世界230ヶ国で各国料理を学ぶ旅をしました!
写真つきで紹介します
2542料理を掲載。
< 掲載マイルール主撮影機種:
-Nikonデジタル一眼レフ D200
-AR Nikkor 24-85mm 1:2.8-4D
-元写真サイズ3872×2592×24 BPP
モーリタニアでアタイヤ(お茶)を外しては語れません。近隣諸国でも一様に中国緑茶に砂糖を入れますが、モーリタニア式お茶の淹れ方が、最も作法が確立していると思いました。高いところから何度もお茶を注ぎ、カップに泡を立てるのが美徳。そして必ず3杯のお茶でもてなすのが決まりで、「時間がないから1杯だけ」「美味しいから4杯め」などは礼儀に反することなのです。
ズリックですズリック!これぞモーリタニアの食の筆頭格です。ヤギやラクダのミルクに砂糖を加えて溶かし氷水で割ったもので、カルピスの原型かと思ってしまうような飲料です。どの家庭でもきっと手作りで作られているのでしょう。また、少々酸味が入ったものや、きなことコーヒークリームパウダーでインスタントで作ったものもありました。
白いごはん(リー、Riz)に、肉やナスやじゃがいもやにんじんの煮込みをかけたものです(このお店は汁が別添)。ものすごーくポピュラーな料理です。なお、西アフリカのごはんでソス(ソース)というのは、煮込みやシチューのことを指す言葉です。
いわし、キャベツ、大根、にんじん、なす等の汁だく赤い油だくの煮込みを、赤い油とトマト胡椒炊き込みライスにかけて食べます。別名リーグラLigrat。モーリタニアは漁業産業の国なので、魚料理はマストです。
モーリタニアの庶民レストランでも定番メニューです。ビーフステーキのイメージとは異なります。厚めで小ぶりの肉を玉ねぎとじっくりソテーしたもの、出てきた肉汁がうまいのです。
西アフリカのスパゲティは、太くて短いパスタです。日本で食べるスパゲティなら、ぼきぼき折ったらこうなりそう。玉ねぎやヤギ肉、ひき肉、鶏肉をいったんとソテーしてその油ごと柔らかくゆでたパスタに絡めるのです。短いパスタだから食べるときはスプーンです。
細く短いパスタをゆでて油を絡めたものが主食で、これに肉や玉ねぎの煮込みをかけていただきます。結構イケます。
モーリタニアは砂漠の国です。クスクスは砂漠食なので、モーリタニアでも何度も食べました。パスタにするセモリナ粉が粒状になったもので、ソースをかけていただきます。なお、西アフリカのごはんでソースというのは、煮込みやシチューのことを指す言葉です。