世界230ヶ国で各国料理を学ぶ旅をしました!
写真つきで紹介します
2542料理を掲載。
< 掲載マイルール主撮影機種:
-Nikonデジタル一眼レフ D200
-AR Nikkor 24-85mm 1:2.8-4D
-元写真サイズ3872×2592×24 BPP
アフリカ内外の食の融合を示す「クレオール」の代表料理といえば、モーリシャスの食でも紹介しているルガイでしょう。スパイシーなトマトオニオン油のソースを具に絡めるもので、写真の具はスモークソーセージ。この店では「グロポワ」(グロ=大きな、ポワ=豆)という大きな白豆のマイルドカレーと共にごはんに乗せていました(グロポワもモーリシャスに広まっています)。
フランス海外県レユニオンには、アフリカの血を引く人々も住んでおり、クレオールというアフリカ内外ミックス料理が根付いています。写真はMasale(マサレ、ポークのこと)のサンドウィッチ。豚肉のカレー粉炒めを挟んでいて、その風味がクレオールなのですって。そして食パンではなくバゲットでサンドウィッチにすることこそ、フランス式なのです。
クレオール名は「Ipomoea Batatas」、日本名にすると「じゃがいもケーキ」、レユニオンの先住の人々から伝わる、これぞその土地の食と言えるでしょう。泊めていただいた家に作り方があったので、簡単に。1kgじゃがいも、卵4個、バターと砂糖200gずつ、ラム酒少々バニラ1本をミックスして180℃45分。写真のような2、3cmの厚さの焼きケーキは絶対真似したい美味しさ!
フロマージュはチーズのフランス語。レユニオンはフランス海外県で、フランス本土から運ばれる各種チーズが小さなスーパーマーケットにも並んでいます。食事はワンプレートで軽くいただき、食後のチーズやデザートに胃の余力を残す食スタイルが、かつてパリ近郊で泊めていただいた家庭の料理に共通していると感じました。
プンシュクレオールともいいます(プンシュはポンチのこと)。レユニオンでは、フランス人だけでなく地元クレオールの人々にも自家製ラム酒の習慣が根付いているそうで、日本人が焼酎を使った果実酒を作るのとほぼ同様で、こちらでは果実やハーブ、バニラビーンズをラム酒に漬けます。食卓にいっぱい並べて、好きなものを少しずつ飲むのが楽しいです。
レユニオンで、春(日本の秋)にしか採れない真っ赤なフルーツです。ホームステイ先のお姉さんは摘んだ実を冷凍庫に入れて保存していました。スモモのような甘酸っぱさが身上で、レユニオンではこうしたジュースも作られています。