世界230ヶ国で各国料理を学ぶ旅をしました!
写真つきで紹介します
2542料理を掲載。
< 掲載マイルール主撮影機種:
-Nikonデジタル一眼レフ D200
-AR Nikkor 24-85mm 1:2.8-4D
-元写真サイズ3872×2592×24 BPP
土台はテフ粉の酸っぱいクレープ、インジェラ。ジルジルは、牛肉を「細切り」にしてからソテーし、トマトソース(唐辛子パウダーベルベレ入り)を絡めたもの。慣れないうちはゴレドゴレド(≫こちら)と同じものに思えてしまいますが、秘訣は肉の切り方にあります。エリトリアでは牛肉がよく食べられています。
土台はテフ粉の酸っぱいクレープ、インジェラ。キットフォーは肉の「たたき」。ごく短時間ソテーされた生肉度の高い牛肉ミンチのトマトソース絡めです。ベルベレという唐辛子パウダーに塩を足したもので辛味を調節します。アフリカの中でもエチオピアとエリトリア以外に牛肉を生食する国を知らないのですが、やはり両国とイタリアの関連よりカルパッチョ文化を受け継いだのでしょうか。
土台はテフ粉の酸っぱいクレープ、インジェラ。チョンゴラまてはデュロットは「内臓類のミックス」で、特に胃腸の角切りがトマト煮になって登場します。チョンゴラもデュロットも同義語ですが、デュロットと言ったほうが小さめにカットされてサーヴされるとのことでした。モツ煮好きにはたまりませんよ。
土台はテフ粉の酸っぱいクレープ、インジェラ。ヘームスワスは「臓器ミックス」で、写真のものは肝臓と腎臓の角切りをトマト煮にしたものです。内臓ファンには美味しい一品。
土台はテフ粉の酸っぱいクレープ、インジェラ。ナイツォムは「野菜類のミックス」で、直径50cmの上に何種類か精進食が並びます。写真は黄色いものから右回りにシュロ(黄色豆シチュー)、ハダス(レンズマメシチュー)、スィルスィ(トマトソース)、左右にゴル(大ししとう)。エリトリア正教徒は年に肉類を食べられない日が多くあり、そういう日のために発展した料理です。
「クアンタ」は干した牛肉のこと。フィルフィルとはパンやインジェラ(写真、≫こちら)の類をちぎってソースと絡め、ドライ感を残すようにしたものを指します。写真は刻んだクアンタが入っています。味のベースはジグニ(トマト、玉ねぎ、ベルベレ(チリパウダー)の煮込み)、とっても美味しいですよ。
首都アスマラでさえイタリア人が作った街。この国の食文化におけるイタリアの影響は大きく、ピッツェリア(ピザ屋)の何と多いことか! しかも本国イタリア人を失望させないクオリティーあり。ちなみにピザでもピッツァでもなく、現地の実質公用語であるティグリニャ語ではピサと呼びます。
首都アスマラでさえイタリア人が作った街。この国の食文化におけるイタリアの影響は大きく、本国同様プリモとセコンドの習慣が根付いています。セコンドは「第二の皿」という意味で、エリトリアではステーキやカツレツの類が多い。本来2つはコースのように続くものですが、エリトリアではプリモだけまたはセコンドだけを食べて帰る人も多いです。
首都アスマラでさえイタリア人が作った街。この国の食文化におけるイタリアの影響は大きく、本国同様プリモとセコンドの習慣が根付いています。プリモは「第一の皿」という意味で、エリトリアではスパゲティー類が多い。ただアスマラは標高2400mのせいかスパゲティーがアルデンテにならず、高級店で食べても安い店で食べても同じ味(どちらも美味しくない)と思いました。
「キチャ」という薄いパン(英語のできるエリトリア人はチャパティーと説明する)はエリトリアの伝統食で、フィトフィトとはこれをちぎってソースと絡め、ウェット感を残すようにしたものを指します。この場合は美味しいジグニ(トマト、玉ねぎ、ベルベレ(チリパウダー)の煮込み)で絡めているので、フィトフィトキチャジグニと言うのが正しい。フィトフィトは朝食の定番の1つです。
ムスリム(イスラム教徒)の代表食で、隣国スーダンやエジプトと共通しています。エジプトが勢力を拡大していた19世紀頃は、スーダンやエリトリアにもエジプト支配が及んだので、同じ食べ物が根付いて当然と思われます。フールはそら豆の水煮、アエシはパン、サラタは生野菜。
エチオピアがコーヒー発祥の国であり、そのエチオピアともともと同じ国だったエリトリアですから、もちろんコーヒー文化が根付いています。マキアートはコーヒーの濃いミルクフォーム入りコーヒー、カプチーノはコーヒーの薄いミルクフォーム入りコーヒー。イタリアに統治され、イタリアが街づくりを行ったため、都市にはカフェがたくさんあり、パティスリーの類も大充実!
エリトリアの地ビールです。「ダウシャ」と呼ばれる赤黒い穀物から作られています。どことなく粉っぽい味がするお酒で、アフリカの各地でも似たものが作られています。
スーダンを旅すると、きっと何度も何度もフールを食べることになると思います。つぼ型金属容器で蒸気を封じながら、そら豆をじっくりじっくり水煮にしたものです。基本的にはこれに油(ピーナッツ油が多い)をかけていただきますが、写真のように白チーズおろしや角切りトマトを乗せてくれるところも結構あります。アエシ(パン)をちぎってフールをすくっていただきます。
キスラまたはバラディは穀物(ソルガムなど)の粉で作る大きなクレープ。ウェイカまたはタゲリーヤは、乾燥オクラパウダーで作るとろとろシチュー。この2つの組み合わせは見事にはまります。美味しいです。あまりによくある組み合わせなので、日本人がカレーライスと一気に言うのと似た感覚で、スーダン人は「キスラウェイカ」とも言います。
エリトリア発祥の食べ物なので、エリトリアに近い地域(スーダン東部など)でよく食べられます。特筆すべき点は、「ゆで卵の乗ったジグニはお祝い料理の定番」であることです。玉ねぎと肉をじっくり炒めて、唐辛子ペーストとトマトを入れて、炒め続けて甘みを旨みを出す・・・実は私はこのジグニこそ世界で一番美味しいトマトソースではないかと密かに思ったりもしています。
羊などの内臓(腸や肝臓など)を細かく刻んで玉ねぎと共に油で炒め、唐辛子ペーストとトマトを少々足してごった煮にしたもの。旨いです。
スーダンはダルフール地方(今は紛争地で有名なスーダン西部)の伝統料理です。ダルフールに接しているチャドでも同じ名前の料理を食べました(≫こちら)。このルックマまたはアシーダは、穀物(ソルガムなど)の粉をお湯で練って成型したもの。周囲のムラはそれに添えられるシチュー全般を指す言葉で、今回は美味しい羊肉のトマトシチュー(よく煮込まれ色が黒い)でした。
ギブダはレバーのこと。羊肉やヤギ肉をよく食べるスーダンでは、これらのレバーもよく食べられています。アエシは少し膨らんだスーダンの主食の薄いパンです。
魚自体は「サマック」でも、エジプト人やスーダン人にとって「ナイル河のティラピア」は特別な位置づけで「ボルティ」という特別名称がつけられています。(彼らの口からはボンディと聞こえるが)。ふっくらした白身の魚は通常から揚げで食べられます。骨が多いけれど美味しい。ラムン(レモン)を絞って召し上がれ。主食のパン(アエシ)と共に。
ラハマとは「肉」という意味のアラビア語です。炭火焼きから写真のような料理まであります。写真は軽く炒めた後ににんにくや塩、少々の水を入れて、水がなくなるまで火にかけたもの。お肉がとびきり柔らかくて、すごく美味しくて、感激しました。
刻みモロヘイヤスープといえばエジプトが有名ですが、スーダンはエジプトに占領されていた時期が長いのだから同じ料理があって然るべきですね。こちらは汁気少なく、ねばねばを楽しむ料理になっています。
ショルバとはスープの類全般を指すアラビア語ですが、スーダンでショルバと注文すると「ヤギまたは羊の足の煮込み」がよく出てきます。ゼラチン質がたっぷり溶け出して、とろみさえ感じる美味しいスープです。
インゲン豆のトマト煮です。北アフリカのみならず、アラビア半島も含め、アラブ圏で広く見かける料理です。
英語のできるスーダン人に「ダマアって何ですか」と聞いたら「トマトソース」という答えが返ってきます。玉ねぎみじん切りを肉片少々(だしが出る)と共によーく炒め、トマトを足して時間をかけて炒め煮風にしたもの。濃厚な旨さと天然の甘さがたまりません。
レンズマメのシチュー(ポタージュのような食感)もアダスと呼ばれますが、朝食ではこのように、ちぎったアエシ(パン)にレンズマメシチューをかけ、玉ねぎ青菜トマトのざく切りと油を足して混ぜた、お腹にたまる和え物もアダスと呼ばれます。最初からパンをちぎって何かを和えてしまう料理は、スーダンから北東部アフリカ(ジブチやソマリア)にもよく見られる習慣だと思います。
ジャバナとはフラスコ型のコーヒー容器のことで、その名が転じてコーヒーそのものもジャバナと呼ばれています。予めコーヒーを作っておき、注文が入ったらジャバナ容器に入れて炭火にかけて熱々にし、ヤシ繊維で口をふさいで(ろ過装置になる)客に提供します。ジャバナには生姜(ジャンザビ)が入るのが普通です。砂糖の上に注いで甘くしていただくと、暑さの疲れが飛んでいきます。
なすのガクのような形のカルカデは、色が赤くて鮮やかです。クエン酸を豊富に含むので、カルカデを煮出したお茶に砂糖をたっぷり入れて、甘酸っぱい赤いお茶として飲まれます。エジプトのカルカデもスーダンからの輸入が多く、そういう意味で、スーダンはカルカデの総本山的ポジションにあるのです。
アラブ圏らしくスーダンでは甘い紅茶が常飲されています。紅茶はシャイ、ミルクティーはシャイビラバン(ビ=with、ラバン=牛乳)です。その他シャイビナアナアというミントティー(ナアナア=ミント)もポピュラーです。
ハマーム=ハト、マシュウィ=グリル。エジプト名物、ハトの開きのあぶり焼きです。骨が細くて柔らかいので、骨までばりばり食べられるんです。確かに食べにくいけれど、鶏肉よりも野趣溢れる濃厚な味がしました。ハトを常食する国は少ないですよね。エジプトではまた内臓を除去したお腹に米などの具を詰める「ハマームマハシ」も知られています。
エジプトでは「固まり肉の串焼き=ケバブ」で「ひき肉を串に密着させて焼いたもの=コフタ」となります。香ばしくあぶられていて美味しいです。ケバブを置く店にはビールが置いてないことが多くて(宗教の関係で)、非常に残念と思うこと多々!
エジプトでは「固まり肉の串焼き=ケバブ」で「ひき肉を串に密着させて焼いたもの=コフタ」となります。通常は羊肉が用いられ、塩や香辛料が予め練りこまれている分焼き上がりの美味しさは格別! 私はケバブよりコフタのファンです。
エジプトでは「肉の串焼き=ケバブ」ですが、鶏肉の串焼きはシシタウークと呼びます。鶏肉自体はフェラハとかダガーグと呼ばれるので、これは鶏をタブークと呼ぶトルコ料理が広まった表れだと思います。レストランでは立派な1皿に、ファストフード店ではシシタウークをサンドイッチにしてくれます。
エジプトでポピュラーなチキン料理はこんなセットです。手前から時計回りに、フェラーヘまたはダガーグ(炙り焼きチキン)、ファスーリャ(インゲン豆のトマト煮)、サラダバラディ(何でもありの家庭のサラダ)、ショルバ(肉類のゆで汁スープ)、アエシ(薄パン)、オルズ(細い麺と油を入れて炊いたごはん、通常なんと日本米ですよ!)。
アラビア人に「これは何という魚ですか」と質問しても「サマックはサマック(魚は魚)だ!」と言う。でもそんな中であってもエジプト人やスーダン人は「ボルティ」という「ナイル河のティラピア」の位置は確立させています(彼らの口からはボンディと聞こえるが)。ふっくらした白身の魚は通常から揚げで食べられます。骨が多いけれど美味しい。ラムン(レモン)を絞って召し上がれ。
コプト教には精進食の日が定められており、肉がなくとも炭水化物をがっつり食べる料理としてコシャリが生まれた。でも今やムスリムにも愛されるエジプトの国民食です。パスタ、ライス、煮豆を盛り合わせ、揚げ玉ねぎ、タレは左からサルサ(トマトソース)、シャッタ(唐辛子コリアンダー水)、ダッアまたはカリ(にんにく酢水)。さあよく混ぜて食べましょう、コシャリは混ぜるという意味だから!
エジプトの国民的スープ、モロヘイヤ。にんにくを油で揚げ、チキンストックを投入してぐらぐら煮て、モロヘイヤ(ジュート)の葉を細かく刻んだものをたっぷり入れたもの。ねばねばがとろみになっていてめちゃくちゃ美味しいです。油がかなり浮くのがエジプト流ですが、緑黄色野菜の栄養は油と摂取してこそ吸収されるのでこれで良いんです。
シリアやイスラエル界隈のファラフェル(≫こちら)と大雑把に言えば同じ料理で、豆を潰してパン粉なしのコロッケにしたものです。ファラフェルにはヒヨコマメやインゲン豆が用いられ、ターメイヤにはソラマメが用いられることが多く、一応の境界線を持っているのではないかと私は思います。コリアンダーという香辛料で香りもさわやか。街角サンドイッチの定番の具です。
エジプトではポピュラーなフール料理はこんなセットです。手前2つがフール(ソラマメの煮豆のオイルがけ)、奥は左からトルシーまたはミーハレン(大根やにんじんの強烈に酸っぱいピクルス)、同じ皿にバサル(生玉ねぎ)、アエシ(薄パン)、サラダバラディ(何でもありの家庭のサラダ)。美味しくて止まらないのが不思議なくらい素朴なセットです。
タヒーニは練りゴマとレモンとにんにくがなめらかにペーストになったもの。ちょっとアエシ(薄パン)につけるだけでもご馳走ですし、各種サンドイッチ屋ではタヒーニをパンの内側に塗ってから具を詰めたりもします。エジプトでは「サラダ」の位置づけでもあります。