Hommos(ホンモス) ...レバノン
じゃじゃーん、アラブの料理はやっぱりこれ! ヒヨコマメをゆでて裏ごしし、タヒーニ(ゴマペースト)やにんにく、レモンと共になめらかなピューレにしたものです。中央にはゆでヒヨコマメとオリーブオイルがトッピングされています。ホンモスには必ずオリーブオイルがつくのが常ですが、食べているときには決して脂っこさを感じず、むしろオイルがないと舌触りが悪くなるのです。
Moutabale(ムタバル) ...レバノン
焼きなすの皮を剥ぎ、にんにくやレモンを加えて美味しいピューレにし、オリーブオイルをかけ、ホブス(薄パン)につけていただきます。なす・にんにく・レモン・オリーブオイルと、大好きな味が揃った大好物です。
Grape leaves(ブドウの葉包み) ...レバノン
ブドウの葉で、ビネガー仕立ての酸っぱいごはんをくるんだもの。さっぱりしていて大好きです。アラビア語ではワラクイナブと呼ぶのですが、レバノンでは英語表記のみのお店が多かったです。
Foul(フール) ...レバノン
フールは豆料理のこと。今回いただいたものは、刻みにんにくをたっぷり使って茶色い豆を煮込んだもの、そしてオリーブオイルを贅沢にたらした美味しいものでした。
Kebbe(ケッベ) ...レバノン
ケッベはミートボール料理のことです。今回いただいたケッベ料理は、タヒーニ(ゴマペースト)とレモンを使ったクリームで煮込んだものをごはんにかけたもの、「Kebbe Arnabie」です。ミートボールの中心が空洞になっていて驚いていたら、隣の席の人(日本大使館職員)が、そういうものだと教えてくれました。生焼けを防ぐアイディアかもしれません。
ファトゥーシュ ...レバノン
グリーンサラダに、カリカリに焼いた薄いパン(ホブス)を乗せる、クリスピーな歯ごたえを楽しむサラダです。
Mezze(メッゼ) ...レバノン
メッゼとは、特定の料理を指すのではなく、いろいろなコールドディッシュ(冷製)のこと。通常は複数をずらりと並べていただきます。レバノン料理は特に洗練された美味なる中東料理が多いので、是非人数集めてメッゼを囲んでみたいものですね。
Meghle(マグレ) ...レバノン
米粉で作ったシナモンプディング。レバノンでは赤ちゃんのお祝いに使う、伝統的なお菓子なのだそうです。
Mhalabie(ムハラビーエ)、ハリーブ ...レバノン
中東スウィーツの代表作といえば、やっぱりムハラビーエ(写真左)です。ローズウォーター仕立ての米粉プディングに、ローズシロップをかけていただきます。一口含むと薔薇の香りにうっとりする至高かつ究極のデザート!! ハリーブ(写真右)は米の形を残した練乳味のミルクプディングです。オススメはやっぱりムハラビーエです。
アルコールご法度の国が多い中東でも、レバノンやイスラエルのようにワインがよく飲まれる国もあります。レバノンではフェニキア人の時代からワインを作っていたそうです。国内には優秀なワイナリーが幾つかあり、その品質はヨーロッパ人の舌を満足させているとききます。ワイナリーでのテイスティングもオススメです。
©2007-11 Azusa