バヌアツ旅行記
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●●●● バヌアツ離島で秘境三昧 ●●●●
昨日はバヌアツの離島タンナ島に来て、伝統生活に触れ、伝統的な踊りの輪に入ったりと、
稀有な時間をすごすことができました。
今日はタンナ島2日目。
昨夜寝る前に、バンガロウオーナーに「温泉に行きたい」とリクエストは出しておいたのですが・・・
果たしてどうなるやら・・・。
*
朝7:30起床。寒い((((((-_-;;)))))ブルッ
ベッド脇の窓からはジャングル風景 私が泊まったキャビンはこんな感じ
風が吹くと緑がこすれて、「バラバラ」と大粒の雨が降っているような音がします。
朝食のメインディッシュは、ヤムオクのフライ。
伝統的なイモの1種をほくほくゆでてつぶして成型して揚げて塩味をつけたもの。
私が自分の旅歴で食べた朝食の中でも、きっと上位に入るほどの美味しさでしたよ♪
*
9:00 宿の少年ガイドが「出発だよ」って言うので、とぼとぼと徒歩でついていきました。
温泉の前に、昨日とは違う村で違う伝統踊りを見せてもらえるのだそう♪わくわく♪
昨日見た伝統の踊りは、男性の踊り、女性の祈りの踊りの2種類でした。
今日の踊りは、別の村に伝わる、男女混成のボイスダンスなのだそうです。
ものすごい大きな声で、男性が歌声を響かせます。
表情がとってもよいです。
女性は、甲高い声をあげて、男性の円陣の外でピョンピョンと飛び跳ねています。
絵葉書になりそうな一枚o(^-^)o
もちろん、私もカスタムダンスの輪に混ぜてもらいました。
小さな少女の踊りを真似て、男女の声に動きを合わせて…♪
踊りが終わると、汗もいっぱいかいています(^^;) 気持ちいい♪
最後は、精霊がやどるようなバーニャの木の下で、
みんなで記念撮影しました。
隣のおにーさんと同じポーズ(*^.^*)
*
10:00、この村を出たあとは、
いよいよ念願の温泉です
私はこの時点で、水着を着て、足元はビーチサンダルです。
「歩いていくよ」って少年ガイドが言うので一緒に歩いていきますが・・・
ずっと歩きました。
こんなジャングルウォーク、ずっと歩きました。
30分歩きました。ビーチサンダルなので、結構足が疲れてきた(ーー
少年に「ねえ、まだ~?」って聞くと、
「あと1時間くらいかな」ですって。ナニー(▼▼)!!
仕方ない。ジャングルウォークと思って、歩きましょう。
でも合計1時間ほど歩いたとき・・・6kmくらい歩いたのかな。
もう、疲れちゃって、歩きたくない気分がいっぱいに(^^;;
そのとき、ちょうど一台の軽トラックが通りがかったので、
私は、すかさず、ヒッチハイクをお願いしました。
歩いて残り30分の距離を、200バツー(220円)で連れて行ってもらえることになりました。
人生の旅歴で始めてのヒッチは、バヌアツになりました。
コワゴワ荷台に乗せてもらって、目的地『ポートレゾリューション』まで行きました。
*
11:15 タンナ島の温泉地『ポートレゾリューション』に着きました。
ヨットなどがぽつぽつと見られる、海です。
もちろん温泉施設などは期待しておらず、私は荒々しくお湯が出るだけのものを想像しています。
うーん、温泉はどこかな~
その辺にいたおにーちゃんに話を聞くと、どうやら、ずーっと先とのこと。
おにーちゃんに、「温泉行きたい」と言うと、
どこからともなくやってきたのは・・・
↓これ↓
「・・・・・・・」(絶句中)
「・・・・・・・・・・・・・・・」(滝汗)
人 生 最 大 の ピ ー ン チ !
・・・・って一瞬マジで思いましたね。
だってですよ、海は波がありますよ。
片側に浮きしかない構造で、万一転覆したらどーなるの!?
しかもカヌーの幅が、人体の幅より狭いのですよ(^^;;;;
私はデジカムにこう吹き残しています。
「私は転覆してもいい、海に落ちてもいい、だけど
背負っている大量の機材は海に落ちたらイヤ~」って(TT)
おにーさんは、「sit、sit」(座って座って)としきりに言います(TT)
カヌーの中、浸水してるんですけど(TT)
じたばたして、そのうち挙動を失う私。
この伝統カヌーは、びびりんぼ満載の私の乗せて、
十数分かけて温泉ポイントまでなんとか無事にたどり着きました…。
あとから聞いた話ですが、この構造のカヌーはアウトリガーと呼ばれるもので、
安定性は良いものなのだとか…私は未だ懐疑もちですが…だって怖かったんだもん(><#)
*
岩肌からは100℃の熱湯が噴き出しています。
その熱湯が海に落ちると、海は汽水の、ちょうどいい湯温になります。
本当、宿から歩きとヒッチトラックでたどりついて、
さらにあんな伝統カヌーに乗らないとたどり着けないなんて、
秘境温泉、と呼びたくなるような、とびきりの隠れ家を見つけた気分です♪
やっぱり温泉はよいよねo(^ヮ^)o
さらに、熱湯噴出し口の風下は、蒸気がサウナのようです。
水着姿は恥ずかしいのでちっちゃい写真ですが、
アツアツの蒸気を浴びて・・・海温泉よりもこの天然サウナのほうが気持ちよかったなぁ♪
*
秘境温泉&サウナをたーっくさん楽しんだ私は、またコワゴワとカヌーに乗って岸に戻りました。
そうすると、おにーさんが、お昼ごはんを用意していてくれました♪
左から
ヤムイモをゆでたものに塩味のココナツミルクをかけたもの(絶品)
パパイヤ(タンナ島ではポポと呼びます)や野菜各種
塩、そして、ココナツクラブ(ヤシガニ、ウマイ)です♪
食後は、ココナツジュースを。
ココナツの実の内部にたまっているジュースを飲むのですが、
青臭い真水といった味でした。
白くも甘くもないんですよね。初体験!
このお昼は、一人でこれだけ食べさせてもらえて、しかも500バツー(550円)。最高♪
温泉&カヌー料400バツー(440円)と一緒に支払いました。
*
さて、少年ガイドは、14:00には迎えの車が来ているはずだというので、
ビーチから来た道を戻るように歩きました。
車はいません。
少年は「電話をかけにいくからあの丘を登ろう」と言います。
えーこっちはビーチサンダルなのに~とぶつぶつ。
丘を登ったところのロッジの電話は故障中。
少年は「電話をかけに隣の村まで歩こう」と言います。
えーこっちは丘も登ってるのにまた~?とぶつぶつ。
そこからブチ切れモード(笑)の私は、
ぶつぶつ言いながら、強い南国の陽射しのもと、少年と一緒に、長いこと歩き続けました。
なんだかきれいに整備された村に着きました。
地図を見ても、ポートレゾリューション(さっきの秘境温泉地)自体がタンナ島のヘンピなところなので、
こんなに整備された村があるのは意外です。
ひょっとして、私は、バヌアツの異宗教の村「ジョンフラムカーゴカルト」に迷い込んだのでしょうか。
情報分かる方は、ぜひお寄せくださると嬉しいです(uu)
でね、ここの電話も故障中(苦笑)
少年ガイドは「じゃあ歩いて戻ろう」と言うのですが・・・
今ね、もう3時なんです。本当なら2時に迎えの車が来て、3時には宿に戻って、
4時にはヤスール火山へ向けて出発する予定だったんです。
なのに今がもう3時なのに、ここから2時間かけて歩いたのでは、
私はヤスール火山を見ることができないじゃない(ノ_<)エーン
怒り爆発に近い私は、少年に「この村の車ヒッチハイクして」と、強気のお願いに出ていました(笑)
でもって、20分くらい待って、この村にやってきたトラックをヒッチすること成功。
ただし、途中まで、という約束つきです。
途中何もないところで降ろされた私は、「あと30分で宿に着かなければ」と、執念で宿に向かって歩きます。
そうして、対面からやってくるトラックを発見!!
トラックに「お願い、私のために引き返して!
お願い、私をJungle Oasis Bangalowに連れて行って」と引き下がらず交渉。
時間かかりましたが、私も引き下がらず、そして交渉は成立。
本日3つめのヒッチトラックは、300バツー(330円)でした。
引き返すために方向転換してくれる恩人トラック(uu。
私はこのトラックの荷台に乗り、16:10、宿に戻ることができました。
*
さて、10分遅れになっちゃったけれど、トイレも行く間もなく、宿の車でヤスール火山に向けて出発!
宿に泊まっているオーストラリア人男性4人と一緒に車に乗りました。
昨日は雨が降ったりして、まったく炎のカケラも見られなかったけれど、
今日のお天気は期待できそうですよ~(*^.^*)
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車で来るのは火山のふもとまで。 ここから軽い登山が始まります。 |
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ヤスール火山はツインボルケーノです。 噴火口が2つあります。 |
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ここは観光客が火口に 世界で一番近づけるところ。 こーんなに近いんですよ! |
昨日はね、2つの火口が両方活動していました。
でもラッキーなことに、今日は左側の火口だけが活動していました。
左右両方噴火すると、三脚が自由雲台つきとはいえ、噴火してからカメラの向きを変えなければならず、
シャッターチャンスを逃してしまいます。
ホント、今日はラッキーでした♪
世界で最も火口に近づける活火山、ヤスール。
3、4分に一度、けたたましい音をあげて、熱い溶岩が噴き出します。
美しい様子、荒々しい様子・・・言葉が出てきません。むしろ涙がでてくるほど。
更に、1時間に1回くらいは、大轟音と共にエクセレントな噴火が見られます。
これが、ずっと空高く噴き上げられるのだから、まさに地球が生きていることを実感!
こんな旅、人生に何度もあるもんじゃない・・・
本当、来て良かったなぁ~~~(;;)
私は、「ううううう~~~こわいよう~~~~すごすぎるよう~~~~」と感想を残しています。
18:30、雨が降ってくるまで、この素晴らしい地球のショーに、
来ている観光客10人くらいは全員がしきりにシャッターを切りながら、釘付けになっていました。
*
私が泊まる「Jungle Oasis Bangalow」は、ヤスール火山に一番近い宿です。
下山して、車で15分くらいかな?で宿に戻れます。
(他の宿だと空港に近い分火山からは車で2時間かかります)
宿に戻って、私はオーストラリア人4人組と晩御飯を同席させてもらえました。
彼らが持ってきたウィスキーのコーラ割をごちそうになりながら、
オーナーの作るタンナ島の美味しい野菜をたっぷり使った美味しいごはんを食べながら、
今日のエクセレントな火山の感想をみんなで興奮気味に語り合いながら・・・。
古代の人々の伝統、秘境温泉、素晴らしきヤスール火山、
本当、バヌアツに来て良かった・・・♪
私は部屋に戻って日記を書いたあと、ベッドに横になり、
ヤスール火山の轟音を聞きながら、眠りました。
明日はバヌアツ本島に寄ったあと、いよいよ出国、そしてニューカレドニアへ向かいます!