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その土地の食 スーダン

世界230ヶ国で各国料理を学ぶ旅をしました!
写真つきで紹介します
2542料理を掲載。


【国名インデックス】
ア行
イスランド イルランド ゼルバイジャン フガニスタン メリカ ラブ首長国連邦 ルゼンチン ルバ ルバニア ルメニア ンギラ ンゴラ ンティグア・バーブーダ ンドラ エメン ギリス スラエル&パレスチナ タリア ラク ラン ンド ンドネシア ォーリスアンドフツナ ガンダ クライナ ズベキスタン ルグアイ 領バージン クアドル ジプト ストニア チオピア リトリア ルサルバドル ーストラリア ーストリア ーランド マーン ランダ
カ行
ーナ ーボベルデ イアナ ザフスタン タール ナダ ボン メルーン ンジー ンビア ンボジア 領ギアナ ニア ニアビサウ プロス ューバ ュラソー リシャ ルギス アテマラ アドループ ウェート ック リーンランド リスマス ルジア レナダ ロアチア イマン ニア ートジボワール コス スタリカ ソボ モロ ロンビア ンゴ共和 ンゴ民主
サ行
モア 領サモア ントメプリンシペ ンバルテルミー ンビア ンピエール&ミクロン ンマリノ ンマルタン エラレオネ ブチ ブラルタル ャージー ャマイカ リア ンガポール ントマールテン ントユースタティウス ンバブエ イス ヴァールバル ウェーデン ーダン スーダン ペイン リナム リランカ ロバキア ロベニア ワジランド イシェル ウタ 道ギニア ネガル ルビア ントクリストファー&ネイビス ントビンセント・グレナディーン ントヘレナ ントルシア マリア
タ行
ークスアンドカイコス ジキスタン ンザニア ェコ ャド 央アフリカ 国 ( 山東 江蘇 浙江 安徽 福建 広東 湖南 四川 陝西 甘粛 回族 新彊 内蒙古 バル ンマーク イツ ーゴ ケラウ ミニカ共和 ミニカ国 リニダード・トバゴ ルコ ンガ
ナ行
イジェリア ミビア ウエ カラグア ジェール ューカレドニア ュージーランド 西サハラ パール ーフォーク ルウェー
ハ行
領バージン 領バージン ーレーン イチ キスタン ナマ プアニューギニア ヌアツ ルバドス ハマ ミューダ ラグアイ イスラエル&レスチナ ンガリー ングラデシュ チモール トケアン ータン ィジー ィリピン ィンランド ォークランド エルトリコ ェロー 領ギアナ 領ポリネシア ラジル ランス ルガリア ルキナファソ ルネイ ルンジ 領サモア 領バージン トナム ナン ネズエラ ラルーシ リーズ ルー ルギー ーランド スニア・ヘルツェゴビナ ツワナ ネール 領ポリネシア リビア ルトガル ンジュラス
マ行
イヨット カオ ケドニア ダガスカル ラウィ ルティニーク レーシア アフリカ スーダン ャンマー キシコ リリャ ーリシャス ーリタニア ザンビーク ナコ ルディブ ルドバ ロッコ ンゴル ンセラート ンテネグロ
ヤ行
ルダン
ラ行
オス トビア ヒテンシュタイン トアニア ベリア ーマニア クセンブルク ワンダ ソト バノン ユニオン シア
マイルール< 掲載マイルール
①私が実食し味を確認した物のみ
②今回の世界旅で飲食した物のみ
③なんちゃって、はよほど以外ダメ
→チリで食べたチリ料理は可
→米国でチリ料理を食べても不可
④その国を語る外国料理なら可
→チリで食べたスペイン料理は可
 (但しモノによるので検証します)
→チリでイラン料理を食べても不可
⑤食べた全てを掲載する訳じゃない
⑥食事重視!お菓子飲み物軽視
⑦掲載は1ヶ国最大16個
→中国は八大菜系を考慮し分割
⑧他人の写真は使わない

主撮影機種:
-Nikonデジタル一眼レフ D200
-AR Nikkor 24-85mm 1:2.8-4D
-元写真サイズ3872×2592×24 BPP


「その土地の食」への想い

フール ...スーダン

スーダン料理スーダンを旅すると、きっと何度も何度もフールを食べることになると思います。つぼ型金属容器で蒸気を封じながら、そら豆をじっくりじっくり水煮にしたものです。基本的にはこれに油(ピーナッツ油が多い)をかけていただきますが、写真のように白チーズおろしや角切りトマトを乗せてくれるところも結構あります。アエシ(パン)をちぎってフールをすくっていただきます。

キスラまたはバラディ、ウェイカまたはタゲリーヤ ...スーダン

スーダン料理キスラまたはバラディは穀物(ソルガムなど)の粉で作る大きなクレープ。ウェイカまたはタゲリーヤは、乾燥オクラパウダーで作るとろとろシチュー。この2つの組み合わせは見事にはまります。美味しいです。あまりによくある組み合わせなので、日本人がカレーライスと一気に言うのと似た感覚で、スーダン人は「キスラウェイカ」とも言います。

ジグニ ...スーダン

スーダン料理エリトリア発祥の食べ物なので、エリトリアに近い地域(スーダン東部など)でよく食べられます。特筆すべき点は、「ゆで卵の乗ったジグニはお祝い料理の定番」であることです。玉ねぎと肉をじっくり炒めて、唐辛子ペーストとトマトを入れて、炒め続けて甘みを旨みを出す・・・実は私はこのジグニこそ世界で一番美味しいトマトソースではないかと密かに思ったりもしています。

カンモニア ...スーダン

スーダン料理羊などの内臓(腸や肝臓など)を細かく刻んで玉ねぎと共に油で炒め、唐辛子ペーストとトマトを少々足してごった煮にしたもの。旨いです。

ルックマまたはアシーダ、ムラ ...スーダン

スーダン料理スーダンはダルフール地方(今は紛争地で有名なスーダン西部)の伝統料理です。ダルフールに接しているチャドでも同じ名前の料理を食べました(≫こちら)。このルックマまたはアシーダは、穀物(ソルガムなど)の粉をお湯で練って成型したもの。周囲のムラはそれに添えられるシチュー全般を指す言葉で、今回は美味しい羊肉のトマトシチュー(よく煮込まれ色が黒い)でした。

ギブダ、アエシ ...スーダン

スーダン料理ギブダはレバーのこと。羊肉やヤギ肉をよく食べるスーダンでは、これらのレバーもよく食べられています。アエシは少し膨らんだスーダンの主食の薄いパンです。

アエシ、ボルティ ...スーダン

スーダン料理魚自体は「サマック」でも、エジプト人やスーダン人にとって「ナイル河のティラピア」は特別な位置づけで「ボルティ」という特別名称がつけられています。(彼らの口からはボンディと聞こえるが)。ふっくらした白身の魚は通常から揚げで食べられます。骨が多いけれど美味しい。ラムン(レモン)を絞って召し上がれ。主食のパン(アエシ)と共に。

ラハマ ...スーダン

スーダン料理ラハマとは「肉」という意味のアラビア語です。炭火焼きから写真のような料理まであります。写真は軽く炒めた後ににんにくや塩、少々の水を入れて、水がなくなるまで火にかけたもの。お肉がとびきり柔らかくて、すごく美味しくて、感激しました。

ホドラー ...スーダン

スーダン料理刻みモロヘイヤスープといえばエジプトが有名ですが、スーダンはエジプトに占領されていた時期が長いのだから同じ料理があって然るべきですね。こちらは汁気少なく、ねばねばを楽しむ料理になっています。

ショルバ ...スーダン

スーダン料理ショルバとはスープの類全般を指すアラビア語ですが、スーダンでショルバと注文すると「ヤギまたは羊の足の煮込み」がよく出てきます。ゼラチン質がたっぷり溶け出して、とろみさえ感じる美味しいスープです。

ファスーリャ ...スーダン

スーダン料理インゲン豆のトマト煮です。北アフリカのみならず、アラビア半島も含め、アラブ圏で広く見かける料理です。

ダマア ...スーダン

スーダン料理英語のできるスーダン人に「ダマアって何ですか」と聞いたら「トマトソース」という答えが返ってきます。玉ねぎみじん切りを肉片少々(だしが出る)と共によーく炒め、トマトを足して時間をかけて炒め煮風にしたもの。濃厚な旨さと天然の甘さがたまりません。

アダス ...スーダン

スーダン料理レンズマメのシチュー(ポタージュのような食感)もアダスと呼ばれますが、朝食ではこのように、ちぎったアエシ(パン)にレンズマメシチューをかけ、玉ねぎ青菜トマトのざく切りと油を足して混ぜた、お腹にたまる和え物もアダスと呼ばれます。最初からパンをちぎって何かを和えてしまう料理は、スーダンから北東部アフリカ(ジブチやソマリア)にもよく見られる習慣だと思います。

ジャバナ ...スーダン

スーダン料理ジャバナとはフラスコ型のコーヒー容器のことで、その名が転じてコーヒーそのものもジャバナと呼ばれています。予めコーヒーを作っておき、注文が入ったらジャバナ容器に入れて炭火にかけて熱々にし、ヤシ繊維で口をふさいで(ろ過装置になる)客に提供します。ジャバナには生姜(ジャンザビ)が入るのが普通です。砂糖の上に注いで甘くしていただくと、暑さの疲れが飛んでいきます。

カルカデ ...スーダン

スーダン料理なすのガクのような形のカルカデは、色が赤くて鮮やかです。クエン酸を豊富に含むので、カルカデを煮出したお茶に砂糖をたっぷり入れて、甘酸っぱい赤いお茶として飲まれます。エジプトのカルカデもスーダンからの輸入が多く、そういう意味で、スーダンはカルカデの総本山的ポジションにあるのです。

シャイ(左)、シャイビラバン(右) ...スーダン

スーダン料理アラブ圏らしくスーダンでは甘い紅茶が常飲されています。紅茶はシャイ、ミルクティーはシャイビラバン(ビ=with、ラバン=牛乳)です。その他シャイビナアナアというミントティー(ナアナア=ミント)もポピュラーです。

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