Ika(イカ) ...ニウエ
ニウエ語でイカとは魚の意味。漁師または漁師の雇用主が直販してしまうので、地元民にツテがないツーリストは買いにくいのですが、今回はニウエ人に友人がいたので買ってきてもらえました。獲れたてを急速冷凍したものは、自然解凍したら新鮮そのものの美味しいお魚としていただけます。村祭りでは魚を鉄板焼きにする光景を見かけました。
Nane(ナネ) ...ニウエ
ニウエ人が「ローカルポリッジ」(私たち独自のお粥よ)と言うのが、このナネ。ココナッツミルクを得るときにはココナッツジュース(殻の内部の水分)が出るのですが、そこに砂糖とキャッサバイモ(タピオカ)のデンプンを加えて加熱してとろみをもたせ、更に若いココナッツの果肉(写真の白いもの、若い物はプルンプルンしていてゼリーみたい)を混ぜたものです。お勧めです。
Talo(タロ) ...ニウエ
ニウエ人の大事な主食はタロイモです。小さいタロでも直径8cm、長さ15cmはあり、日本のサトイモに食感や味が似ています。写真はスライスしてゆでたもの。
Takihi(タキヒ) ...ニウエ
日本のサトイモに近い食感をもつタロイモを土台にし、上にパパイヤの果肉をたっぷり乗せてココナッツクリームをかけてバナナの葉で包んでオーブン焼きにしたものです。サトイモ風のイモがデザートになるとは意外ですが、くせのないイモはフルーツにも合うことを発見しました。
Polo(ポロ) ...ニウエ
青菜(ルクと呼ばれる。多分タロイモの葉)とコンビーフ(ニュージーランドからの輸入缶詰)とココナッツミルクをバナナの大きな葉で包み、オーブンで加熱したもの。コンビーフの旨みが出ていてポリネシアンの大好物の1つです。
Moa(モア) ...ニウエ
モアとはポリネシアン国家に広く共通する単語で、鶏肉を指します。ニュージーランドから安い鶏肉パック(安さゆえ手羽が多い)が輸入されていて、ニウエではポピュラーなおかずとなっています。写真は村祭りで食べたベイクドチキンです。
Tosisi(トシシ)またはSausage(サウサゲ) ...ニウエ
ニウエは食糧を多くニュージーランドに依存していて(最近旅している地域このフレーズばっかだなぁ・・・)、ニュージーランド製安安ソーセージの巨大パックが普及しています。トシシとはきっとポリネシア語。サウサゲは、ソーセージをポリネシアン風に発音したもの。
BBQ(バーベキュー) ...ニウエ
バーベキューはポリネシアン国家に広く共通する調理法だと思います。鶏肉やソーセージなどが比較的安価な食材であるゆえ、その2点はバーベキューの定番の具のようです。市販のバーベキューソース(中濃ソースに桃ジュースが入ったような味)やトマトケチャップをつけていただきます。
ココナッツミルク ...ニウエ
ニウエはポリネシア人の国、ポリネシア料理の必須調味料であるこれを外してこの文化を語ることはできません。ココナッツの殻を割ると殻の内壁に白い固層が張り付いていて、それを掻きとって砕いたものを布に入れて絞ることで得られます。写真のように、卓上の醤油の如く、卓上ココナッツミルクが登場したりもします。肉にも魚にもごはんにも、何にでもかけちゃってください。
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