エチオピア南部の街、ジンカ到着 

(タイの通貨:日本円から両替したら1バーツ3.12円でした)
(エチオピアの通貨:ドルから両替したら1ブル13.0円でした)



8月20日朝、自宅。

私は出発当日の朝、ひとりでに目を覚ましました。
蒸し暑い夜と、一人でアフリカの辺境地に行くことと、
台風で風が強い夜だったので外の物音に敏感になっているのか、
しばしば目を覚ましながら熟睡できない夜を過ごしました。

朝もぼーっと起床。忘れ物が1つもない状態にして、水槽の熱帯魚にごはんをあげて、家を出ます。
いつもは「行ってきまーす」って、前向きでハッピーで楽しい出発なのに、
今回の旅は、そうではない。。。

*

6:00、玄関の鍵をかけたら、家に一礼。
またここに戻ってこられるよう、手を合わせてお祈りをしました。
そうして、今までの旅にはない小さな荷物を1つ背負って、歩き始めました。

うちから50mほど離れたところの大通りに出る途中には地元の氏神様を祀った神社があります。
お賽銭を入れ、無事に帰ってこられるようにお祈りをしました。
不安のあまり、気が緩むと、目に涙が浮かびそうでした。

*

大通りに出て、私が、やっと来た1台のタクシーを拾おうとすると、
10m離れたところで同じタクシーを拾おうとするおばさんがいました。
リュックを背負ったおばさんも渋谷駅に行くのだそう。
南アルプスでトレッキングをするんだそう。
おばさんよりもちょっとだけ小さなリュックをしょった私に、
おばさんは「あなたはどこへ行くのですか?」と聞きます。
私は「アフリカを歩きます。一人で頑張ってこようと、思っています」と答えました。
その口調は、ちょっと重い。。。

あっという間に駅に着くと、おばさんがタクシー代を出してくれました。
これは幸先がよく、この旅全体がよくなるような前兆だと思いました。

定刻どおり成田エクスプレスに乗り、窓側の席でうたたねしていたら、あっという間に成田到着です。
寝るというのは、不安な気持ちを忘れさせてくれるよいものです。
夢も見ないで、ただ真っ暗な画像だけが脳を泳いでいたような記憶だけが残っています。

*

見慣れた成田空港第2ターミナルに到着。
いつもならショップを覗いたり本屋を覗いたりビールを飲んだりするのに、今回は何をする気にもならない。
JAL自動チェックインを済ませ、何かあったときのためにと海外携帯レンタルショップを尋ねる。
が、当然エチオピア辺境地域には電波は飛んでいない。納得しつつも、がっかり。

現金をUSドルとタイバーツに両替しました。
現地でクルマとドライバーをチャーターするときのために、US$を多めにしました。

お寿司を食べようとレストランに入りました。
こんなに事前情報が入手できないような土地に、本当に個人で行けるのだろうか。
そう思うと、大好きなちらし寿司がなかなか喉を通らない。
そして、ATMのような無人機で、最高額の保険に入る。

搭乗までの時間をすごすしながら、トラブル対処を頭の中でいーっぱいシミュレーションしてしまう。
あの街についたらまずあそこ行きのバスの時刻を確認しておこう、
念のためあの街経由あの街経由あの街経由のバスがあるかも確認しておこう、
飛行機が飛ばなかったらあそこでクルマを借りよう、
そのためにここに着いたらこれとこれとこれをやっておこう、などなどなど。
こういうシミュレーションを旅メモに書き残しておきます。
そしてそれはこの旅で役立つことになるのですが。。。

*

成田発バンコク行きの便は40分遅れで無事離陸。(でもバンコクには定刻10分前に到着)

A4用紙1枚あたりに8ページを詰め込みプリントアウトしたエチオピア情報&旅行記は
それでも何十枚という量になっていました。
行く可能性がある街、そこにある店、遭遇する可能性がある事故、何かのときの連絡先。
そういう自分に必要かもしれない情報部分だけを飛行機の中でちょこちょこ収集していきます。
ビールを飲みながら、紙を切り抜きながら、あっという間にバンコクに到着しました。

私の旅ポリシーでは、機内では「到着地の時間感覚で過ごす」というのが約束になっているので、
バンコクが昼間の時間帯ということで、フライト中も寝ないで過ごしていました。

バンコクでは5時間のトランジットです。でも、やることがたくさんで大忙し!

ところで帰りはバンコクで11時間だけトランジットで、
急いでアユタヤに行き急いで市内に出て密度濃く堪能する予定です。
そのときのために、まず、空港周りの交通状況を見に行きました。
チケットタクシーに所要時間と料金を聞き。バスの時刻表をデジカム(のデジカメ機能)で撮影し、
パンダツアーとウェンディーツアーとHISの日本語パンフレットが置いてあったのでもらい、
最両替の場所、荷物預け所、お土産購入場所など、空港内をチェックしました。

ドンムアン空港を2Fから出ると鉄道駅への連絡通路があります。
汚い駅(でもこういう雰囲気大好きっ!)のプラットフォームで時刻表をもらいました。
やったっ!駅の時刻表看板だけでは目的駅の到着時刻までは分からないけれど
時刻表をもらえば到着時刻も分かる!!

これで空港周辺でのやることを済ませた私は、ふとプラットホームの端っこに、タイマッサージの看板を発見!

 

まだまだフライトまでの時間はたくさんあるし~♪チェックインまでも1時間ちょっとあるし~♪
あやしいマッサージ屋だったらどうしよう?っと、恐る恐る扉を開けてみました。

何のサービスっ気もなさそうなマッサージ屋だったけれど、そういう「素」の感じがよさそうで、
早速60分300バーツ(936円)でタイ古式全身マッサージをお願いしました。
成田からバンコクへのフライト直後だからね~。うふふ、気持ちいい(*^-^*)
肩もポキポキ、背骨もポキポキ、いろんな関節がポキポキ鳴ってしまうようなマッサージ。
筋肉ほぐしやツボ押しの要素がたっぷり加わって、フライトの疲れをかなり取ることができました。
何と、マッサージ後には足とくつの間に隙間ができたんですよ。
成田-バンコク間でできた足のむくみは相当取れたこと実感!です。
成田からバンコクまでは6時間半ですが、ここからアディスアベバまでは長時間フライトが待っています。
ここで疲労を取っておいたので、次のフライトは今まで経験したものよりもダンゼンらくちんでした。

*

さて、搭乗2時間半前になると、エチオピア航空カウンターがオープンしました。
ガタイのいい黒人さんたちが並んでいる初めての体験に少々ビビリながら、私もちょこんと並んでみる。
チェックインのとき、カウンターのお兄さんに「荷物はそれだけか」と聞かれ「Yes」と答える。
「既に預けてあるのか」と聞かれ「No, I didn't」と答える。
「観光でエチオピアに行くのか?」と聞かれ「Sure」と答える。
そうするとお兄さんがとまどいはじめたんです。
「今までエチオピアに観光に行く人間でおまえほど荷物の少ない人を俺は見たことがない。怪しい。」
などと言うもんだから、ともかく説得して(笑)なんとかボーディングパスをもらうことができました。
周りの人は大きな荷物を預けていたから、やっぱり変に見られたんでしょうね^^;;

*

さて、空港税も払ったことだし、空港内のタイ料理レストランで食事を済ませようっと。
エチオピア航空の機内食・・・美味しくないらしいので、どうせバンコクにいるんだからタイ料理!と思ったんです。
トムヤンクンとライス、シンハービールの黄金の組み合わせです。



「酸っぱ辛い」料理を美味しくいただきました♪ これで303バーツ(945円)。
ライスをトムヤンクンにひたしていただくと、本当、美味しかったんですよ~♪♪\(^^)/

*

さて、フライトキャンセル率が高く、ディレイ当たり前と悪名名高いエチオピア航空です。
でも奇跡的に(?)フライトは10分だけの遅れ。無事にフライトできたときは嬉しかったなぁ(*^-^*)

機内は汚いです。新しい機体ですが、特にトイレは「お掃除してよ」(▼▼)!!というくらい汚い。
搭乗すぐにトイレに行ったのに、トイレの中には汚れがたくさん飛び散っている~(苦笑)。
でもそれがエチオピア航空っぽくて、納得できるんですよ。
また、体の大きな黒人さん仕様のためか座席がやや広めで、居心地はまあまあでした。

*

エチオピア時間ではまだ夕刻なので、「機内では現地時刻で過ごすという」例の旅ポリシーによって、
寝ずにアディスアベバへ向かいました。すでに26時間連続で起きていますが。。。
インターネットで得た情報切抜きを成田→バンコクのフライト中に終えたので、
今度はそれらをメモ帳に記入しながら時間をすごしていました。紙類をあまり持ち歩きたくないんです。
メモ帳に「食べ物の名前と種類のページ」「アムハラ語会話のページ」「移動情報のページ」というように、
必要なことをページごとに分けて記入していました。
わーい\(^^)/、これで荷物がまたすっきりだわん☆

*

日付が変わって8月22日(土)午前1時(つまり8月21日の夜ってことですね)
エチオピアの首都アディスアベバボレ国際空港にほぼ定刻どおりに到着しました。
アディスアベバは深夜ですが、空港内は人がたくさんいました。
アディスアベバの標高は2400m、ラパスとメキシコシティに次ぐ世界で3番目の高所にある首都です。
ということで、8月のアフリカですが、アディスアベバはひんやりさーむーいー。
イミグレ通過後、US$をエチオピアブルに両替し、空港内の散策に入ります。
ムルシ族の集落まで車を借りる場合US$での支払いになるらしいので、
$800を現金で残し、$600をブルに換金しました。
ドルもブルも多いのですが、クレジットカードの流用度が低い国なので、
お金を持っていないとどうしようにもならないから、多めに持参するようにしました。



きれいなボレ空港

ところでここ、おととし出来た新空港なのでエチオピアらしからぬ豪華できれいな空港です。
外の様子も見に行ったら、とても寒くて小雨気味で明かりが少なくて・・・深夜だけに寂しい印象でした。
でも一度自動ドアの外に出たら・・・外から中に入れない自動ドアばかりで、焦りました(^^ゞ
係員に頼んで何とか空港の中に入れてもらいました(^^ゞ

*

ボレ空港でまずやることは、次にジンカへ移動する際の国内線のゲートを確認すること。
それが済んだら、今日の野宿の場所を決めることです。
1階は人の出入りが多そうだったので2階に上がり、レストランの目の前の椅子を発見しました。
通路沿いなのですが、通り抜け出来ない袋小路のような場所にあり、
更にレストランのレジの近くで誰かしらの店員さんがいるので、ここなら安全だと思いました。



そして、フライト状況を示す電光掲示板みたいなモニターがすぐ近くにあるから安心でした!

そうして今日の寝床を確保。



ビールを頼んで2/3ほど飲んで(全部飲むと下げられちゃうからちょこっと残す^^)
椅子3脚にまたがって、午前3時から6時まで爆睡していました。
ビールはエチオピアのビールです。8ブル(104円)。

 

リュック1つの荷物なので、専用カバーをかけて、それを枕にしたりしました。
しかし、寒いんだな、ボレ空港・・・(^^ゞ

*

朝起きたらちょっと喉が痛かった。やべやべ、空港野宿は寒いからなぁ(ーー

いよいよエチオピア南部に行く運命の分かれ道がやってきました。
フライト運行成績がよくないエチオピア航空にまんまとはまるか、
それとも幸運をゲットしてジンカにストレートで到着するかは
私の日ごろの行いにゆだねられていた(ような気がする)。

*

あり? 雨が降っている。それもそのはずで、エチオピア北部の大雨季は7月~9月。
当然アディスアベバも雨が降る。 ありゃりゃりゃ~(++)
天気のせいで飛行機飛ばなかったらどーすんのよ。。。

そういえばもう40時間近くも髪を洗っていない。
しかもど田舎のジンカでは、水がきれいかどうかも分からない。
それならきれいなボレ空港のトイレで髪を洗おうって思いました。(#^.^#)

顔も洗って髪も洗ってすっきりサッパリ!



この温風で手を乾かす機械の送風口を上に向ければドライヤーになりました。

体をサラサラパウダーシートでふき、もう40時間お風呂に入っていない体は、一応さっぱりしたつもり^^

*

そのまま野宿したソファに戻り、コーヒーマキアートを1杯飲みました。
エチオピアは世界で最初にコーヒーを世に出したコーヒー発祥の国
この国での初コーヒーは、期待を裏切らない香りのよさ&うまみ&コクを味わわせてくれました。

朝6時半、フライト2時間半前になったので、搭乗ゲートに行ってみます。
国内線各地方面へ向かうゲートはすべて1つに統一されていて、
私の向かったゲートには人がたくさんいました。
ゴンダール行き、ラリベラ行き、アクスム行き・・・
エチオピア北部の主要観光都市へのフライトが次々と出ると、
なんとゲートに残ったのは私一人になってしまった。。。


ええっ!?

誰もいないんだもん、どうしようどうしよう、不安でたまらない。
何かを間違えているのか、それともゲート変更のアナウンスがアムハラ語で耳に入ってこなかったのか、

*

濃緑色の制服を着た空港職員のお兄さんたちにボーディングパスを見せて
「ジンカに行きたいんですけど・・・」と尋ねてみる。
「OK、そこで待ってて」と言われた。ちょっとほっとしました。

まだフライト時刻ではないので、窓の外をぼーっと眺めていました。
すると、客がいなくて暇に違いない濃緑色の制服を着た空港職員のお兄さんたちが寄ってくる。
背も高くてやせ型東洋系、かなり目立つ女性だったに違いない。
どこから来たのか、エチオピアではどこに行くのか、いろいろと話しかけてくる。



何だか異様に仲良くしてくれるエチオピア人(*^^*)

よく解釈すると一人でポツンと座っている私に気を遣ってくれるのかもしれないけれど。
おしゃべりも疲れてきたので、ここで一発『酢こんぶ攻撃』を仕掛けることにしました。(笑)

『これは多くの日本人が大好きで、日本中どこにでも売っているフードです。
あなたが食べても美味しいと思うので食べてみて下さい』と言う。

ウッキャーと叫んだエチオピア人が1人、苦虫を潰した顔をしたエチオピア人が2人、
でもでも、なんと喜んでおかわりをねだるエチオピア人が2人もいた!!
どうやら酢こんぶ攻撃は6割にしか効かないらしい(苦笑)




そんなアホなことをしているうちに
電光掲示板からはBAC0(ジンカ)行きのフライト時刻が消え(!)

フライト未定の表示に変わってしまった。なんでーーー(°°;;

なんでもアディスアベバは雨季まっさかりなので、天気が悪くて離陸できないんだそう。
私とあと数名のジンカ行きチケットをもつ人が別室に呼ばれ、ここで待機するように言われた。
軽食やドリンクつきなので、あたたかい紅茶をもらいながら、ぼーっと待つしかなかった。

ぼーっと待ちながら考えることは、当然、陸路でのジンカへの移動。
ただエチオピアのバスは朝6時ごろに出るものばかりなので、
移動できるのは明日からになってしまう。
エチオピア滞在6日しかないのに、2日めから2日かけて移動して・・・

ああ、時間がないなぁ・・・(><。
もうジンカに行けないのかぁ(><。

手持ちのお金がドル換算で1400ドル。
もし飛行機が飛ばなかったら、アディスアベバの旅行会社に飛び込んで車をチャーターし、
早速今日の昼から南部へ向けて強行移動を開始しようと、
そのときはそのときなりに決意していました。

紅茶も喉を通らず、そんなことをもんもんと考えていました。

*

40分後、空港職員がやってきました。
アムハラ語で何やら言っているが、私には英語で「ジンカへフライトできるよ」って言ってくれた\(^^)/
やった!! これで今回の旅は7割成功したも同然\(^^)/

うれしい。。。
私は、待合室の椅子に、涙目を浮かべながら崩れこみました。

スペイン人のツアー客と一緒に、うきうき気分でゲートで向かいます。
私が乗ったのは、わずか3×5列しかない超小型プロペラ機でした。
しかも壁が木?で出来ていて、『うひょ、これに乗るんかーい・・・(^-^;;』と焦ったほど小さいのです。
お客さんは、私のほかは、スペイン人ツアー客14名サマ御一行様。
15人乗りに14人!? 早めにフライトの予約を取っておいて、本当によかった・・・。



最後列に座って、こんな眺めです。


エチオピアの地形は『大地溝帯』、地球にヒビが入ったような『地球の割れ目』が存在しています。
まるでアイスランドのギャウを思い起こすほどです。
プレート運動によって生じた地球の割れ目はアイスランドとアフリカにしか存在しない大変貴重な光景です。



地球の割れ目

アディスアベバ空路を南下すると、地球の割れ目が見えるんですよ。すごい…。
アイスランドの地球の割れ目(ギャウ)は世界遺産になっているわけで、
それに負けず劣らずの光景を空から見えるんです。
空路を選択して、これは本当に良かった!

ところで、定員15人乗りというちっちゃなプロペラ機の中は、燃料の石油系の匂いが充満しているの(++)
当然窓は開けられない。気持ち悪くて目が回りそうになる・・・
排気ガスを車に通気して死のうとするシーンを何度も想像してしまいました(++)

*

幸い、すぐに南部の都市アルバミンチに着陸しました。
標高の高いアディスアベバから一気に標高の低いアルバミンチに着たので、暑くて暑くてたまりません(^^)ゞ
ここでは給油、そしてスペイン人ツアー客の11人グループが降りました。
給油の間、コクピットに座らせてもらっちゃった~\(^^)/



コクピットって、写真を撮らせてもらえないことも多いじゃない?
まさか座って、ヘッドホンなどの装備も装着してもらえ、写真も撮ってもらえるなんて・・・♪
さすがエチオピア航空。大手航空会社ではこれはできないことですよ!!

さて、アルバミンチから再び同じプロペラ機に乗ります。
今度はスペイン人ツアー客の3人グループと私だけ。
飛行機の中の会話はだいたい英語でできるのですが、
みな、私が1人で日本から来て1人で南部エチオピアを旅することに随分驚いていました。

*

アルバミンチから南下すると、風景がぐっと緑になります。
大地にはシメジが生えているみたいにエチオピアの集落がぽつんぽつんと見えています。
近代的なものは何も見えません。
緑あふれる肥沃な大地にシメジのような家屋。
いよいよ、私が見たいエチオピアが近づいてきます。

成田、バンコク、アディスアベバと飛行機を乗り継ぎ、ものすごい勢いで風景の変化を見てきました。
私の乗るプロペラ機は、いよいよ着陸体勢に入ります。
ジンカの空港はただの原っぱなので、着陸のときに人間にぶつからないように
『プップー』とクラクションを鳴らすんですよ(笑)、面白いでしょ(*^^*)




さあ、昼12時半、いよいよジンカの土を踏みました。
原っぱ滑走路を降りてすぐ、アフリカンな、異様な音楽が鳴り響きます。



その降り立ったときのとてつもない恐怖と衝撃は何と言葉に表したらよいのでしょう。
土、空気、太陽、人・・・今まで経験したことのないアフリカンブラック。
とてつもない衝撃に加え、とまどい、期待、恐怖、そして畏怖。



何もない街なのに、とても大きなものが待ち受けている…
そんな恐怖と衝撃を今でも私ははっきりと覚えています。






「Azusa!」

私は、誰かに声をかけられました。

この声と共に、いよいよエチオピアの旅の本番です!

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