Bolacha(ボラシャ) ...カーボベルデ
カーボベルデ筆頭の「その土地の食」で、膨らまないスコーンのような厚いビスケット。甘みはほんのり程度です。実はセネガルの首都ダカールに宿泊していたとき、宿のカーボベルデ人のおばさんに、「カーボベルデ行くならボラシャ買ってきて!ボラシャよボラシャ!」と懇願されました。「東海行くなら赤福買ってきて!」ってのと同じカナ(笑)
Ponch(ポンチ) ...カーボベルデ
フルーツのラム酒漬けです。このように様々な商品がスーパーにも並びますが、路上ごはん屋では、おばさん手作りのポンチも売られています。私達はココナツ&パイナップルに挑戦! ラム酒が利いていて、氷を入れて少々薄めると飲みやすくなる、そんなカクテル風のお味でした。
マラゲット(Malagueta) ...カーボベルデ
カーボベルデは、いろいろな料理に、必ずといっていいほど辛味が添えられます。その代表格がこのマラゲット。これは赤&緑唐辛子、にんにく、ローレル、オリーブオイル漬け(加熱して辛味を十分に引き出してあるのかもしれない)です。そのほかのマラゲットには、唐辛子をオイルの中で砕いたものもありました。風味が本当に良くて、大好きになりました。
Pissois(ピッソイシュ) ...カーボベルデ
ツナやサーモンを辛い油(マラゲット)を加えてソテーして、一度春巻きの皮のようなものにくるみ、細かいパン粉をつけてフライにしました。一口サイズでパクパクと食べられます。カーボベルデは本当に魚料理のバリエーションが豊かであることを感じます。
Lagosta ao Natural(ラゴスタアオナトゥラル) ...カーボベルデ
大西洋に浮かぶ島国カーボベルデを代表する料理、ということで、豪快にロブスターを楽しみましょう。地ものはやっぱり美味しいです。
Bacalhau gomes de sa(バカラウゴメサ) ...カーボベルデ
なんだか見た目はごてごて・・・。でも味はとても日本人の口にも合います。一口サイズの皮付き白身魚をムニエルのようにソテーし、ゆでじゃが&オリーブ&ゆで卵&赤ピーマン&パセリ&トマトと共に炒めたものです。これがレストランでも高額メニューの1つになっているほど贅沢な内容です。唐辛子ソース(ピリピリと言うとアフリカでならたいてい通じます)とトマトきゅうりを添えて。
魚の1/2匹の素揚げを、赤ピーマン緑ピーマン玉ねぎにんにくの塩味しっかりトマト煮込みに入れた、ごちそうソースを作ります。それをアロース(豆少々との炊き込みご飯)に乗せて、マラゲット(辛味の移ったオイル)をかけてたべます。
Atum ala Vassa con batata(アトゥンアラバッサコンバタタ) ...カーボベルデ
カーボベルデは大西洋の孤島、マグロをどーんと食べるのもこの国の食です。厚さ2~3cmはある厚切りソテーに、トマト&オニオン&黒オリーブのソテーソースをかけ、フライドポテトを添えました。日本ならなまりを使って作れるかな?という感じもしました。
Buzio c/ Alho(ブージオコンアルホ) ...カーボベルデ
あわびのような貝どっさりをにんにく&香菜のみじん切りが入ったオリーブオイルでソテーしたものです。めっちゃうま! そして別途紹介するマラゲットという辛味の十分に効いたオイルをかけていただくと、ビールが進んでたまりません。
Cathupa guisada c/ linguica terra(カチューパギサーダコンリングイサテラ) ...カーボベルデ
市場の食堂で、「ナショナリテ」(国民食よ)と嬉しい念を押された食事です。豆数種類とコーンを炊いて、玉ねぎとバターでソテーしたものです。カーボベルデの国民食という言葉は本当で、市場の食堂でも港の食堂でもカフェでも、みんなこれを食べているのです。チョリソーと目玉焼きが添えてあって美味しい。
ペイシは塩干しの魚、コービはケール(キャベツが硬くなったような葉)で、特にコービはカーボベルデの代表食でもあります。これらをふかしたものを、甘くないバナナとカボチャと共にアロース(ごはん)に乗せました。カーボベルデの食は、色鮮やかですよね。
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