カブリ ...ジブチ
んまあ柔らかい♪ 在住日本人みずほちゃんとさっちゃんが美味しいジブチ料理を教えてくれました。仔ヤギのロースト。ヤギはヤギでも赤ちゃんヤギを使っているので、肉の柔らかさには驚かされます。ソマリ語ではリヨというそうですが、「cabri」(仔ヤギという意味のフランス語)という名称で十分通用するみたい。こんなに美味しいものを教えてくれて、感謝感謝感謝!です。
ベール ...ジブチ
ベールは肝臓という意味のソマリ語です。隣国ソマリアと同様、庶民の食堂では朝からレバーソテーが大人気です。美味しいバゲットパンに美味しいフレンチマスタードがつくと、朝から幸せになれる一品です。
フール ...ジブチ
白豆を薄いトマト味で玉ねぎと共に煮込み形がなくなるようつぶしたものです。油をかけることで美味しさをアップさせています。別途紹介する「ハリコー」とほとんど同じように思えるのですが、豆をつぶして煮たものがフールで、豆の形を残したものがハリコーなのだそうです(※しかし豆煮込みを総じてフールと呼ぶところもあり、この定義は一義的なものではなさそうです)。
ハリコー ...ジブチ
小さい白豆を薄いトマト味で玉ねぎと共に煮込んだ料理です。油をかけることで美味しさをアップさせています。別途紹介する「フール」とほとんど同じように思えるのですが、豆をつぶして煮たものがフールで、豆の形を残したものがハリコーなのだそうです(※しかし豆煮込みを総じてフールと呼ぶところもあり、この定義は一義的なものではなさそうです)。
ファティール ...ジブチ
こちらファティールはアラビア色の強い食べ物ですね。後日イエメンを訪問し、パン生地を極めて薄く焼いたものを具と絡める点に中東との共通点を感じました。薄く延ばしたパン生地を焼き、薄焼き卵を焼き、粗くザク切りにしたのち、ひき肉や野菜と共にソテーしたものです。
バリース ...ジブチ
お隣ソマリアと同じ民族が居住する国ですから、庶民の主食ももちろん共通しています。バリースは米という意味ですが、日本と違って「白いほかほかごはん」になることはなく、ほんのりスパイス(カルダモンやクローブ等)が効いた味のあるごはんとして供されます。
マラック ...ジブチ
食事によく無料でついてくるスープです。肉のゆで汁に刻み野菜が入ります。
フレンチマスタード ...ジブチ
フランス植民地だった影響か、ジブチは安食堂のごはんも繊細さが垣間見られます。感動したのは上品なフレンチマスタードがよく添えられることでした。パンにつけても良し(ジブチのパンは美味しいです)、肉やサラダに合わせても良し、ごはんに合わせても良し! と、活用範囲が広いことが勉強になりました。
バゲットパン ...ジブチ
フランス語だと「ペンpain」、ソマリ語では「ローリ」。ジブチはかつてフランスを宗主国とするソマリ人とアファール人の国で、フランスの多大な影響により、バゲットパンが非常に美味です。食堂ではおかずを注文すると自動的についてきます。
美味しい水 ...ジブチ
アフリカを長く旅し色々な国の水道水を飲みましたが、ジブチの水道水の悪さは格別です(水道水自体が非常にしょっぱい)。海が近くて砂漠化も見られる国では原水確保が大変なのだろうと思いました。だからこういった美味しい水が大規模に売られていることは、ジブチを語る大事な側面なのだと思い、ここで紹介しておこうと思います。
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