Dholl Puri(ダールプリー)&Roti(ロティ) ...モーリシャス
これぞインドの流れを汲む、これぞモーリシャスの食。ダールプリー(写真左)はダールという黄色い穀物の薄焼きクレープ2、3枚重ねに白豆カレー、ルガイ、チリ、ココナツチャツネなどを乗せて巻いて食べるもの。ロティ(写真右)は、薄焼き層状パン1枚に同じような具を合わせるもの。モーリシャス中に、ダールプリーの屋台が広まっています。
Rougaille(ルガイ) ...モーリシャス
モーリシャスに根付く伝統的クレオール料理(アフリカ内外の融合食)です。トマトと玉ねぎとグリーンチリと油を効かせたソースで、肉や魚介などの具を調理しています。トマトソースはスパイシーで旨み抜群! ファラタやロティなどのインド系薄パンにもぴったりです。そうそう、現地の発音は「ウガイ」にかなり近いので、日本語発音をしない(ルを強調しない)ほうが伝わります。
Curry(カリー) ...モーリシャス
住人のほとんどがインド系のモーリシャスですから、カレーはもちろん国民食。黄色いカレーも、赤いカレーも、そして写真のような緑のカレーもあります。写真のものは「Organic Curry」(内臓カレー)。肝臓や腎臓や腸に、スパイスと油がいっぱい使われています。
Biryani(ビリヤニ) ...モーリシャス
インドでは来客をもてなす料理です。カルダモンやクローブを効かせたスパイス炊き込みライスと、ヨーグルトマリネチキンとフライドオニオンのカレーという2つの料理を作り、最後にそれらを混ぜることで完成します。私たちを招待してくれた家では、更に食卓に出すときにごはんとチキンを別皿に分けていました。オニオンの素晴らしい風味とスパイス感のある、ご馳走です!
小さな小さな島国なのに立派な中華街もあり、一般家庭に醤油も普及していて、モーリシャスの食生活は中国の影響を大きく受けています。写真は街でよく見る、屋台料理の中華メン&シュウマイです。
住人のほとんどがインド系のモーリシャスですから、マサラというスパイスブレンド(ジンジャーやカルダモンのミックスパウダー)をミルクティーに混ぜていただいたりもします。ホームステイした先の家では、こうしてティーバッグとミルクと砂糖、そこに市販のマサラを加えるお手軽版を飲んでいました。こういうのなら真似できそうですね。
写真の白いものがプジンマニオク、黄色いものがプジンマイス。それぞれマニオクあるいはとうもろこしの粉を砂糖と水を加えて加熱し、冷やし固めたものです。そして周辺にココナッツをたっぷりまぶしています。これに限らず、モーリシャスのお菓子類は、「周辺ココナッツまぶし」が非常に多いのが特徴です。
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