カステル ...イラク
イラクはミルクプリンの宝庫!(←言い過ぎ、笑) カステルって言うとついカステラを思い出してしまうけれど、イラクでは「牛乳羹(かん)」のような風味がするプリンを指します。黄色やオレンジがありますが、黄色がダンゼン美味しいです♪ 写真は、上に砕いたパイ生地をトッピングしたものですが、トッピングがないほうが美味しかった。
タシュリーブorタシュリープ ...イラク
これぞイラク飯~♪ と、日々嬉々と食べていた庶民料理です。タシュリーブとはちょっとふわっとした薄パンのこと。(1)タシュリーブをちぎって皿に入れ、(2)たくさんの肉と野菜のじっくり煮込みを上からかけ、(3)タシュリーブが汁を吸ったら食べる。日本のすいとんを思い起こさせる料理ですね。美味しいし、本当に気に入りました。
ケバブorカバブ ...イラク
肉類の串焼きです。イラクのケバブはイランのそれに近いと思いました。つまり、焼きトマトとナン(薄いパン)がセットになってついてくる点と、ソマック(梅干し味がする酸っぱい粉末)を使う点です。玉ねぎ、きゅうり、イタリアンパセリなども添えられていて、野菜もいっぱい摂取できます。写真は警察にお世話になったときに署長にごちそうしてくれたもの。親子丼の代わりか!?(笑)
タプスィーorバインジャ ...イラク
これは食堂でよく食べました。ナスたっぷり玉ねぎ少々のトマト煮で、とにかくナスがとろっとろ! つるんつるんと食べられる素敵なトマト煮です。名前を尋ねたとき、タプスィーという人とバインジャという人がいたのですが、クルド語とアラブ語の違い?? 具材(ナス)と全体(煮込み)の呼び分け?? この違いについては突き止められませんでした。
ババア ...イラク
サモンというひし形のパンに、牛肉や鶏肉を入れてもらい、トマト、きゅうり、玉ねぎ、トシン(黄色いピクルス)などを詰めるボリューム感があるサンドイッチです。写真のように、自分で好きなだけ詰めさせてもらえるお店も多いんですよ。
クッバ ...イラク
小麦粉を練り麦粒を入れてツブツブ感を出し、直径20cmほどの円形に伸ばしたものを2枚作ります。玉ねぎとひき肉のスパイシー炒めを間に挟み、2枚の端を閉じ、たっぷりの油で揚げます。まるで薄いカレー揚げパンのようですが、何しろアツアツなのが美味しいですし、大きさもあるので1つ食べると結構お腹にたまります。
ラフマジン ...イラク
ひき肉入りトマトソースを薄い土台に塗って焼いた薄ピザです。具がこぼれないように、2つ折りにしていただきます。結構スパイシーだし、薄いから食感も軽いし、ついおかわりしたくなります。
トシンorトルシー、ゼイトゥーン ...イラク
トシン(orトルシー)はイラクのピクルス、色はまっきっきー! (※ビーツという赤い根菜を使った場合は赤くなります)。ターメリックをタップリ使って漬け込んでいます。この漬け汁は粘度が高く、サンドイッチ屋では具と一緒にトシンの黄色い汁をサンドしていただきます。また、ゼイトゥーンはオリーブのことで、この組み合わせはイラク食堂での付け合わせサービスで良く見られました。
シール ...イラク
肉料理をドンと出すお店に置いてあって、美味しかったものです。単に「にんにくの水漬け」なのですが、キャップ部分に穴をあけ、そこから水の部分だけを料理にたらして味わいます。このアイディア、なかなかいいなあ♪
チャイ ...イラク
イラクの紅茶を淹れるには、2つのヤカンを用意します。1つは濃く煮出した紅茶入り、1つはお湯入り。今回チャイをいただいたイラクの店では、(1)砂糖を最初に入れて、(2)濃い紅茶を入れて、(3)お湯で薄める、という淹れ方をしていました。イラクのチャイは、軽いシナモンの香りをつけているところが多くあり、周辺国とは違った風味が楽しめます。いい香りでしたよ。
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