バラバレとボラカイ ...ギニア
さあ、ギニアナンバーワンのその土地の食をご紹介します。ボラカイ(ボラハイ)です(写真右)!!ボラカイは、マニオクの葉を真っ赤なヤシ油と共にどろどろと煮込んだ料理で、マギー(固形コンソメ)で旨みもついています。玉ねぎや魚の骨を加えて煮込むバージョンもあり、これだと旨さアップです。なおバラバレ(バンディン)はごはんのこと。写真左は別途紹介しているスプです。
バラバレとカンシー ...ギニア
バラバレはごはんのことで、バンディンとも呼ばれます。カンシーは、魚が具に入ったピーナッツソース仕立ての辛い煮込みです。カンシーはペウル族の地域(ギニア北部)ではショスダラシと呼ばれていました。ギニア(ギニア以北)はマギー(固形コンソメ)文化が根付いてしまい、こういった煮込みにはマギーがたっぷり使われています。だから旨みは複雑に出ています。
バラバレとターディエン ...ギニア
バラバレ(バンディンとも呼ばれる)はごはん。ターディエン(写真左)は、秋刀魚のような魚の身をワタと一緒に煮たものでしょうか、更にマニオクの葉が入っているかもしれません。しかし魚の煮込み味は日本人の舌にぴったりはまります。ちなみに写真右は別途紹介しているスプ(玉ねぎトマトピーマンの油いっぱいサラサラしたナポリタン味スープ)です。
ギニアでは、汁がサラサラした煮込みをスプと呼びます。英語のスープのようですね。具に何が入っていても、スプです(日本で言うカレーと同じ感じかな?具が何であってもカレーと呼びますものね)。路上ごはん屋で多いのは、玉ねぎトマトピーマンの油いっぱいサラサラしたナポリタン味スープです。写真は骨付き肉が入った極上版!
ケケはススー族の言葉。世界的にはアティケと呼ばれる、キャッサバのデンプンを粒状にしたものを炊いたものです。ここにイエゲ(揚げ魚)ときゅうり玉ねぎと魚の揚げ油を乗せてベンベー(唐辛子ペースト)を添えました。食感が大好きで、生野菜も少し摂ることができ、嬉しいな。トゴエ(鶏の醤油煮のような味)を使うバージョンも美味しかったです。
マナニ ...ギニア
数珠玉のような穀物を炊いて作り、レモンと砂糖で甘酸っぱくしたおかゆです。マリにも同じようなおかゆがありますが、レモンの酸味はありません。結構この甘酸っぱさがイケルんですよ。
シボラ ...ギニア
米粉で作ったハンペンのような生地をフリッターの衣のような調度にします。そしてそれを平たくした表面にアサリ佃煮のようなものを接着させて、油で揚げたものです。生地にクセがなく、噛むとアサリの美味しさ。ギニアは海に面した国なので、これもその土地の食と思いました。
ソルベー ...ギニア
西アフリカでは、いろいろな国で、こうやってビニールにジュースを詰めて凍らせたものが売っています。しかしギニアのは一味違う! クランベリーまたはオレンジの粉末インスタントジュースに、申し訳程度のビサップまたはジンジャー汁を入れている、“水増し”が特徴です。でもこれで「ビサップ」「ジンジャン」といって売っているので、最初は私たちも騙されました(苦笑)
カンケー ...ギニア
カンケーはギニアのススー族の言葉です。英語ガイドブックでは「パームワイン(ヤシのワイン)」として紹介されているものです。パームヤシの汁を軽く発酵させた飲料で、微炭酸の爽やかさやほのかな甘みは、シャンパンのような飲み心地を思い出します。
ジンジャン ...ギニア
いわゆる“ジンジャービア”ですが、ビア(ビール)と言いつつノンアルコールです。生姜の搾り汁に砂糖を加えて甘くしたもので、生姜のパンチがいっぱい効いています。疲れたときや暑い日に、クゥゥッ!と飲むのが美味しいです。
ケンケリバ ...ギニア
マリでもいっぱい飲んだ、ケンケリバのお茶です。灌木の葉のお茶で、その木はギニアに多いのです。ところでマリで飲んだケンケリバはラカンカ茶の味でしたが、ギニアで飲むケンケリバは柿の葉茶の味。どちらも甘くしてアツアツをいただきます。
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