テントを持つ旅


今回の世界旅では、テント持参であることが特徴の1つとなっています。欠点は、もちろんプラス数kgの重量とセキュリティー面の不安などがあるけれど、利点もいっぱいあります。

例えば…

宿がない地域に行ける。
民家から離れていれば自由にテントを張ってよい国も多く、それならば宿の有無に拘わらず旅をすることができる。行きたい場所があるけれど宿がないとか、宿がいっぱいだったとか、そういった不安が格段に減るのは、実はテント旅の最大の利点である。

宿代を抑えられる。
宿が高い地域でも、キャンプサイトならその数分の1の価格で泊まることができる。野テントならタダになるわけだから、長期旅行でなら100万円単位の節約というのも机上の空論ではない。

その土地の食に多く出会える。
テント→自炊→地元のスーパーマーケットや市場、という図式。スーパーに買い物に来ている主婦のおばさんに、その国のポピュラーな料理や伝統料理を尋ねると、みんな喜んで教えてくれる。なおこの楽しみはキッチンつき宿(ドミトリー等)でも十分味わえるし、テント泊だって美味しいレストランに入ることもできるから、テント特有の楽しさというわけではないけどね。

人との交流とプライベートとのバランスがよい。
大人数部屋のドミトリー泊だと諸外国からの旅行者との交流がある分、プライベート性がない。ホテル泊だと他の人との交流はない。テント泊は、共用キッチンやテーブルスペースなどで地元の人や旅行者との交流もありながらも、テントの中は完全プライベートスペース。


でも大きな利点は、何にも代えられない『楽しさ』です。
2人でテントの場所を決める楽しさや、
水を汲んだり火を起こしたり、一緒に自炊する楽しさ、
いつも近くにいられる仲良しさ。
24Jul2007