えると、私たちは互いをすぐ認識することができました。でも、私たちもトレッキング荷物担いでいるので、ちょこっと立ち話をしておしまいです。名前も聞いていません。
3度目から「超奇遇」の始まりでしょうか。場所は国が変わってチリです。プエルトナタレスPuerto NatalesからプンタアレーナスPunta Arenas行きのバスに乗る直前のことでした(≫
こちら)。私たちは、時間がちょっとぎりぎりになってしまったので、急いでバス乗り場へ向けて歩いていたときのこと。あづさの後ろを歩いていた和人がびっくり声を出すんですよ。建物の窓越しにカーテンの向こうからある女性と視線が合ったとのことで、それが、実にそのYOMEちゃんだったわけです。
びっくりだー。その宿のキッチンにいた彼女曰く、ふと窓の外を見たらあづさが見えた、ということだそうです。普通、キッチンにいてカーテン越しの窓の外見るか!? すごい低確率にヒットしてしまったね。また、南米大陸は広く自在に旅が出来るというのに、3回も会えるだなんてこともすごい低確率なこと。
時間がないとはいえ、少々YOMEちゃんと対談するくらいの時間的ゆとりは持っています。私たちはそこで初めて名前や連絡先を交換し、数分間、驚きの感想を語り合ったのでした。
更にびっくりしたのが、その後のことです。YOMEちゃんからメールで連絡が来て、・・・その中に一言・・・、「グアテマラでもお会いしていますよね?」と。
ああっ! あのとき!?(≫
多分こちら) グアテマラのアンティグアAntiguaでは始終 -それこそ1日18時間とかの勉強ペースで- スペイン語の勉強に徹していて、・・・日付感覚が薄いのですが、記憶ではもう私はかなり長いスペイン語文章と格闘できていた頃、8月も下旬だったように思います。宿のキッチンのテーブルで勉強していたとき、初めて会う日本人女性と挨拶をしたこと。彼女もスペイン語学校経験があり、互いの勉強について会話したのを覚えています。その女性は翌日別の町へ移動してしまいましたけど・・・。
ということは、今まで3回会っていたと思っていたYOMEちゃんとは、実に4度も会っていた。
そして、今日、5回目の対面です。
プンタアレーナスPunta Arenasは南米大陸最南端の町。
私たちはYOMEちゃんがプンタアレーナスを目指すことを先日の対談で知っていたので、今いるチリ人夫妻、イヴァンとカロリーナとの会話の中でそれを言ったんです。そうしたら彼らは「喜んでこの家に迎えたい」と言ってくれ、そうしてYOMEちゃんが登場した、というわけです。
5人での会話は楽しい。時々日本語での3人の会話にもなってしまうけれど、彼らはそれも受け入れてくれ、また、私たちが御礼にと作る料理をもみんなで楽しむことができました。イヴァンもカロリーナも英語教師です。普段から、語学学習途上学生の指導をしているからでしょう、私たちの稚拙な英語やスペイン語を「聞く努力」と「聞く力」を持っていることがとっても有り難い。彼らのそういう能力のおかげもあって、5人のコミュニケーションは問題なく進行していったと思います。
ありがとう、イヴァン、カロリーナ。YOMEちゃんも本当にありがとう!
ただ1つ恐ろしい事態が・・・。
夜、LAN航空ウェブサイトで、今週の全フライトスケジュール更新情報が発表されました。・・・でもそれには、私たちがウェイティングしている、3月6日のフォークランド行き便は、載っていませんでした・・・。
本日の旅
行動 :プンタアレーナス滞在、YOMEちゃん再会
朝食 :パン、レバーペースト、アボカド、紅茶、マンハール(アルゼンチンのドゥルセデレチェと同じもの)/イヴァンとカロリーナの家
昼食 :Carbonada(カルボナーダ、牛肉玉ねぎじゃがいも人参ほうれんそう米とうもろこしいろいろ角切りをオレガノ風味でシンプルに煮込んだもの)/イヴァンとカロリーナの家
夕食 :鶏とねぎの和風炊き込みご飯、もみのりとあさつき、チキンかきたまスープ、豚肉ピーマンねぎの炒め物、レタスサラダ、オニオンドレッシング/イヴァンとカロリーナの家
宿泊 :イヴァンとカロリーナの家
旅情報
1チリペソ=0.18円
*南米の最南端の町はどこ?
今いるプンタアレーナスは、南米大陸最南端の町。南米最南端の町はウソ情報ではアルゼンチンのウシュアイアUshuaiaと書かれたりしますが、正しくはチリのプエルトウィリアムスPuerto Williamsです。