さあ、ブルキナファソ筆頭格のその土地の食は、「トー」です! これは、米のつぶつぶも残っていないほどのきめ細かいライスボールのこと。様々なソースと共に供されます。私たちはファガ(薄味でも美味しいオクラみじん切りいっぱいのとろとろソース)でいただきました。日本人が大好きな、白いごはんの美味しさが詰まっています♪
ダクヌはとうもろこし粉を練ってとうもろこしの薄皮で包んでふかしたもの。トーツは辛いピーマンとトマトをつぶしてスープ状にしたもの。料理に辛味をつけるとき、唐辛子風の野菜をトマトと一緒にジューシーな漬け汁とするのは、西アフリカ東部の特徴のように思います。トマトのジューシーさが溢れていて、大好きです。
ムイカロゴはスープ味炊き込みご飯。ビームは煮込み汁ソース、シューポンプはキャベツのくたくた煮込みです。ブルキナファソでは、それまで旅してきた場所よりも、キャベツをごろんと加えたスープが多いことに気づきました。そしてこれが、ブルキナ流ポトフといった具合に美味しい!
ムイは白いごはんのこと。ムイゼードは、ネギ、トマト、粗千切りキャベツ、肉入りの、薄味でも旨みいっぱいのスープのこと。あえて現地の言葉で見出しをつけましたが、路上ごはん屋のおばさんは、フランス語が話せないことが多くても、「白いごはん」と「スープ」という代表格ならば、「リ」「ソス」とフランス語で通じやすいです。
西アフリカでよく食べられているアチェケは、キャッサバの乾燥を砕いたものをふかしたもの。これに塩で薄味をつけ、緑ピーマン紫玉ねぎトマトの粗みじん切りサラダを乗せ、ケチャップナポリタン風ソースをかけて揚げ魚を乗せたものをいただきました。他国と違い、ケチャップナポリタン風と味がしっかりつけられる点は、ブルキナファソ流のアチェケなのでしょう。
ミル(麦)の粉で葛湯のようにしたとろみのある汁です。おなかにたまるので、おかゆを食べるように軽食向き。生姜汁少々が入っており、食べる直前に砂糖を加えてもらいます。
ノノはヨールグトカスタード風ドリンクで、バシは中に入るつぶつぶ(デゲとも呼ばれます)です。つぶつぶ部分は、硬いけれどもスポンジケーキのような食感と美味しさがあり、カスタード風味とベストマッチ! 路上屋台でも氷を浮かべてくれるのが嬉しいですね。
アフリカでは生姜の絞り汁に砂糖を加えたパンチある飲料が一般的。でもブルキナファソは、更にそれにパイナップルジュースが入っていて、美味しい&旨い&パンチが効いていて、かなり好きです。
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