* 中国茶・白茶 *
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中国茶は、醗酵の違いから6大分類に分かれ、さらに花の香りを楽しむ花茶があります。
総論は≫こちらのページで紹介しています。

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<特徴>
白茶は微醗酵茶です。

白いうぶ毛に包まれた若い新芽を使った白茶は、
生産量が少なく、貴重なお茶とされています。
高価なお茶なので、お祝いの席で飲まれるお茶です。
摘み取った新芽を自然乾燥して作られています。

水色(すいしょく)は非常に薄く、甘味とすっきりさを併せ持つ、高貴な味が身上です。
茶葉にうぶ毛があり、そのうぶ毛が茶葉を白く見せています。

体の熱を取る作用があると言われ、中国では夏に好んで飲まれるそうです。





<代表的な白茶>(●は私が飲んだことのあるお茶です)
●白豪銀針(はくごうぎんしん)
白牡丹(はくぼたん)
寿眉(じゅび)

白牡丹や寿眉は香港で愛飲されていますが、
大陸(中国本土のこと)で飲まれる白豪銀針よりも少々ランクが落ちるそうです。



<淹れ方>
白茶は飲むより見るお茶、と呼ばれるほどのものです。
白茶を淹れるときは、細長いグラスを用意しましょう。

白茶は沸騰したお湯を使って淹れます。でも緑茶のように淹れるのも個人的に好きです^^

グラスで淹れるときは、上投法(お湯を入れてから茶葉を入れる)で
茶葉がゆらゆらと沈降する様子を目で楽しみます。
また、うぶ毛が光にあたってキラキラする様子を楽しんでくださいね♪
このとき、茶葉を淹れたら、小さな小皿で蓋をして湯気が逃げないようにすることも忘れずに。

目で楽しんだあとは、茶葉を取り去らずに、そのままいただきます。
茶葉は唇を使って上手によけます。

似た方法として、下投法(茶葉を淹れてから湯を入れる)や
中投法(湯、茶葉、湯の順に入れる)もあります。

1煎めは30秒ほどでいただきはじめ、
2煎め以降はだんだん蒸らし時間を長くし、香りや風味の移り変わりを楽しみます。

蓋碗で淹れるのもokです。
蓋碗を使って淹れるときも、大体似たような方法でどうぞ。




<私感>
中国旅行で、初めて購入したお茶の1つが、何と白茶でした。

最初は淹れ方が分からず、さらにほとんどお茶らしい色がでないので不安になって飲んでみたら、
本当に美味しかった!という感激を覚えたものです。

お財布の中身と相談すると普段からじゃんじゃん飲めるお茶ではないのですが、
ちょっとランクの落ちるものなら日本でも安く買えるようになりました。

気軽に白茶をいただけるのなら、
一日を優雅に締めくくるのも素敵ですね♪


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その他のお茶の各論は、各種ページでご紹介。

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