* 中国茶・黒茶 *
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中国茶は、醗酵の違いから6大分類に分かれ、さらに花の香りを楽しむ花茶があります。
総論は≫こちらのページで紹介しています。

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<特徴>
黒茶は強後醗酵茶です。
プーアル茶で知られる、有名なお茶です。

黒茶は他のお茶と違う独特な製法により作られます。
茶葉に熱を加え、高温多湿の場所に放置し、
湿った茶葉が菌の作用で醗酵していくのです。

黒茶は、数年~数十年間にわたる発酵を経て作られるため、
黒茶には独特の土臭さや苔臭さがあります。
でも、菌のちからで醗酵したおかげで、
美味しいものは本当に美味しいんです。

美味しいお茶は、水色(すいしょく)が赤茶色で、黒くありません。
また、美味しい黒茶は風味と滋味が豊かで、決してかび臭くありません。
そんなところが美味しい黒茶を見わける1つの目安です。

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黒茶にはダイエット効果があると言われ、ダイエットブームになったお茶です。
また脂肪分解作用があると言われ、香港の飲茶で出されています。
でも真偽のほどは・・・?です。




<固形茶・緊圧茶について>

黒茶の多くは、丸や四角に固められているので、
固形茶又は緊圧茶と呼ばれることもあります。

一般には、黒茶を形状で分類する方法があります。


<代表的な黒茶>(●は私が飲んだことのあるお茶です)
形状  
餅茶
(へいちゃ、びんちゃ)
丸く平らに固めたもの。
●雲南七子餅茶(うんなんちーすーびんちゃ)
沱茶
(だちゃ、とうちゃ)
お碗型に固めたもの。
●重慶沱茶(じゅうけいだちゃ)
●プーアル沱茶(ぷーあるだちゃ)
小沱茶
(しょうだちゃ、しょうとうちゃ)
直径数cmの小さなお碗形。
●プーアル小沱茶(ぷーあるしょうだちゃ)
方茶
(ほうちゃ、ふぁんちゃ)
四角く固めたもの。
竹筒茶
(たけづつちゃ)
竹筒に入って熟成されたお茶。
散茶
(さんちゃ)
普通の茶葉の形をしている。
プーアル散茶(ぷーあるだちゃ)





<淹れ方>
黒茶を淹れるには、充分に沸騰させた熱湯を使います。

黒茶は、「洗茶(せんちゃ)」といって、最初の1煎目を捨てます。
こうして、余計な雑味やほこりっぽさなどを除いたら
2煎目以降からは普通にいただきます。

本などでは5煎目まで美味しくいただけると書いてあるものもありますが、
ビンテージに近い、何十年も寝かせた黒茶は、何十煎だって淹れられます。
私はいつも20煎くらいまで飲んでいます。
お得でしょう(*^-^*)


黒茶には独特の風味があって好き嫌いが分かれるところ。
でも、そういうときにはお湯を入れてすぐ茶海にあけ、
抽出時間をとにかく短めにするとよいと思います。







<削胃について>

黒茶には消化を促す作用があるそうです。
中国では「削胃」と呼ばれるほど消化力が強いので、
空腹時には飲まないほうがよいのだそうです。







<私感>
黒茶は、中国茶の中でも好きな部類のお茶です。

正しく淹れると、それこそ何煎でもいただけるし、
味は深く濃く、美味しいんです。

ただ、夕食後にいただくと夜眠れなくなっちゃうので、
カフェインが多いのかしら?と思っています

それを逆手にとって、昼食後にいただけば、
午後の仕事がじゃんじゃんはかどっちゃう(*^-^*)

一時期黒茶ばかり飲んでいた時期があったのですが、
そのときは自覚できるほど体型がスリムになっていて、
ダイエット効果の噂は本当かと思ったほどです。
単にお茶でお腹がいっぱいでおやつを食べなかったからかもしれません(笑)

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その他のお茶の各論は、各種ページでご紹介。

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