世界230ヶ国で各国料理を学ぶ旅をしました!
写真つきで紹介します
2542料理を掲載。
< 掲載マイルール主撮影機種:
-Nikonデジタル一眼レフ D200
-AR Nikkor 24-85mm 1:2.8-4D
-元写真サイズ3872×2592×24 BPP
とうもろこし粉をふかしたもの。南部アフリカのパップやシマ、東アフリカのウガリなどに味も作り方も似ているのが驚き。ルーマニアでは、別途紹介するトチトゥラのような油っこい肉炒めを添えたり、ブルンザ(フレッシュチーズ)やスムントゥーナ(サワークリーム)を添えていただきます。ルーマニア人の知恵でしょうか、地元主婦のおねーさんは子供の顔を書いての盛り付けです^^
典型的ルーマニアスープです。牛の内臓(写真スプーンの上は牛の第2胃(日本語でハチノス、乾燥糸寒天のようにひらひらしたもの))をボルシュ(≫こちら)が入った骨系スープで煮込みました。usuturoi(ウストロイ、おろしにんにく甘酢漬け、写真左下)や(福岡のとんこつラーメン屋でもにんにく入れますよね^^) お決まりのスムントゥーナ(≫こちら、写真左上)が風味付けです。
材料が驚き。小麦を水につけて発酵させた液体(≫こちら)を加えて作ったスープで、微かな酸味があります。なおトランシルバニア地方(中~北西部)で言うチョルバとモルドバ地方(北東部、隣国のモルドバではない)で言うボルシュは同じスープです。ルーマニアでは、数日分のチョルバを作り置きし、夕食にはそれを温めてパンをかじるだけという食文化が根付いています。
チョリソー、ベーコン、豚肉を細切りにし、油で炒めたもので、ルーマニアではおかずの代表選手です。チョリソーの辛味が油に移り、美味しさを膨らませています。中央の黄色いママリガ(主食の1つ、別途紹介)に添えていただきました。目玉焼きの上に黒胡椒が粒ごと乗るのは、ルーマニア式飾りつけです。
レストランで、「ルーマニアの食が食べたいです」とオーダーしたら、店員さんが最初に指差したものです。タイムというハーブが強く利いたポークステーキです。
鶏胸肉のカツレツです。プイは鶏、シュニーツェルはカツレツの意味。肉が薄くパン粉が細かいカツレツは、東欧や中欧ではポピュラーな料理です。写真奥はフライドポテト(Cartofi Prajiti、カルトーフィプラジーティ)です。
トマト、なす、赤ピーマン、玉ねぎなどの野菜を塩コショウ油で調味したピューレです。ルーマニア人によると、ルーマニア全土に根付く郷土料理で、鍋でいっぱいに作って家庭でビン詰め&保存をするものなのだそうです。
ルーマニアには様々な種類のサラミがあります。
ギリシャやキプロスのタラモサラダに似ていますね! 魚卵に玉ねぎ(ときにオリーブ)のみじん切りをベースに、レモンを加え、次いでオイルを少しずつ加えながら乳化させて作るもの。ディップとしてパンにつけると最高です。
ルーマニアでは、ヨーグルト系統のさっぱりしたものが常食になっています。ブルンザはヨーグルトのようなフレッシュチーズ。スムントゥーナはヨーグルトのようなサワークリーム。ママリガに添えたり、スープに落としたり、あるいはそのままいただきます。中身の写真はママリガ(≫こちら)のページで見られます。
ルーマニアの伝統スープ「チョルバ(またはボルシュ)(≫こちら)」を作るには、小麦を水に入れて発酵させた液体を加えます。ボルシュを使わないスープはスパと言います。これ自体は飲むものではないのですが、ルーマニアの郷土を表していると思ったので、こちらで紹介しておきます。