☆もちものコラム☆

痛 み 止 め に つ い て

「痛み止め」ってヒトコトで言えないほど、痛みの原因はいろいろ。

旅人レベルで分けてみると、歯痛、頭痛、生理痛、腹痛、そのほかの痛み。原因があればそれを治すのが一番(虫歯の歯痛などは虫歯を治す)。頭痛や生理痛には、「NSAIDs(エヌセイズ)」と略される薬が良い。薬局で手に入るものだとアスピリンやイブプロフェンといった成分、日本で病院の処方箋でもらう薬だとポンタールやロキソニン、ボルタレンといった商品名。これらは「痛み助長物質(プロスタグランジンE)」の産生を抑える働きがあります。“産生を抑える”ということは“出来たものを減らす”とは違うので、痛みの初期の服用をこころがける薬です。

もし頭痛が頭の片側に偏って痛い場合、いわゆる片頭痛かも。ズーン型ではなくズキズキ型頭痛ならばその可能性がより高い。そしたら病院に行ってもらう薬でないとなかなか効かないかも。商品名「イミグラン」(成分名スマトリプタン)などの薬が有効です。

腹痛の場合、腸が過剰に動きすぎて過剰に収縮していることがあります。「キューーー」とした痛みには、頭痛や生理痛の薬とはまったく違う薬が有効になるので、商品名「ブスコパン」(成分名ブチルスコポラミン)のような、腸の動きをゆるやかにする薬が有効です。日本でなら薬局で処方箋なしで手に入ります。