Thimpu(ティンプー) ...ボリビア
ボリビアでは歴史のある料理で、もとはアイマラ語の「時間」が語源と言われています。つまり、煮込み料理という意味です。羊や牛の肉を使って、アヒアマリージョという香りがあるのに辛くない黄色い唐辛子や玉ねぎと油のソースに肉を入れて煮たりします。私が食べたものはゆで肉にそのソースを絡めたようなものでした。ボリビアでは祭りの後にも食べられるごちそうです。
Sajta(サフタ) ...ボリビア
ボリビアのみならず、南米規模で見ても非常に歴史ある料理です。基本的には鶏料理で、アヒアマリージョという香りがあるのに辛くない黄色い唐辛子や玉ねぎと油のソースに鶏を入れて煮たり、ゆで鶏にそのソースを絡めたりします。 ソース大絶品! 日本で作れるかな?
saice(サイセ) ...ボリビア
ボリビアではサイセがお気に入り♪ ひき肉、玉ねぎ、トマトの辛いチリ炒めのことで、これをゆでたマカロニやゆでじゃがにかけて、薬味に玉ねぎスライスを乗せていただきます。ボリビア版ミートソースですね。
sopa de cabeza(ソパデカベサ) ...ボリビア
直訳すると「頭のスープ」、これはボリビア料理の代表選手と言ってもいいでしょう。今回はコルデーロ(ヤギ)の頭を煮込んだスープをいただきました。頭蓋骨もパーツごとに分解され、私のお皿には上顎が入ってる~(歯が見えるでしょ)。ボリビアでは是非ともこれを食べたかったので、夢が叶って嬉しいです。
Milanesa de pollo(ミラネッサデポジョ) ...ボリビア
ミラネッサはミラノ風という意味ですから、分かりやすく呼ぶと「鶏のミラノ風カツレツ」となるでしょう。特徴は衣をつける際にペレヒール(パセリ)のみじん切りを混ぜる点にあります。ボリビアの庶民の市場で食べるミラネッサは、衣にパン粉を使わず卵だけ。一応写真のミラネッサにも、量が少なくて見えにくいけれど、衣の下にペレヒールがあります(見えにくくてごめんなさい)。
Falso conejo(ファルソコネホ) ...ボリビア
「コネホ」の文字を見て「うさぎ料理だわ♪」と踊ってはいけません。これは直訳すると「偽造うさぎ」、「うさぎもどき」という名前なのです。たいていは牛肉で紙カツ(薄いカツ)を作り、アヒアマリージョ(辛味のない黄色い唐辛子のパウダー)とトマトで香りよく煮込んだ料理です。そしてこれもまたボリビアアンデスの伝統料理の1つなのです。
Pescado frito(ペスカドフリット) ...ボリビア
川や湖に富んだボリビアは、魚をよくフライにしていただきます。ペヘレイPejerreyやトゥルーチャTruchaなどのマス類が多く、その他、日本名は分かりませんが、カラチCarachi、マウリMauri、イスピIspiなどなど、バリエーションいっぱいです。乾燥とうもろこし粉を衣にしてから揚げにしたものは、衣がカリッとして美味しかったです。
ピカセデカルド ...ボリビア
ピカは辛いという意味のピカンテから由来する言葉だと思います。カルドは肉という意味。このお料理は、たっぷりの豚バラ肉や骨付き豚肉をペラード(とうもろこし粒)やチュニョ(脱水じゃがいも)と一緒に辛く煮込んだトマトベースのスープです。脂の多い肉を辛味で効率よく食べるアイディアが含まれています。
Lomo de res(ロモデレス) ...ボリビア
ロモデレスは「牛ヒレ肉」という意味で、よくステーキのように調理されます。今回いただいたものは牛ヒレステーキにごはん、フライドポテト、目玉焼き、ゆでにんじん、ゆでいんげん、トマトが添えられた豪華版! 他の具に隠れちゃいましたが、牛ヒレステーキもたっぷりお皿に乗っていますよ。
Chorizo(チョリソー) ...ボリビア
太めの腸詰めのグリルです。ボリビアでは肉類がよく食べられていて、市場の食堂でもチョリソーは主要メニューの1つになっています。
puchero(プチェロ) ...ボリビア
プチェロは土鍋料理や煮込み料理という意味をもちます。今回いただいたものは、牛肉か豚肉の骨をじゃがいもと一緒にじっくり煮込んだものでした。これだけでも骨から味が出てすごく美味しいのに、さらに感動したのが上にかける「アロースブランコ」(白い米という意味)。砕け米を使ってふわふわに作られた白粥をかけていただくアイディアに脱帽です。
picana(ピカーナ) ...ボリビア
牛肉塊のカレー風味スープ仕立てです。スパイス各種が使われているからカレー風味を感じるんでしょうね。ピカとは辛いものやスパイシーなものを表す「ピカンテ」に由来すると思います。
Aji de Palomitas(アヒデパロミタス) ...ボリビア
パロミタとはポップコーンという意味で、この場合は単にとうもろこし粒を意味していると思われます。アヒは辛いものという意味です。この料理はとうもろこし粒(甘くないもの)と豆とじゃがいもをコンソメ味で、少し辛みをつけて炊いたもの。ほこほことしていて美味しかったです。上にかけるペレヒール(イタリアンパセリみたいなもの)とよく合っていました。
papa relleno(パパレッジェーノ) ...ボリビア
直訳すると「じゃがいもの詰め物」。ひき肉炒めをゆでてつぶしたじゃがいもで包んで表面を揚げたもの。玉ねぎのトマト炒めときゅうりを添えたものが、屋台で安く売られています。コロッケをほくほくと食べるような美味しさが大好きです。
Coca(コカ) ...ボリビア
ご存知、麻薬成分コカインが含まれる葉で、日本ではコカ葉(こかよう)と呼ばれるものです。ボリビアでは、これをお茶にして飲んだり、これを直接口に含んだりと、皆が気軽に摂取していします。写真に映っている石灰を葉と一緒に噛むとコカイン抽出&吸収効率が高まるのです。
Mocochinchi(モコチンチ) ...ボリビア
ボリビア各地で路上で売られている、干しあんずや干し桃のようなフルーツが入ったドリンクです。薄い紅茶のような味と色があり、甘みがついています。
©2007-11 Azusa