世界230ヶ国で各国料理を学ぶ旅をしました!
写真つきで紹介します
2542料理を掲載。
< 掲載マイルール主撮影機種:
-Nikonデジタル一眼レフ D200
-AR Nikkor 24-85mm 1:2.8-4D
-元写真サイズ3872×2592×24 BPP
スライス玉ねぎを茶色くなるまでディープソテーし、ゆでた麺を絡めたもの。写真は町の食堂でいただいたものですが、泊めていただいた家では、キッチンの食材が乏しくても鍋の中にはこれが入っていたんですよね。だからモルドバの食の筆頭として心に留めておこうと思ったんです。丁寧に茶色く炒められた玉ねぎは甘みがあって美味しいの。自分でも必ず作りたい味です。
つぶしゆでじゃがに塩こしょうで味付けしたものを厚めの皮で水餃子にし、スメタナというサワーヨーグルトを乗せたものです。水餃子は旧ソ連圏の重要な料理の1つだと思います。お料理表記もキリル文字だし、これは絶対ロシア系。
チョルバ発見! チョルバといえばルーマニアの国民的スープ(≫こちら)ですね。モルドバ人はルーマニア人と類似しているので、同じような料理が根付いているように思いました。今回いただいたのはCiorba cu fasole(チョルバクファソレ)という、にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、赤ピーマン、香草が入ったさっぱりスープ。
これはロシア(≫こちら)やウクライナの影響を受けたボルシュでしょう(※モルドバ人はルーマニア人と同一民族で、ルーマニアのボルシュ(≫こちら)は必ずしも赤くないのでこういう記載をしました)。ビーツという赤い根菜、玉ねぎ、キャベツが入った、微かな酸味のあるスープです。スメタナというサワーヨーグルトをトッピングするのが定番です。
しいたけ、なめこ(日本人には嬉しい味!)、しめじなどのきのこ類をほんのり酢で和えオイルと小ねぎでマリネしたものです。上品な味で舌触りも良し。実はね、肉食が禁じられる日が多いロシア正教ゆえ、ロシアではきのこ料理が発展してきたんです。ロシア料理の流れをソ連の一員であったモルドバのこのきのこ(読みにくいなw)で一層感じてみたのでありました。
これを食べると、今東欧にいることを実感します。キャベツとにんじんの千切りをアニスシードと共に塩水に漬け込んで強度発酵させた、東欧全域に広まる酸っぱいサラダです。ポーランド人友人の話では、これは国民のソウルフードなのだそう。きっとモルドバでもそうなんでしょうね。
モルドバ内独立宣言地域である沿ドニエストルで見かけました。にんじん酢漬けを発酵キャベツでロールキャベツ仕立てにしたもの。野菜野菜した食べ物ですね。写真奥が売られている状態、手前はそれを開いてみたものです。
ルーマニア系住民が大半を占める国ですから、ルーマニアでもポピュラーなサルマーレは、やっぱりモルドバでもポピュラーです。丸ごと発酵させたキャベツの葉を使って、米と赤ピーマンのトマト酢煮をくるみました。今回はブドウの葉を使ったものもいただくことができました。
わー牛タンだ~♪ 日本で牛タンというと焼き肉もしくはこってりドミグラスシチューがメジャーかと思いますが、東欧でメジャーな食べ方は、塩漬けを水煮にするものです。シンプルそのものですね。物足りないかと言えばそんなことはなく、流石は牛タンの旨みと柔らかさが利いています。
空洞が大きく縦より横が長いピーマンに、米、にんじん、玉ねぎ、ひき肉のトマト煮が詰められていて、上手に炊かれています。この辺の国では米は野菜として扱われていることがよく分かる一品です。なおロシア語表記のみの店でいただいたので、ロシア系住民の食べ物だろうと思います。
路上販売でよく見かける具入り揚げパンです。ロシアのピロシキに通じるルーツを持つものだと思います。私たちがいただいたのは、玉ねぎソテーが入ったものです。表記はモルドバ語(見出し前者)とロシア語(見出し後者)の両方がありました。
ヤッタ! これを見て、ベラルーシの旅を思い出し(≫こちら)旧ソ連圏の旅を実感しました。ライ麦と麦芽を発酵させて作る炭酸飲料ですが、ベラルーシ版とは味が異なり、コーラを炭酸水で割った、味は薄めでも炭酸がキリリと利いた感じがします。暑い日中には結構美味しい庶民ドリンクです。写真のようにクヴァス売りのおばちゃんが、その都度冷たいクヴァスを注いでくれます。