トルカリ(マス)とバット ...バングラデシュ
バングラデシュのおかずは大抵トルカリ、具を香辛料で調理した、日本人感覚でいうカレーです。国土が河川だらけのバングラデシュではマス(魚)を常食します。トルカリはバット(白いごはん)と共に食べます。写真はマスジョル(ジョル=汁気が多い)ですが、素揚げだけの状態「マスプライ」(プライ=揚げ物)も美味しいです。写真のマスは国魚「イリッシュマス」です。
トルカリ(ショブジ)とバット ...バングラデシュ
バングラデシュのおかずは大抵トルカリ、具を香辛料で調理した、日本人感覚でいうカレーです。ショブジは野菜という意味で、肉類に比べ野菜は安いので、庶民の家庭での定番おかずはショブジ(野菜カレー)となります。写真は小松菜風野菜、ナス、じゃがいも入り。トルカリはバット(白いごはん)と共に食べます。
トルカリ(カッチまたはカッシ)とバット ...バングラデシュ
バングラデシュのおかずは大抵トルカリ、具を香辛料で調理した、日本人感覚でいうカレーです。カッチまたはカッシは、英語が出来るバングラデシは「マトンだ(羊だ)」と言ってくれますが、どう見てもヤギでしょ!それ! と生きているカッチを見ると大いに突っ込めます。ということで写真はゆで卵入りヤギカレー。トルカリはバット(白いごはん)と共に食べます。
トルカリ(ムルギ)とバット、サラッ ...バングラデシュ
バングラデシュのおかずは大抵トルカリ、具を香辛料で調理した、日本人感覚でいうカレーです。ムルギは鶏肉で、ムスリムにもヒンディーにも、ベジタリアンでない限り問題なく食べられるチキンカレーは、この国の良い肉料理となっています。トルカリはバット(白いごはん)と共に食べます。バングラデシュ料理にはサラッ(きゅうり千切り)が頻繁に見られる付け合わせです。
じゃがいもをマッシュにした料理をボッタといいます。じゃがいもはアルなので、アルボッタとも言います。私が食べたものは、他の料理に使って辛味がほぼ抜けた唐辛子(これが結構いい風味を出している)や生玉ねぎや塩を混ぜたボッタ。うん、これは美味しいね。ラー油の底に沈んだ唐辛子の活用法を一人ニヤリと見出したのでした。
カバブまたはカバップ、ルティ、サラッ ...バングラデシュ
カバブまたはカバップはいわゆるケバブ、肉の串焼き。ムスリム国なので牛肉は所定の捌き方をしていれば可食肉。このケバブ、今まで食べたナンバーワンの美味しさで、まるで日本の牛タタキの様に中がとろりとしていて極美味! ビールもってこーい!と叫びたくなるがムスリム国なのでそれがないっ。付け合わせはルティ(ふわり焼いた薄パン)にサラッ(千切りきゅうり)。
ビリヤニ・1(カッチリビリヤニ) ...バングラデシュ
ベンガリービリヤニその1紹介。ビリヤニはイスラム・インド圏に広がる定番料理で、米をクローブやカルダモンなど香りの強烈な香辛料で炊き上げる料理です。ビリヤニ・2(≫
こちら)と違い、カッチ(地元の人は羊と言うがヤギ肉)はヨーグルトや香辛料で美味しく調理し、炊きあがった米に色素で「色むら」を出したものに最後混ぜあわせます。
ビリヤニ・2(ムルギリビリヤニ) ...バングラデシュ
ベンガリービリヤニその2紹介。ビリヤニはイスラム・インド圏に広がる定番料理で、米をクローブやカルダモンなど香りの強烈な香辛料で炊き上げます。ビリヤニ1(≫
こちら)と違い、米を香辛料(クローブやカルダモン)を使って「単色で」炊き、鶏肉(ムルギ)のカレーをどっぷりとかけるスタイルのものもあります。
イスラム圏定番の軽食マルタバック(≫
こちら)がムクレイの名で登場~。バングラデシュもイスラム圏ですものね! 練って寝かせた小麦粉をひっぱりながら極薄く広げ、溶き卵を塗り、玉ねぎ青唐辛子炒めをたっぷり入れて包んだ後に揚げたもの。超大きな春巻きを想像してもらえたら食感が近いかな。バングラデシュ定番の料理の付け合わせはサラッ。きゅうりの粗い千切りです。
ポロタ、ダル、ショブジ、マムレット ...バングラデシュ
ポロタは小麦粉を練って薄く円形に延ばしたものを揚げたもの、ダル(豆カレー)やショブジ(野菜カレー)を添えていただきます(写真ではショブジとダルが重なっています)。朝食ではまたマムレット(青唐辛子玉ねぎ入り卵焼き)も定番です。これらはナスタ(朝食など軽い食事)の定番中の定番です。
ゆでたじゃがいもをカレー風味になるようにスパイスで香りつけをしておき、小麦粉を塩水で練った厚めの皮で包んでサクサク揚げにした軽食の定番です。ネパールではこれに類似したものがサモサと呼ばれますが、バングラデシュでサモサと言えば小麦粉の皮が極薄の三角揚げ(≫
こんな形)、ちょっと別の食べ物を指すことになります。
餃子の皮のようなものに急激に熱を加えると中の水分が膨張して風船状に揚がります。別途ヒヨコマメや香菜、唐辛子などでマッシュを作り、酢唐辛子水を用意。客の注文が入ったらサクサク風船に指で穴をあけ、豆マッシュを詰めて、酢唐辛子水と一緒にサーヴします。インドやネパールのパニプリと同じ物ですが、パニプリより風船が小さいミニチュア版。美味しいですよ~!
バングラデシュでは良く見る卵スナック。路上で少年が売り歩いています。ゆで卵をくさびに切ってヒヨコマメのトルカリ(いわゆるカレー)で和え、きゅうり玉ねぎ香菜青唐辛子で和えたもの。仕上げの塩味がマッチして、なかなか美味しい。
英語の「バーガー」がきっと語源、もと英領なので大いに納得。バンズにハンバーグやマトンバーグなどをはさんだ、バングラデシュではよく見る庶民の軽食です。
英語ではカード(Curd)、インドではダヒと呼ばれるもの。牛乳から作るヨーグルト状の半固形物を指します。よくあるドイは素焼きの器に入っていて、チーズケーキのように甘くて美味しいんです! はまった~!
チャー(左:ドゥトチャーまたはドゥチャー、右:アダチャー) ...バングラデシュ
バングラデシュでは紅茶は人々の基本的な飲料の1つです。何も言わずに「チャー」と言えばたいていミルクティー(写真左)が登場。生姜と砂糖入りの紅茶(写真右)を出してくれるところも多いです。
©2007-11 Azusa