4年3ヶ月に渡った「2人の世界旅」の記録を元に選んだ10選
旅のハイライト by 和人
旅のハイライトをピックアップ、並びは訪問順
- 人類居住最北の地
- 最果て好きです。昔から最果ての地として一番行きたかった場所がここ ロングイェールビーン。ここより北で人類がいるのは基地のみ! なので、最北の民家探しをした。北端は道路が東西で、民家が道から奥なので最北民家確定は難しかったがたぶんこれ。観光的にも魅力の多い島なので訪れる人は多いが、こんなことをしてる人はほとんどいないでしょう。実は20年ほど前に最南の地でも最南の民家探しをしたことがあります。
- 森の民ピグミー
- 長年続く内戦で、研究者も入らなくなったコンゴ民主奥地の森。反政府勢力の潜む森でもあるので行けると思っていなかったが、安全な場所を知っているという地元の人に連れて行ってもらえることになった。しかし、目的地の数十キロ手前で反政府側の検問があり、先へ進めず。そこに現れたのが近くの森に住むピグミー。森の中を今も移動する伝統的ピグミーだったので、この後も村にたどり着くまで大変だったが、苦労した分感動も大きかった。ピグミー村訪問
- 豪華客船でしか行けない絶海の孤島
- セントヘレナの本島には船でしか行けないのに、その船が月に1度くらいしかなく、満室で埋まる・・・。メールで問い合わせても全然返信が来ないまま出港地の事務所まで行って、申し込めたのは2か月先の船。その後も故障による急なドッグ入りなどあり、出発日も出発国も変わりと出るまでは大変でした。苦労した甲斐あって船は最高! それよりも何よりもセントヘレナが良かった。本気でここへ移住したい。
- 未知なる道
- 2008年の時点では独立も確定していなかった南スーダン。援助関係者の訪問記録しかまだなく、宿はテントでも1泊100ドルとか外出はガードマンとなどという話を読み、訪問はあきらめていた。ウガンダのカンパラで直行バスの宣伝を見つけ、話を聞きに行くと、ビザは国境で取れるし、首都ジュバの治安も問題ないという。この時は時間がなかったので行けなかったが、4ヶ月後改めて道を探る。そして、ジュバ訪問を果たしたが、実は未知なる道のスタートはそこから。秘境で知られるエチオピア南西部のオモラテまで出た時に、やっと外界と繋がったーって思ったほどの場所を通ってきました。
- 巨大地震に阻まれかけたペンギンの楽園訪問
- フォークランド諸島へのフライト当日朝にチリ大地震が発生。出発空港であるプンタレーナスでは地震の揺れも感じなかったが、フライト関連の電話はどこも繋がらず。空港まで行くもやはりフライトキャンセル。いつ飛ぶのかの情報も一切得られないままで足留めを食った。その後のひどい対応に憤り、一旦は訪問を諦めた。しかし、最終的には1週間後の予約を得、訪問できたのだった。
- 世界1アクセス困難な国
- 今でこそ年に数回の定期船が運航を始めたが、当時はヨットが年に数回訪れていたのみのピトケアン諸島。乗り合いヨットは海の荒れない夏場のみで、年に数回、一回に8人しか乗れない。この船の存在を知った時には2年先まで予約が埋まっており、今回の旅で行くのは無理だと思っていた。しかし、諦めず、定期的にウェブサイトをチェックしていたら、キャンセルが出て、行けることに。こういう島は外界からの訪問を大歓迎してくれる。苦労をし、お金もかかったが本当に行って良かった。
- 時間がないと行けない島国
- ピトケアンと並び、船でないといけない国がトケラウ。こちらは月に3-4本の船があるので、ピトケアンよりはずっと行きやすい。ただし、ほとんどの航海は乗客定員8人の小船。地元民最優先で予約していても旅行者は乗せてもらえないことがある。しかも、スケジュール変更は絶え間ない。予約を入れ、出発のサモアに着いてからも何度変更があったことか・・・。サモアに入って出るまでに3週間以上取っていたのに、船は遅れに遅れ、最後はギリギリの日程となってしまった。でも今回のスケジュール変更は大きなカンファレンスがあったため、おかげで色々なものが見れ楽しかった。
- 世界のすべての国の訪問達成!
- オーストラリア領のココス諸島で世界のすべての国(住民のいる非独立地域を含む)の訪問を達成。こだわっていた訳ではないが、やはりここまでできるとうれしい限り。特に何がある訳でもないが、離島も楽しく、思い出の地となりました。
- 幸せ度 No.1
- 伝統文化の色濃く残る大好きなブータン。幸せ度 No.1 の自称も納得の地。ここで不本意ながら海外で初入院となる。非常に苦しかったが、あづさとドクター、そして何といっても現地でドライバーをしてくれた縁のソナム氏の優しさに救われた。もうしたくないけど、入院は貴重な体験でした。
- 安全に行ける紛争国の秘境
- アフガニスタンも大好きな国の一つ。しかし、今年に入ってからの情勢は悪化の一途で、うーん。前回は入れなかったワハン回廊が最近は安全に訪問できることを聞いてはいたが、入っている記録はトレッキングツアーのものばかり。行ける場所で一番大きな町であるイシュコシムをグーグルアースで見ても建物がポツポツあるだけ。トレッキングする時間も装備もない以上、町もないなら、安全な時に出直すべきと考えたが、それでも行きたいというあづさの希望に折れて訪問。中心部が思ったよりもずっと大きく、バザールになっているのを見てホッとし、嬉しかった。ちなみに今グーグルアースを確認したら解像度が上がっていてバザールがあることが普通に見えた。