Cassava bread(キャッサバブレッド) ...ドミニカ国
キャリブテリトリーという、カリブ海で唯一先住インディアンが生き残っている地域に行ったら、道端でキャッサバブレッドを売っている人々に出会えました。キャッサバという、タピオカと同じ原料のイモを乾燥して粉砕した粉に、ココナッツや砂糖を混ぜて、成型して焼いたもの。風味もよし、ほのかな甘みと素材の旨みが大変に美味しい、出会えて良かった食べ物です。
Crab Back(クラブバック) ...ドミニカ国
カニ肉クリームグラタンを作ってカニの甲羅を器にして焼き上げたものです。甲羅を上にすると、つい目が合っちゃいますよ(笑)
Peleau(ペラウ) ...ドミニカ国
ピラフと同じ語源の食べ物です。カリブ海南部ではペラウが国民食の1つ。驚くのはその作り方、油で砂糖を焦がして(もしくはその状態で売られている市販のカラメルで)水と鶏肉を入れて、べったり甘く煮付けます。そして水や野菜、豆、米を入れて炊き上げるのです。上品・・・という言葉があまり似合わないこのペラウは、お腹がすいたときにガッツリ食べるのが似合っています。
Provision(プロビション) ...ドミニカ国
カリブ海を旅して南部にやってくると、プロビションにお目にかかれます。プロビションとは「食糧の供給」という意味をもつ英単語。プランテーン(バナナ)、ダシン(タロイモ)、じゃがいもやさつまいもなど、お腹にたまる炭水化物類を総じてこう呼んでいます。何がなくともプロビションがあれば生きていけると、カリブ海の奴隷時代から存在するものなのでしょうか。
カリブ海ですから、魚料理、あります。これはキャリブテリトリーというインディアン居住保護区でいただいたインディアン料理。マグロの角切りをトマトと少しのミルクで煮たものです。
Stew Chicken(ステューチキン) ...ドミニカ国
鶏をトマトやソース類で煮たものです。
Lentil(レンティル) ...ドミニカ国
レンズマメを玉ねぎやスパイスで炊いたもの。ドミニカ国では付け合わせとしてよくお皿のすみに乗っています。レンズマメは薄っぺらい形をしていて、それゆえ、他の豆に比べると、食べたときに口の中がもそもそしないのがお気に入りです。
coco-macqe(ココマカ) ...ドミニカ国
粗引きとうもろこし粉とココナツをまぜて葉でくるんでゆでたもの。今回は隣の鍋にトマト煮料理があったので、お店のおばちゃんにそのトマトソースをかけてもらいました・・・が、ちょっとこれはお味いまいちです。あまり味がなく、とうもろこしの繊維っぽさが口にひっかかっちゃう感じ。でもカリブの小国では、こういう料理は伝統的郷土料理なのだろうなと思いました。
カリブ海ですから、ラム酒、あります。写真はバニラの鞘とか漬けてあるのですが、地元ドミニカ人もこうしているのだと教わりました。
Gravy Browning(グレービーブラウニング) ...ドミニカ国
カリブ海料理の特徴の1つに(特にカリブ海南部だと思う)、「砂糖を溶かし焦がしたカラメルを使って甘みをつける」というのがあります。日本で言えばみりんに相当する調味料なのでしょう。こうした市販品もあり、妙にべったり甘い炊き込みご飯を作るのが、カリブ海(特に南部)は得意なようです。別途紹介するペラウなどに使われます。写真はおとっちゃん自慢のドミニカ美人娘^^
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