Halloumi(ハルミ) ...キプロス
キプロス生まれの弾力あるチーズで、中東方面にも広まっています。材料はヤギ、羊またはそのミックスなど。6~7mmの厚さに切って網焼きグリルにするのが最高の食し方。融点が高くて通常調理では融けないので、温かくして食べるのがこのチーズの魅力を引き出す秘訣です。キュキュっとした噛み心地と、噛むほどに出てくる旨みが味わいです。
メッゼorメゼ ...キプロス
アラブ圏の国ではメッゼは前菜に位置しますが、キプロスのメッゼは基本的に食事です。すなわち前菜類だけでなく、肉や魚を組み合わせたメッゼがよく見られます。私たちは写真の前菜類盛り合わせ(冷製野菜料理9種+ハルミチーズをいただきました)に続き、ケバブ(≫
こちら)が出されました。
ケバプ(Kebap)、スブラキ(Souvlaki) ...キプロス
北キプロスはトルコ系住民が住む地。南キプロスはギリシャ語圏。トルコで人気の軽食ケバプ(肉の串焼き)はギリシャ語圏ではスブラキ。キプロス島でも代表的な食事です。
タラモサラタ ...キプロス
タラモは魚卵という意味のギリシャ語です(残念なことに日本では「タラモ=タラコ+ジャガイモ」という誤解釈が広まっていますが)。基本は魚卵とレモンを加え、油を加えながら攪拌して、まるでマヨネーズのような魚卵ディップに仕立てたもの。ピンク色が何よりラブリーだし、魚介好き日本人の舌にはやみつきになる美味しさです。
Tzatziki(ザジキ) ...キプロス
ザジキ最高~! 酸味の少ないヨーグルト(おそらく現地ではカイマックというクリームも使われていると思います)におろしにんにくと粗く刻んだきゅうりを混ぜたもの。にんにくの風味が最高に良く、塩分がないからいくらでも食べられます。さっぱりしていて美味しいんです。パンに塗ったり、サンドイッチペーストにしたり、キプロスやギリシャでは皆がザジキ大好き!
トルコのムサカはひき肉と野菜の炒め物でしたが、キプロス&ギリシャ系のムサカは重ね焼きのこと。今回いただいたものは、ナスとズッキーニのトマトソテー、ひき肉のトマト味ソテー、ホワイトソースプディングの重ね焼きでした。クリーミーで肉っ気もばっちり。おかずとして抜群の満足感があっていいですよ!
島国キプロスでは、スーパーではいろいろな種類のスモーク魚が売られています。内臓ごと塩漬けにして燻製にした魚は、その内臓の苦味もすばらしいご馳走になります。塩分がかなりキツイので、そのままだと量が食べられませんが、きっと家庭ではこれをもとにいろいろな料理に展開されているのだろうと思います。
dolmadokia(ドルマドキア) ...キプロス
中東諸国にも広くみられる、ビネガーライスのブドウ葉の包みです。さっぱりしていて、ブドウの葉は柔らかくて、いつ食べてもごちそうです。
キプロスには昔からギリシャ系住民が多く住んでおり、オリーブは普遍的な食材となっています。色、形、様々なオリーブがキプロスでも売られています。
Koulouri(クルーリ) ...キプロス
ギリシャやキプロスではよく見かける、硬い円盤状ゴマパンです。トルコのスミッツ(≫
こちら)と同じですね。このパンにはアニスの風味がほんのりついています。本当に堅くてトンカチでないと割れないときもあります。食べるときは歯がいたまないよう注意しながらね。
キプロスワイン ...キプロス
キプロスはワインの産地。島には幾つもワイナリーがあり、無料で試飲できますよ。
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