Takihi(タキヒ) ...ニウエ

日本のサトイモに近い食感をもつタロイモを土台にし、上にパパイヤの果肉をたっぷり乗せてココナッツクリームをかけてバナナの葉で包んでオーブン焼きにしたものです。サトイモ風のイモがデザートになるとは意外ですが、くせのないイモはフルーツにも合うことを発見しました。
Polo(ポロ) ...ニウエ

青菜(ルクと呼ばれる。多分タロイモの葉)とコンビーフ(ニュージーランドからの輸入缶詰)とココナッツミルクをバナナの大きな葉で包み、オーブンで加熱したもの。コンビーフの旨みが出ていてポリネシアンの大好物の1つです。
Moa(モア) ...ニウエ

モアとはポリネシアン国家に広く共通する単語で、鶏肉を指します。ニュージーランドから安い鶏肉パック(安さゆえ手羽が多い)が輸入されていて、ニウエではポピュラーなおかずとなっています。写真は村祭りで食べたベイクドチキンです。
Tosisi(トシシ)またはSausage(サウサゲ) ...ニウエ

ニウエは食糧を多くニュージーランドに依存していて(最近旅している地域このフレーズばっかだなぁ・・・)、ニュージーランド製安安ソーセージの巨大パックが普及しています。トシシとはきっとポリネシア語。サウサゲは、ソーセージをポリネシアン風に発音したもの。
BBQ(バーベキュー) ...ニウエ

バーベキューはポリネシアン国家に広く共通する調理法だと思います。鶏肉やソーセージなどが比較的安価な食材であるゆえ、その2点はバーベキューの定番の具のようです。市販のバーベキューソース(中濃ソースに桃ジュースが入ったような味)やトマトケチャップをつけていただきます。
ココナッツミルク ...ニウエ

ニウエはポリネシア人の国、ポリネシア料理の必須調味料であるこれを外してこの文化を語ることはできません。ココナッツの殻を割ると殻の内壁に白い固層が張り付いていて、それを掻きとって砕いたものを布に入れて絞ることで得られます。写真のように、卓上の醤油の如く、卓上ココナッツミルクが登場したりもします。肉にも魚にもごはんにも、何にでもかけちゃってください。
Lamb meat(ラム肉) ...ニュージーランド

ニュージーランドですよー、羊の国ですよー、ラム肉を食べましょう!(実はニュージーランドでは牛ステーキもよく食べられているんですけどね)。ステーキにできるくらいの肉は1kg1000円はするので、日本ほど高くなくても、あまり安くもないようでした。ハーブやハチミツなど地物特産品を使った付け焼きスタイルもあり、私たちはそちらを1.5kgも購入(笑 )、美味しかったです!

ハンギは調理法の名前です(日本の鉄板焼き、モロッコのタジンのような)。ハンギは先住民マオリ族の言葉で、英語で「Earth Oven(アースオーブン)」。穴を掘ったり水蒸気がもくもくするところに鍋を置いて(地熱地帯でない所では穴を掘って熱した石を入れることで代用)、素材の水分で蒸しあげます。肉やじゃがいもなどの野菜をごろごろ入れて、食べるときに切り分けるスタイルで。
Hokey Pokey(ホーキーポーキー) ...ニュージーランド

何だか魔術師が念じるおまじないみたいな名前だ(笑) さてホーキーポーキーとはハチミツをベーキングパウダーなどを入れてカリッとするように練り上げたもので、ニュージーランド人の大好物! 特にアイスクリームによく混ぜ込まれていて、食感と甘さが美味しいです。
ANZAC Biscuits(アンザックビスケット) ...ニュージーランド

アンザックビスケットまたはアンザッククッキーと呼ばれます。「ANZAC」とはオーストラリア&ニュージーランド軍事連合のことで、遠い戦地へ向かう人を見送る家族が、日持ちするよう卵を入れずにクッキーを焼いて手にもたせたのがこの由来です。その分ココナッツやチョコレートなどカロリーの高いものになっています。戦死者を追悼する大事なクッキーでもあります。

本来キウィとは鳥の名前なのですが、それと毛肌の具合や色合いがどうも似ている果物が、キウィと呼ばれています。そして何故かニュージーランド人そのものもキウィと呼ばれています。国民フルーツですね~。写真の価格は1kg約100円です。安くていいなー。
Kiwi Breakfast(キウィブレックファスト) ...ニュージーランド

キウィとは本来鳥の名前ですが、ニュージーランド人は「私たちキウィよ」(訳:私たちニュージーランド人よ)と自らをキウィと呼びます。彼らに「キウィブレックファストが見たい」というと、写真上のポリッジ(麦粥、写真はミルクとジャム乗せ)写真下のシリアル(コーンフレーク、写真はフェイジョア(バラの香りの梨のような果物)とミルク乗せ)、トースト(これもかなり重要)が登場します。
Garlick Bread(ガーリックブレッド) ...ニュージーランド

衝撃の美味しさをホームステイで体験。バゲットに切れ目を入れ(下1cmは残す)、マーガリン&にんにくみじん切りミックスをたっぷり挟み、ホイルで包みオーブンで表面が硬くなる頃まで焼く。ホイル焼きは表面カリっと中ふっくら、にんにくが蒸されて甘みを増し、かつ風味を逃していないのです。今まで日本で作ってきたガーリックトーストは何だったんだぁっと、開眼の思いでした。
Marmite(マーマイト) ...ニュージーランド

ニュージーランド人、これ大好き。ビール製造の副産物であるイースト菌の堆積をどろりとした黒いペーストにしました。味噌っぽい風味もありますが、でも日本人は味噌の代用にはできないほどアクの強い香りです。あとしょっぱすぎ。パンにバターと一緒に塗って食べたりスープの味付けに使うそう。本家は英国なのですが、「イギリス人の味覚破壊のもと」という噂があるそうな。
Fish & Chips(フィッシュアンドチップス) ...ニュージーランド

おおー、英国の流れを感じる瞬間登場です。白身魚のフライとフライドポテトの組み合わせは、元英領国家にはよく浸透していますね。

ニュージーランドではサケ養殖場もあり、サーモン料理はポピュラーなものの1つ。日本でも鮭は北国のもの、寒いところで生育する魚なのです。

ニュージーランドはハチミツの産地です。日本でも健康食品としてのマヌカハニー(マヌカの花から集めたハチミツ)などが有名ですね。
Arabic food(アラブ料理) ...ニュージーランド

多国民受け入れ国家ニュージーランドで際立つのがアラブ料理の浸透度。スーパーにはホムス(ヒヨコマメとゴマペースト)やババガヌーシュ(ナスとゴマペースト)が普通に売っているし、アラビア語表記だけの肉屋さんもある。そしてニュージーランド人が気軽にそういうアラブ料理を口にしているのです。写真のようなディップタイプの料理はパンやスナックの付け合わせにいいみたい。

おおー、英国の流れを感じる瞬間登場です。パイ生地にどろっとした煮込みを閉じ込めています。今回いただいたのはステーキ肉&マッシュルーム。味は英国系というかなんというか、あまり美味しくはないかな。黒胡椒がピリっと利いていて良し、ということにしておきます。でもこれ、ニュージーランドの国民的軽食なんですよ。
Milk Products(乳製品) ...ニュージーランド

牛の飼育が盛んなニュージーランドでは、その気候や水、牧草の良さ、手入れの丁寧さなどから、乳製品が美味しいと評判です。アイスクリームやチーズ各種、牛乳やヨーグルトなどを、ニュージーランドに行ったら是非賞味ください。

緯度が高くて高原気候の多いニュージーランドでは、地物の美味しいフルーツを使った美味しいジャムが多数取り揃えられています。今回いただいたのは、レモン&ライム、ストロベリー、アプリコット。
Pilhi(ピライ) ...ノーフォーク

ノーフォーク人の先祖はピトケアン人。それを語るかのように、この島でバナナはピトケアン語と同じくピライと呼ばれています。熟したバナナを小麦粉とベーキングパウダーを混ぜて焼くだけのシンプルなケーキは、本当に美味しかった。写真ではカラメルと一緒に表面を焦がしたバナナがトッピングされています。
Coconut Bread(ココナッツブレッド) ...ノーフォーク

島の名産お菓子です。島のスーパーマーケットには巨大袋のココナッツシュレッド(ココナッツの硬い果肉部分をシュレッダーにかけたもの)が売られていて、それに小麦粉(ベーキングパウダー入り)と砂糖と牛乳を混ぜてオーブンで焼いたものです。ところで「ノーフォークのクッキングブック」を見ていたら、レシピ集の97%くらいがお菓子類でびっくり。そういう国なのでしょうね。
Roast Chicken(ローストチキン) ...ノーフォーク

ノーフォーク島で売られている家禽肉のうち、圧倒的に安いのが鶏肉です。今でこそ世界の調味料が入るものの、今の親の世代が子供のころは調味料は塩とこしょうしかなかったのだというエピソードを伺いました。チキンは今もオーブンで焼くのが最もポピュラーな調理法なのだそうです。なので、昔を偲んで塩こしょうのみのローストチキンをば。

ノーフォークにはフルーツが多数。果実又はジャム等の加工品は国民のデイリーフードにもなっています。写真上はPilhi(ピライ)とピトケアンと同じ言葉で呼ばれるバナナ、下はFeijoa(フェイジョア)という薔薇と梨の香りのするニュージーランドでも採れるフルーツです。太古の昔はフルーツなどなかったでしょうこの地に、人々は丹念にフルーツを植え続けて今に至るのです。
Pawpay Jelly(ポパイジェリー) ...ノーフォーク

ノーフォーク島に自生するレッドグアバ(ローカル語でポパイ)は直径2cm程の、味はリンゴとさくらんぼの両方がする、素敵な味のフルーツです。そして「ノーフォーク5大レシピ」(←うち4つが甘いものレシピ、笑)の1つが、このポパイジェリーです。色が出るまで煮出して、煮汁と同量の砂糖を加えてジャムにしています。ノーフォーク人みんなこれが大好き!美味しいですよ!
Norfolk Coffee(ノーフォークコーヒー) ...ノーフォーク

ノーフォークは隠れたコーヒーの産地! 人口1400人弱の小さな島にはコーヒーファームが2つもあって、美味しいコーヒーを生産しています。地元の人は日本では紅茶淹れに使うサーバーを、コーヒー淹れに使っていましたよ。英国風ですね。

オーストラリア領ノーフォークでは、オーストラリア産ワインがよく飲まれています。ニュージーランド産もあるのですが、個人的に豪ワインの方が味が上だと思うのですが、どうでしょう?
Rukau(ルカウ又はルーコー) ...クック

「島民の99%はこれが好物」という自信アリの逸品、私も気に入りました! タロイモ(漫画でカエルが雨傘に使う大きな葉)の若い葉を千切りにして水少々を入れて水がなくなるまで加熱し、玉ねぎとココナッツクリームを入れて絡めます。ココナッツミルクではなくクリームだからよく絡んで美味しい。日本だったらほうれんそうで代用できる食感ですよ。アクセントは「ル」に置かれます。
Ika mata(イカマタ) ...クック

宿の人が「アイランドテイスト」(クック諸島の味よ)と言う、仏領ポリネシアのポワソンクリュ(≫
こちら)に酷似した料理です。魚の切り身にねぎトマト玉ねぎを混ぜてレモンとココナッツクリームでマリネしました。宿が提供するものは食中毒の発生を抑えるために、魚をさっとゆでていました。もし加熱されていなかったら、こんなにココナッツクリームたっぷりの物は絶品だったに違いない。
Eke(エケ) ...クック

エケはマオリ語でタコの意味。タコのぶつ切りをどっさりと、玉ねぎやスパイス類で炒めあげたものです。スパイシーだからどこかカレー風味です。ココナッツクリームと塩も大事な調味料で、仕上がりは非常にクリーミーなのです。
ポビーツマヨorマヨネーズ ...クック

名前の由来はひょっとして、ポテト&ビーツ&マヨネーズ?? でもきっとそうに違いないわ。ビーツのピンク色がきれいなじゃがいもほくほくのマヨ味ポテトサラダですから。またクック新聞社サイトのレシピコーナーでは、レシピ名として「マヨネーズ」と紹介されているので、きっとクックの国民に「今日のおかずはマヨネーズよ」と言うとこのサラダを指すのかもね!
Taro Chips(タロチップス) ...クック

タロイモスライスの巣揚げです。味付けは自由に、台所にある塩やスパイス類で。南太平洋の国々では、ポテトチップスぐらいに薄くスライスしてあるタロチップスも売られています。
Taro Patty(タロパティー又はタロペリー) ...クック

ゆでたタロイモをつぶしてハンバーグ状に成型して少しの油で揚げたもの。タロイモは日本で言えばサトイモに近く、食感などは想像しやすいのではないでしょうか。英語圏クック人に発音させると「タロペリー」に聞こえます。アツアツのものは表面がサクサクで美味しいのよ♪ 生姜風味がしました。
Taro(タロゥ) ...クック

クック諸島の人々の暮らしを支える大事なイモです。大きな里芋みたいで、白いものや写真のような紫のものがあります。
Poke(ポケ) ...クック

ポケ大好き♪ バナナ(写真左)やパイナップル(写真右)をそれぞれ潰し、キャッサバデンプンの粉(片栗粉のよう)とココナッツミルクを少し混ぜてオーブンで1時間ほど焼くと、ぷるんぷるん&もちもちのポケの出来上がりです。ココナッツミルクをたっぷりかけていただきます。ポポ(パパイヤ)を使ったポケも非常にポピュラー。またこれは仏領ポリネシアのPo'e(ポエ)と同じものです。
Manioca(マニオッツァ) ...クック

マニオクはキャッサバイモのフランス語だから、まさか英語圏のクック諸島でマニオッツァと呼ばれるなんて思ってなかったです。ゆでたりフライにしたり、小さな円盤状にまとめて揚げるManioca patty(マニオッツァパティー)など、食べ方いろいろ。
フルーツ各種 ...クック

南の島クック諸島は、フルーツの楽園でした。Paw paw(ポポ)はパパイヤ(写真右)、写真左はバナナ、あとは切り口がお星様の形になるRaparapa(ラパラパ、英語ではスターフルーツ)などなど、いろいろなフルーツが見事に美味しかったです。
Poisson Cru(ポワソンクリュ) ...仏領ポリネシア

仏領ポリネシアのその土地の食の筆頭! もう滞在中に何度食べたか・・・♪ 、生のマグロの角切り(他の魚肉でも代用可)にレモンをふり、キャベツ、きゅうり、玉ねぎなどの細切りを混ぜて塩とこしょうで味付け。ココナッツミルクをかけたマリネです(写真はねぎを散らしています)。ココナッツミルクは日本で買う製品の臭みがなく、これは実に美味しいマグロの食べ方だと思いました。

仏領ポリネシアはマグロの産地で、お刺身にしても美味しいクオリティーのものがスーパーや市場で売られています。生の刺身を恒常的に食べる外国の国って少ないですよね。トンには2種類あって、Thon Rouge(トンルージュ)という赤身のマグロ、高いが柔らかくてお刺身に良いものと、Thon Blanc(トンブラン)という赤さが少なくて刺身よりはマリネに向く安いマグロがあります。
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