* 紫砂陶器 *
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2002年4月の中国旅行
それは私を中国茶の魅力に引き入れるきっかけでした





旅の途中、中国国営の茶館に行きました

そこで購入した、『紫砂陶器(しさとうき)』の茶壷

中国で980元(16072円)は、驚異の高額な買い物でした
10元(164円)で食事が済ませられる中国の物価では
小物一つに考えられない高額です

しかし、本物の紫砂陶器だけが持つ、澄んだ音と質感に引き込まれ
以来、我が家の宝物の一つになりました


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日本の中国茶の本には、茶葉の数だけ茶壷をもつように書いてありますが
中国茶の買い出しに出かけた台湾で、お茶を教えてくれた茶館のおばさんは
『全然そんなことないのよ』って教えてくれました

自分が一番愛着をもてる一つの茶壷を一生使っていくと
使っていくほどに、一層なめらかに、一層美しく、
そして一層美味しいお茶がいただけるだけのものになっていくのだそうです