●●●●　さあ、私の旅はいよいよ北朝鮮・・・！　●●●●





これが、中国の地方都市瀋陽と、北朝鮮の首都平壌（ピョンヤン）をつなぐ、
高麗航空のエアチケットです。

瀋陽空港の中でも、高麗航空カウンターは、隔離されたところにある・・・
・・・ような気がするのは気のせいでしょうか？

とにかく見つけにくいったら！チェックインから北朝鮮入国に困難な模様。
荷物検査のときも、怪しそうなものがあったらジェスチャーで「これ今口に入れろ」という指示を受け、
初めての体験に、コワーと、ちょっとビビル私。





１５：００、高麗航空ＪＳ１５６は、北朝鮮へ向けて無事に離陸。

　

機内はこんなかんじです。

きれーなおねーちゃん(*^-^*)がドリンクサービスしてくれます♪
私はビールをもらいました。









うっわーーーーーーーー(・・*)



これが、着陸直前に、左側の窓から見えた農村風景です。

北朝鮮旅行では一般の人の生活の姿は見られないと思っていただけに、
こうして人々がゆるりと暮らし歩む光景が見られ、
かなりこの衝撃にはノックアウトされました。

感動大きかったなあー…♪


結構期待できます！北朝鮮の旅！o(^o^)o











空港内はこんなかんじです。
駅や空港など、主要建造物には、常に金日成（キムイルソン）前主席の肖像画が掲げられています。




まあ、普通の国際空港って感じです。



金日成（キムイルソン）について

朝鮮民主主義共和国（北朝鮮）の初代主席。
抗日家でもあった。
祖国解放、主体（チュチェ）思想創始、朝鮮労働党創立等、
死去まで一貫して最高指導者の地位にあった。
北朝鮮では現在も｢偉大な指導者｣と崇拝されている。

現主席金正日（キムジョンイル）は実子にあたる。





えへへ、バスの中から写真撮ってまーす♪
「北朝鮮に来たー」っていうだけで、異様に写真を撮り残したくなるんですよね。
しかも到着早々なので、かなり北朝鮮ボルテージが上がっています。


そのへんの中国人たちも写真パシパシ撮ってるのでやや安心！？(^^)v









入国審査。大行列！
しかも空港の中、暗いし。



荷物を結構大胆に開けさせられます。

でも、想像していたほどの「つぶさな荷物チェック」という感じはありませんでした。





さて、入国審査が済んだら私の北朝鮮の旅を案内してくれるガイドさんたちを探します。。。





でも、他の人がみんな待ち合わせに成功しているのに、私だけポツーン（；；）
仕方なく、旅行会社のロゴが入った封筒を持ち、高いところに掲げて、泣きそうになりながら数分・・・





「○○さん、○○さんですね。いやー、まさかこういうおねーさんがいらっしゃるとは…」






なるほど。
このページに一番下の写真と同じ、鮮やかな色のドレス風ツーピースを着ているのですが、
そういうスタイルで１人で北朝鮮に入国した人が意外だったらしく、
自分が担当しているお客と思わずに声をかけずじまいだった、とのことです。






＊

さてさて♪

旅行会社のガイドのリーさん、国の職員のコウさん、そしてドライバーのキムさんと共に、平壌市内に出ます。



右側通行、左ハンドル。

道は広くてきれいなの♪
夕刻なので家路に帰る人々が
車窓から見えます。

写真撮影やビデオ撮りもＯＫ
（初日なので、没収されないかと
ドキドキしましたが…）
晩ごはん～♪

コウさんは、日本人としか思えないほど日本語が上手で、ほんと日本人としか思えないほど、違和感ゼロ！です。

美味しい北朝鮮焼酎で乾杯を！
一品料理がいーっぱい並びます♪
カステラ、パン２種、サンドイッチ、きゅうりと鶏の和え物、イカのコチュジャン和え、鶏と根菜の煮物、豚の唐揚げの辛子和え、カレイのフライ、北朝鮮風スキヤキ、北朝鮮米ごはん、水キムチ、焼酎、ビール

韓国旅行を思い出す味付けですが、
韓国ごはんより美味しいんですよ♪
スキヤキ、美味しかったなーー♪
お酒はこういう感じの中から選べます。

大ビンで１本１００円（日本円払い）
安いねっ♪

焼酎２本を日本へのお土産に
買って帰りました♪








ごはんが終わって、お腹いっぱい♪
北朝鮮は３８度線で分断される前は韓国と同じ国でした。
キムチの味、調味料の味、基本的な味付け・・・根付くものが韓国と同じなわけです。

でも、高度発展を遂げている韓国の料理とは違い、
素材の味が生きている、素朴な田舎料理という感じがします。

日本でいえば、東京のレストランで食べる料理と地方の旅館で食べる料理、の違いみたいな感じかな。



北朝鮮の中で採れた食べ物を、素朴に調理してくれる様子は、
私は、食べていて嬉しく感じました。

平壌は日本の東北地方と同じ緯度なので、
食べ物が美味しいのも、うなずけるわぁ。



*


本日宿泊のホテルに行き、明日からの平壌観光の打ち合わせをします。



北朝鮮渡航にあたっては、日本で旅行会社とやりとりをして決めた日程表に基づいて行動します。
その日程表により、北朝鮮から査証が降りるためです。


・・・という事前情報だったのに・・・






ホテルについた瞬間

「あづささん」

「明日からどこを見て回りたいですか？」



ほへーーー（°°


意外な質問に、私がびっくり！！



でもこれはチャンスです。

「温泉行きたい！」「あと１日ないと無理です」
「民族博物館を朝鮮戦争博物館に変えてほしいな」「いいですよ、そうしましょう」
「金日成主席の像はいつ行くの？」「明日の午前の予定ですね」
「じゃあ午前と夜で２度行ってください」「なるほどライトアップ見るんですね」
「本屋行きたいです」「じゃあお昼ごはんの前に行きましょうか」
「スーパー行きたいです」「明日でも明後日でもいいですが、明日行った方が楽しいですかね」
「エステかマッサージ行きたいんですけど♪」「このホテルの中にあるから早速今夜からどうぞ」


・・・とまあ、こんな感じで、北朝鮮到着初日に、いろいろと、行動の詳細が打ち合わせできるのです。


私は１人旅だったので、マックスにわがままが聞いてもらえたはず。


そう、つまり、北朝鮮の旅行を成功させる秘訣は
日本にいるときから北朝鮮で何を見たいかを、細かくイメージしていくことだと思いました。
そして人数が少なければよりそのイメージが叶えられる、ということになります。







もちろん、私が提示した意見を、実際の所要時間や開館時間などを踏まえて、
日程表を即座に完璧なものにしてくれます。








*

さて、打ち合わせも終了しました♪

もう夜。


ガイドさんたちも同じホテルに宿泊しますが、宿泊するフロアは別です。
私はガイドさんにおやすみなさいを言って部屋に入り、ホテル内を散策することにしました♪



おそらく、北朝鮮のホテル内がどんなものか興味がある人もいるかも…と思って、写真いっぱい撮ってます(^^ゞ



ホテル内冷麺ショップ

ただいま営業時間外
夜らしく、カラオケルームがオープン
ボーリング場
プールバー
パチンコルーム

（この雰囲気が絶好～）


ほかにも、館内には、プールやシューズリペアサービス、美容院などがありました。
コンビニ程度の品揃えのショップもあり、ストッキングなども売っています。

伝線用に予備いっぱい持ってきちゃったんだけど、ここに売っているって知ってれば・・・（ぶつぶつ）








さて、私のお目当ては

もちろん、北朝鮮式マッサージ♪♪♪


綺麗な北朝鮮美人さんに１時間のフルボディマッサージ♪

嬉しいですね～～。




１時間２５ユーロ（３７５０円）です。


何故北朝鮮でユーロ？って感じですが、
北朝鮮では、外国人の旅行者の支払いは、全部ユーロ建てなのです。
後日、アイスクリームを買うときも本を買うときもぜーんぶユーロ建て。

日本円でも支払えますが、いったんユーロ価格を日本円に再計算するのでちょっと損するんですよね。
ヨーロッパに行った人にお土産（？）にもらった７５ユーロ（１１２５０円）が自宅にあったので
これを持ってくるべきだった～～～～～～と、相当後悔しました。






マッサージ台とマッサージクリーム。


平壌式マッサージですが、日本人が言うマッサージのイメージにとても近いです。
ほぐし系、という感じです。
北朝鮮美人の温かい手のひらいっぱい、やわらかいマッサージでした♪



*



ホテルからは単独では絶対に出られないと思っていましたが・・・
ガイドさんに「ホテルの前お散歩していいですか？」と聞いたら、「いいですよ」ですって。



なので私は、カメラを持って外に出ました。

ウォーキングをしている女性がいたので、一応監視人さんなんでしょうね～。
でも、蛇が出るときゃっきゃっとかわいく驚いていたりして、監視人さん可愛いのなんのって♪








空を見上げました。




霞がかる空気の中
星は明るい恒星しか見えません。

私ね、もし今後も会社員を続けていたとしても、
短期で何十万円も使う旅は、北朝鮮が最後と思っていました。
それだけ、行ける範囲で行きたいところに行ってしまったんです。



こういうスタイルの旅は、この北朝鮮の旅を終えてしまうと
どこに行っても、これを越えられないだろうなと、
そんなことを考えながら、やっと北朝鮮に来れたことに感慨深くなりながら、
低い塀に腰掛けて、夜空をずっと見ていました。








*



ホテルの最上階には、バーがありました。




イギリス人とスイス人。同席させてもらっちゃった(*^.^*)

北朝鮮は日本やイスラエル、アメリカなど、一部の国とは国交がありませんが、
１６０ヶ国くらいの国とは普通に外交しており、観光客もバンバン入ってきます。

ここには外国のお酒がいっぱい！



ハイネケンをごちそうになりました♪

そして、みんなが飲んだことがないという日本のビールを
「I regard this beer as delicious.（これは美味しいっすよ～）」と
アサヒスーパードライを、みんなにご馳走しました(^^*

わいわいと、楽しい会話で過ごせて、北朝鮮の初日終了です♪




明日は、平壌をめいっぱい観光しますよー♪



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