Charquican(チャルキカン) ...チリ
日本でも作りたい絶品チリ料理! 牛ひき肉(馬肉も可、豚や鶏は使わない)、玉ねぎ、にんにく、オレガノ、にんじん、緑ピーマン、じゃがいも、かぼちゃ、ほうれんそう、ズッキーニ、生とうもろこしを加えて煮てマッシャーでつぶす、汁気の少ないスープ。玉ねぎサラダと一緒にいただくそうです。豆入りも可。夕食を軽く済ませるチリ人の、冬に良く食べるありふれたオンセ(軽い夕食)。
Porotos con riendas(ポロトスコンリエンダス) ...チリ
「豆&馬の手綱」という意味を持つ料理はチリ南部の伝統料理。いわば豆と野菜のほくほくパスタです。浸水させた豆、水、かぼちゃを火にかけ、柔らかくなったらオレガノ、パセリ、チョクロ(とうもろこし粒)、パスタを入れてビーフブイヨンで味を調えます。チリ料理は、オレガノをしっかり使う点に特徴の1つがあるように思います。
Cazela(カスエラ) ...チリ
チリを代表する郷土料理カスエラは、チリ版ポトフ。大ぶりのとうもろこしやにんじんや牛肉、丸じゃが、お米や玉ねぎやにんにくを味出しに少々、コトコト煮込んで作ります。風味付けのオレガノはチリ料理ですから欠かさずに。最初にスープを飲みきって、残った具にサラダを載せていただきます。トマトと玉ねぎスライスのシンプルサラダ「エンサラダチレナ」(チリサラダ)がよく合います。
Carbonada(カルボナーダ) ...チリ
カルボンが炭なので、カルボナーダは炭火料理という意味です。牛肉、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ほうれんそう、米、とうもろこしなど色々なものを細かい大きさに切りそろえてシンプルに煮込む、アルゼンチンと共通する郷土料理です。風味の決め手のオレガノ使いは必須のようです。
Salteno(サルテーニョ) ...チリ
肉と野菜を煮込んだ料理です。今日いただいたのはオソブコ(牛骨付き塊肉)、赤ピーマン、緑ピーマン、玉ねぎ、トマト、にんじんの煮込みで、フライドポテトがオプションで乗っていました。
Ceviche(セビッチェ) ...チリ
南北に4000kmの長さをもつ細長い国チリでは、北部は魚介料理が多く、南部は鍋1つで煮込む料理が多いとのことです。セビッチェはチリ北部の伝統料理です。チリ北部はペルーと接しているから、ペルー料理としてセビッチェが有名である事実とよく関連しています。魚介類(写真はサーモン)をレモン果汁、玉ねぎ、香菜でマリネした日本人の舌にも美味しい一品です。
mariscal cocido(マリスカルコシード) ...チリ
コシードは「煮物」という意味で、直訳すると「海産物の煮込み」となります。チョリート(ムール貝っぽい)やえびを始め様々な魚介類がたくさん! 「セコ」、つまり水を少なく炊き上げた、旨みが劇的に濃厚な「食べるスープ」です。写真では水面下ぎりぎりまで具がどっさり入っています。
Chupe de mariscos(チュペデマリスコス) ...チリ
魚介類(今回は6種類!)を水分少なく煮てとろみをつけてチーズをかけてオーブン焼きにしたものです。激ウッマ! sopa de mariscos(ソパデマリスコス、魚介スープ)と違う点は、sopa(ソパ)は水分が多いのに対し、chupe(チュペ)は水分が少なくパン粉や牛乳、クリームでとろみつけをしていることにあります。貝類が豊富なチリですから、味は抜群に出ているのですよ。
Pastel de choclo(パステルデチョクロ) ...チリ
直訳すると「とうもろこしケーキ」。でも立派な、そしてチリ中に広まっているおかずなんですよ。写真下のように、鶏肉とゆで卵が入るのが一般的。牛乳と砂糖でチョクロ(とうもろこし)ペーストを作って絡めたほの甘いオーブン焼きです。チリ料理はこのようにgrepa(グレパ)というオーブン用陶器を使う料理が多いですね。
Humita(ウミータ) ...チリ
中南米各国で見る「タマル」は、チリではウミータと呼ばれます。(各国のタマルは、≫
こちら) とうもろこしをすりおろして玉ねぎと炒めて味付けし、鶏肉やゆで卵などの具を入れてとうもろこしの皮で包んでゆでたものです。ほんのり甘いのはチリ版の特徴です。トマトと玉ねぎスライスのシンプルサラダ「エンサラダチレナ」(チリサラダ)とあわせていただくのが良いとのことです。
Empanadas(エンパナーダ) ...チリ
スペイン語圏各国でよく見る軽食エンパナーダも、チリ版は最高に美味しいよ! (各国エンパナーダ比較は、≫
こちら) ひき肉と玉ねぎのとろっとろっ炒めにゆで卵、わおオリーブも! 贅沢な具材が引き出す美味しさにノックアウトされちゃってください!
Sopaipilla(ソパイピージャ)、chancho en piedra(チャンチョエンピエドラ)、pebre(ペブレ) ...チリ
ふっわふわ軽~いやみつき♪ 小麦粉、塩水、バター、重曹でパン生地を作り空気を含ませて揚げます。中がほとんど空洞で良い食感です。写真手前左のchancho en piedra(トマト、にんにく、緑唐辛子、オレガノ、辛ピーマン、塩、油を石ですりつぶしたもの)や、手前右のpebre(玉ねぎ、緑唐辛子、トマトを細かく刻んで、油、酢、パセリ、塩、水少々と混ぜたもの)といただきます。
Allulla(アユヤ)、Manjar(マンハール) ...チリ
チリの朝食はアユヤとマンハールがなければ始まりません♪ マンハール(写真左下)は「贅沢品」という意味を持つ、アルゼンチンの名作ドゥルセデレチェ(≫
こちら)と同じクリームです。アユヤは固めの丸くて平たいパン。2層にはがれやすくなっていて、間にマンハールを塗ったりアボカドを挟んだりして美味しくいただきます。同じく四角いパンはコリサColizaと言います。
Cocada(コカーダ) ...チリ
アルゼンチンの名作ドゥルセデレチェ(≫
こちら)と同じクリームはチリではManjar(マンハール)と呼ばれています。コカーダはこのマンハールと砕いたビスケットを混ぜて作った球状の美味しいお菓子です。子供でも簡単に作れる家庭のおやつ作りを、あづさも学んできました。表面のココナッツの粉が美味しいです。
Malta con halina(マルタコナリーナ) ...チリ
マルタは黒ビール、コナリーナは「con halina」で「小麦粉を合わせたもの」。黒ビールの泡の上にローストした小麦粉と砂糖をそっと乗せて、シュワシュワっとしたところを混ぜ、粉を食べるように飲みます。これはチリ伝統料理の1つ。ビールなのに「料理」と書いたのは、これは子供のいる家庭でも朝ごはんになるから。子供にビールの朝ごはんって、チリってすごーい(^^ゞ
Pisco Sour(ピスコサワー) ...チリ
ピスコはブドウから作る蒸留酒。ペルーでもおなじみですが、チリでも非常にポピュラーです。レモン果汁とお砂糖を入れて、南米らしい味のカクテルにして、美味しくいただきます♪
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