バヌアツの首都、ポートビラの初日! 

(日本円から両替したら、1バツー=1.1円でした)


生まれて2度めの一人旅は、南の島バヌアツ共和国

成田出国は夜のフライトです。あまり好きじゃない成田空港第一ターミナルは暇で、
うな丼食べたり、ネットしたりという感じで時間をつぶし、エアカラン航空一番乗りチェックイン♪

フランス系航空会社に乗るのは初めてで、機内食の美味さに大感激。
パンはフランスパン、チーズが美味しい、メルローワイン(無料も嬉しい)が美味しい。

テリーヌが美味しい、ビーフがおいしい、ワイングラスはエコノミーでもガラス製\(^^)/



翌朝7時、予定より30分も早く、ニューカレドニアトントゥータ国際空港に到着しました♪
しかしバヌアツへの乗り継ぎは悪く、なんと9時間トランジット(これは人生最長・・・)です。
とほほ・・・

街が近かったり、電車があったり、ビーチが近かったりするなら足を伸ばして楽しめるんだけど、
帰路3泊するのに、往復5000円も払って50km離れた市街に出るのも、ナンなんで、
私は、9時間のトランジットを、空港と周辺のお散歩ですごすことにしました。


ニューカレドニアはニュージーランドから赤道よりに位置する国、
空港から外に出ると南国の緑の匂いが感じられました。
テレフォンカードを買って、帰路ニューカレドニアで連泊する『クエンドビーチリゾートホテル』に電話し
タヒチアンダンスショーつきランチを予約。

空港の外をお散歩すると緑と風が気持ちよいベンチを見つけたので、
バヌアツリーフレットを読みながらずーっと滞在していました。



荷物は全部でこれだけ。ちっちゃいでしょう♪♪
エチオピアと同じリュック1つですが、今回はヤスール火山撮影用に、
SLIKのごっついプロ用三脚がリュックの中で背骨のように入っています。
だから、一層余計なものは入っていない、という感じです♪

ちなみに、私の横には、こっそりニューカレドニアのビール「ナンバーワンビール」があります(笑)



*


16:40、定刻どおりヴァンエアーはバヌアツの首都ポートビラへ向けて離陸しました。


南の島~~~~♪

ワクワク♪o(^o^o)(o^o^)oワクワク♪

飛行機から見た南の島の写真。素敵でしょう~♪
雲の影が海面に映る様が大洋州へのいざないを感じさせ、理由なくこの光景が気に入っちゃって、
窓にへばりつくように、バヌアツの旅の始まりにワクワクしていました♪



17:30、ポートビラバウアフィールド国際空港に到着、
送迎に来てくれたのは、バヌアツでただ1人の日本人旅行会社スタッフの方で、
今回はタンナ島の前例のない手配などをお願いし、しかもそれを叶えてくれた恩人です。
18:30、今日から2泊するホテル『カイビティ・モーテル・ビレッジ』に到着。


私は旅行会社の人にこう言いました。
『さっそくですが、バヌアツに来た実感が沸くものが食べたいです』


おじさんは「その質問が一番難しいんですよねぇ」と言います。

(わがまま言ってばかりでスミマセン、笑)

そうして連れていってもらった先が、朝市(マルシェ)です。
朝市・・・とは言っても、24時間人がいる、そんなところですが、さすがに夜になると人も少ない。



夜のマルシェは暗いけれど、大音量の歌声が鳴り響いていました。

ここで、お店を出しているママさんの手料理を食べさせてもらえることになりました。
ここで旅行会社の人とお別れ。いよいよ『私のバヌアツの旅』が始まります。

*

バヌアツママさんが用意してくれたのは、イモの一種ヤムオクをふかして、
キャベツと干し肉と一緒にごった煮にして、薄く味をつけたもの。



本当は、ボリビアで首絞め強盗に遭った直後の旅で、しかも初めての国に夜に到着したために、
しかもこの薄暗い雰囲気と不特定多数の人が出入りする雰囲気に、相当ビビッています
非常に警戒心が高い中ですが、それでもうまいうまい!って言っちゃうくらい、美味しかった。
中央の写真のように、ママンの優しさもすごく伝わって、ほっとしはじめています。

ヤムオクは山芋とさつまいもの中間みたいなもので、ほくほくねっとり、美味しい食材でした。
おかわりもいただいて、200バツー(220円)。
私のバヌアツの旅のスタートにふさわしい、そんなバヌアツママンの家庭の味でした♪




マルシェの隣のスーパーマーケットで明日の水と『タスカービール』を買い、次の店へ。

「バヌアツに来たなら、バヌアツ牛を食べなくちゃ♪」

と思っていたので、マルシェに近いレストラン「チャーディーズハーバーサイド」に行きました。
ボリビアの首絞め強盗のせいで『夜+1人歩き+歩道=首絞め強盗』みたいな図式が
頭の中に出来上がってしまっていて、 ホントにビクビクしていました、ワタシ。



こんな、夜道(TT)
黒い人は暗闇で見えないから、ビビル・・・

でもバヌアツはすごく平和な国です。道行く人、全員が、すれちがうたびに『ハロー』って言ってくれるんです。
私の今までの旅では、夜歩いているとギロリと観察され、見られているような感じが各地であったのに、
バヌアツではそれがないんです。道ですれ違う人も、本当に平和に歩いています。
私を観察したり、目で追ったりする人がいない、しかも全員がハローと言って通り過ぎてくれる・・・

なんて平和なところなんでしょう!
(しかも首都なのに、ですよ!)

それでも私は、ビビリモード全開、急ぎ足で車道を歩き、お店に駆け込みました(^^ゞ


さて、バヌアツ牛のカルパッチョ♪とタスカービール、パンがついて1350バツー(1485円)。



「バヌアツに来たらバヌアツ牛を食べなくちゃ☆」って思っていたのに、いざ盛りだくさんの生肉・・・
気温の高い南の島で生肉スライスがどどーんと出てきたときには、一瞬ならず、かなり長い間、
「この肉は大丈夫なのだろうか・・・」と悩んでしまいます。
あとで薬を飲むことにして(真剣)、バヌアツ牛のカルパッチョをいただきました。
お肉は、美味しい半分、コワゴワ半分。
味だけで言えばとっても美味しいけど、どうかお腹壊しませんように(^^ゞ

さてここからホテルへは、バヌアツならではのミニバスに乗ろうと思います♪




仕組みは
「手を挙げ、バスを止め、乗り、行き先を言い、
降りるときに一律料金100バツー(110円)を渡す」

つまり、乗り合いの定額タクシーみたいなものなのです。
目的地まで連れて行ってくれてこの値段は、安いよね(*^-^*)
言ったところにきちんと連れて行ってくれるし、ミニバスの中には地元の人も乗っているし、
楽しいんです。

私は宿の隣に建つ『メラネシアンホテル』に行ってもらいました。
ここで両替をして(日本円から替えられます)、さーてさて、まだまだ夜は10時前。

現地伝統の飲料「カバ」を飲ませてくれるローカルなカババーへ行きましょう。
フロントの人に、一番近いところにあるカババーの地図を描いてもらいました。
まだまだビビリモード満載ですが、コワゴワ歩いて5~10分くらい?



冗談でもなく写真の加工でもなく、こんなに暗い道を歩き続けます(ビビル気持ち分かるでしょう?)
左のポチ灯りが歩行者のもので、上のポチ灯りが・・・



小さな緑の電球。

この緑電球こそカババーの看板なのです

この看板から敷地内に入り、・・・・・更に100mも歩くんかい!!と思うほど不気味な小道を歩き続け、



こーんな風景が浮かび上がってきます(^^;;;;;;

バーには黒い肌の人達が実はたくさんいました。ときたまの目と歯しか見えないんですよ(^^;


さてさて私も、南の島の伝統飲料「カバ」を飲んでみましょう。
色は「白濁した泥水」という感じ。

(写真はフラッシュ撮影していますが、フラッシュたかないと何も色は分かりません、笑)

小さなお椀サイズで50バツー(55円)

「水っぽくて草くさくて苦い」

・・・飲むと舌と喉が麻痺してきます。
もっと飲むと脳が麻痺してきます。

「コカイン飲んだらこんな味としびれ方なんだろうな・・・ヤバイゾコレハ」

舌がしびれ、喉がしびれ、冗談抜きに脳がしびれ・・・






うほー v( ̄▽ ̄*






最初はね、真っ暗でどこに誰がいるのかも把握できない恐怖の中、
心拍数を高めてカバを飲んでいたんですけど、
飲むと脳が麻痺して恐怖感はなくなってしまうんですよね(笑)



ちなみに、フラッシュを弱めにたいて撮った写真がこれ。
(画像の加工もしています)

みなさんカバをたしなんでいます~。

ちなみにカバは、例えば会社員が大事な会議の前に飲んで気分を落ち着かせたりするなど、
バヌアツではごく気軽に飲まれているものなのだそうです。

(また諸外国では医薬品認可を受けていますが、日本では医薬品ではありません)

バヌアツの大人が気軽にたしなむカバ
この写真の左には、近所のおばちゃんたちの井戸端会議もありました(笑)



これをやっと飲んだ後、私はやや気持ちよい気分の中、再びミニバスに乗り、
宿に戻って洗濯をして、不思議な心持ちのまま就寝しました。


*

さてこのように、バヌアツ到着初日からコンク(濃厚)な私の旅。
明日は、もっともっと私らしく、バヌアツの首都があるこのエファテ島を広々と楽しもうと思います♪


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