Pilhi(ピライ) ...ノーフォーク
ノーフォーク人の先祖はピトケアン人。それを語るかのように、この島でバナナはピトケアン語と同じくピライと呼ばれています。熟したバナナを小麦粉とベーキングパウダーを混ぜて焼くだけのシンプルなケーキは、本当に美味しかった。写真ではカラメルと一緒に表面を焦がしたバナナがトッピングされています。
Coconut Bread(ココナッツブレッド) ...ノーフォーク
島の名産お菓子です。島のスーパーマーケットには巨大袋のココナッツシュレッド(ココナッツの硬い果肉部分をシュレッダーにかけたもの)が売られていて、それに小麦粉(ベーキングパウダー入り)と砂糖と牛乳を混ぜてオーブンで焼いたものです。ところで「ノーフォークのクッキングブック」を見ていたら、レシピ集の97%くらいがお菓子類でびっくり。そういう国なのでしょうね。
Roast Chicken(ローストチキン) ...ノーフォーク
ノーフォーク島で売られている家禽肉のうち、圧倒的に安いのが鶏肉です。今でこそ世界の調味料が入るものの、今の親の世代が子供のころは調味料は塩とこしょうしかなかったのだというエピソードを伺いました。チキンは今もオーブンで焼くのが最もポピュラーな調理法なのだそうです。なので、昔を偲んで塩こしょうのみのローストチキンをば。
ノーフォークにはフルーツが多数。果実又はジャム等の加工品は国民のデイリーフードにもなっています。写真上はPilhi(ピライ)とピトケアンと同じ言葉で呼ばれるバナナ、下はFeijoa(フェイジョア)という薔薇と梨の香りのするニュージーランドでも採れるフルーツです。太古の昔はフルーツなどなかったでしょうこの地に、人々は丹念にフルーツを植え続けて今に至るのです。
Pawpay Jelly(ポパイジェリー) ...ノーフォーク
ノーフォーク島に自生するレッドグアバ(ローカル語でポパイ)は直径2cm程の、味はリンゴとさくらんぼの両方がする、素敵な味のフルーツです。そして「ノーフォーク5大レシピ」(←うち4つが甘いものレシピ、笑)の1つが、このポパイジェリーです。色が出るまで煮出して、煮汁と同量の砂糖を加えてジャムにしています。ノーフォーク人みんなこれが大好き!美味しいですよ!
Norfolk Coffee(ノーフォークコーヒー) ...ノーフォーク
ノーフォークは隠れたコーヒーの産地! 人口1400人弱の小さな島にはコーヒーファームが2つもあって、美味しいコーヒーを生産しています。地元の人は日本では紅茶淹れに使うサーバーを、コーヒー淹れに使っていましたよ。英国風ですね。
オーストラリア領ノーフォークでは、オーストラリア産ワインがよく飲まれています。ニュージーランド産もあるのですが、個人的に豪ワインの方が味が上だと思うのですが、どうでしょう?
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