歩くこと


2人の旅では、いっぱいいっぱい歩きます。1日10km以上歩くことも、いっぱいあります。

歩いてこそ、素晴らしい風景や光景、素敵な出会いと体験に出会えることを実感しています。

例えば…

中国トルファン近郊のアイデンコの村で、いっぱい歩いたあとに帰りの車が通る十字路に来たにも関わらず、村の端まで歩いてみようということになった。そうしたら、漢民族のエリアを外れてウイグル族のエリアに入り、アリアちゃんの家に招かれて、ありえないくらいの素晴らしい時間を過ごせることになった。

オーランドでは、首都マリエハムンに入って、マリエハムンから次の国に移動するルートも検討していた。けれど、1日10km、2日で20kmを歩く覚悟で離島から入ったからこそ、無数の島からなるオーランドを、島から島へとてんてんてんとする、それこそオーランドらしいスタイルで旅をすることができた。歩く覚悟がなければこの旅はなかったと思う。

リトアニアの首都ヴィリニュス、ラトビアの首都リガ、エストニアの首都タリン、バルト3国は首都がそのまま世界遺産になっている。だから、歩く。小さな路地には素敵な風景が広がるし、狭い道になるほど中世建造物が視界にいっぱい入ってくる。素敵な街は、それこそいっぱい歩いたほうがいい。

フィンランドで、バスも通らない世界遺産に行くことになった。全荷物を背負って1日10km歩くことは、かなりしんどいことだけど、その姿を見てくれたからこそ、村のおじさんは翌日から2泊3日、私達を家族の一員にと招いてくれることになった。

 …歩くことは、確かに疲労も伴うことだけれども、歩くことで旅が広がるのも事実。これからも、疲労とのバランスを考慮しながら、いっぱい歩こうと思う。



和人:1日10キロは序の口、慣れて来たら毎日20キロは最低限でよろしくね・)v
あづさ:ハ、ハ、ハーイv(・
19Jul2007