「リキュールのキュラソー」は、蘭領アンティルの「キュラソー」が発祥地です。この島で独自に採れるオレンジの皮に秘密のスパイスを加えて蒸留したのが、昔むかしのオランダ人。オレンジの香りが本当に濃厚でね、甘みあるリキュールをそのまま飲んだり、お菓子、料理、カクテルなどにも応用されています。紅茶に少々加えてオレンジティーにしたら美味しかったです。
Shoarma(ショアルマ) ...キュラソー
スパイシーチキンソテーがたっぷり。フライドポテトがたっぷり。これにガーリックハーブマヨネーズをたっぷり! 塊肉の薄切りを重ねたものを側面から焼いて削ぎ落とす「シャワルマ」と同じ語源だと思われます。
kroket(クロケト) ...キュラソー
キュラソーでも、その関連国であるアルバでも、棒状コロッケを見つけました。今回いただいたものは、カルコ(貝)をすりみにしてジャガイモと共に具にしたもので、「kroket karko」と言うこともできます。その他お肉を使ったものもあります。クロケトは、キュラソーの公用語であるオランダ語及びパピアメント語でコロッケという意味です。衣のツブツブ感がなかなか良かったです。
Arroz moro(アロースモロ) ...キュラソー
カリブ海の定番の米の食し方、赤豆炊き込みご飯です。ココナツやトマト、タイム、にんにく、玉ねぎといった旨みが出る材料と共に作るので、日本でイメージする豆ご飯とは全然「ごはんのススミ方」が違うんですよね。
Stoba(ストーバ) ...キュラソー
ストーバとは、ステューstew(日本語のシチュー)と同じ語源です。おとなりボネールのストーバと同様に、肉をトマトや香菜、玉ねぎ、スパイスなどで煮込んだものです。汁気をあまり残さないので旨みが肉に絡まるのは良いアイディアですよね! キュラソーではKaruni Stoba(牛肉のトマトシチュー)、Kabrito Stoba(ヤギ肉のトマトシチュー)をいただきました。
pastechi(パステチ) ...キュラソー
パステチは、円形の小麦粉の皮に具を挟んで焼いたもの。中南米のエンパナーダと同じ料理です。今回4種類のパステチをいただきました。keshi(ケシ、チーズ)、galina(ガリーニャ、鶏肉)、bakjouw(バキャウ、魚の塩漬け)、keshi ku ham(ケシクハム、ハムとチーズ)。一番美味しかったのはバキャウでした。
揚げバナナは、中米カリブで良く見られる付け合わせ。ちなみに1皿にごはんもおかずもサラダも乗せる、ワンプレートディッシュでいただくことが多いので、肉シチューのソースにこの揚げバナナをつけたり、また、卓上にたいてい置いてある「辛い調味料」をたらしていただいたりします。
tart(タルト) ...キュラソー
キュラソー在住の人にキュラソーのローカルフードについて伺ったら、このタルトは典型的な1つだと教えてもらえました。スーパーやパン屋に言っても、写真のように上部に十字の模様を入れたタルトが置いてあるのです。何かのしるしかな? 写真のタルトはココナッツと砂糖が入っていて、カリブ海の国らしい味がします。
オランダ産ビール ...キュラソー
オランダが世界に誇るビールといえば、世界各地でお目にかかれるハイネケンでしょう。蘭領アンティルに属するキュラソーでは、その他アムステルといったオランダ産ビールが基本的に飲まれています。
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