pincho(ピンチョ) ...エクアドル

ピンチョは「針」という意味で、料理の場合は串焼きの類を指します。写真はソーセージ、野菜、牛肉、鶏肉を串に指した美味しい炭火焼きです。
Chulafan(チャウラファン) ...エクアドル

中国華僑の多いエクアドルでは、もはやエクアドル人の定食屋でもチャーハンを提供しています。それだけエクアドル人に根付いた中華料理ということになります。発音は「チャウラファン」、写真はえびと豚肉入りの美味しいネギチャーハンです。
Sancocho(サンコーチョ) ...エクアドル

サンコーチョは中米南部から南米北部にかけてよく見られる、肉や野菜をいろいろと入れて作った味わいスープのこと。写真は鶏とじゃがいものスープです。うまうまうまま。
Cardito(カルディート) ...エクアドル

カルディートはカルドとほぼ同義語と考えてください。エクアドルでは何故かいろいろなものに「小さい」という意味をもつ「ito」が末尾につくのです。カルドといえば、肉の旨みが出たすっきり透明スープ。写真は、豚足と丸じゃがの美味しいスープです。ウマー。
maduro(マドゥロ) ...エクアドル

マドゥロは「熟した」という意味で、甘酸っぱい黄色いバナナのことを指します。エクアドル料理のつけ合わせには、このバナナを揚げたものがよく登場します。
Achiote(アチョーテ) ...エクアドル

おそるべしこの油、ああ何故日本に広まっていないのだろう!! アナトー色素をたっぷり含む赤い実から得られる赤い油は、なんともいえないこくのある風味と味を持っていて、どんな油料理もこれを使えば絶対美味しくなりそう! と思えるほどの魅力ある油です。
almeja(アルメハ) ...エクアドル

アルメハとは「2枚貝」を指すスペイン語です。今まで「あさりは酒蒸しが一番!」と信じてきたのを一瞬で打ち消す、美味しいあさり料理がエクアドルの屋台にありました。たっぷりのあさりをたっぷりの水で煮て、玉ねぎトマト香菜を足し、好みでレモン汁をしぼっていただくもの。実に美味しくて、開眼の思いがしましたよ!
Sabila(サビラ) ...エクアドル

サビラとはアロエのこと。エクアドルでは屋台でサビラをさばいて葉肉(アロエベラ)を取り出したものを裏ごしし、甘酸っぱくジュースにします。このジュースは高分子が切れておらず、一口飲むと、ずずずっとどんどん果肉が口に入ってくるのです。健康にとても良さそうです!
choclo(チョクロ) ...エクアドル

中南米でチョクロとはとうもろこしという意味をもちます。とうもろこし粒を豆と一緒に炊いたもので、白いチーズを乗せて「Choclo con queso(チョクロコンケソ)」として食べられます。
canguil(カンギル) ...エクアドル

エクアドルの定食にはよくポップコーンがつきます。つまみやおやつでなく、おかずです。お隣ペルーではカンチータと呼ばれ、セビッチェの友ですね。
mora(モラ) ...エクアドル

コロンビアからエクアドルにかけて、この「モラ」という桑の実のジュースに魅了されました。ジュースにはうぶ毛や種のようなものが混ざっていて、味もいちごに似ているのですが、いちごよりも甘酸っぱさがあり、大変に美味しいと思いました。
Arepa(アレパ) ...コロンビア

ベネズエラの国民食、アレパ。細かいコーンミール(とうもろこし粉)をバター風味を利かせて専用焼き器(アレパパン)で焼いたものです。水平に切れ目を入れておかず(チーズなど)を挟んで食べたり、上にたっぷりのはちみつやジャムを塗って食べたりします。バター風味が利いているものは最高♪
Carne Frito(カルネフリット) ...コロンビア

フリットは揚げ物に使われる言葉ですが、肉(カルネ)の場合は、油で焼き上げた、いわゆるステーキを指すこともできます。写真は庶民の食堂のランチ(このほかスープ類とジュース類がつく)で、レンティハ(レンズ豆スパイス煮)やプラタノ(揚げバナナ)など典型的なコロンビア料理の付け合わせが見られます。
Caldo(カルド) ...コロンビア

澄んだスープに肉類の味が染み出た絶品スープがカルドです。皮をむいたじゃがいもが丸のまま入っていたりして、具も食べ応えがあって嬉しいです。写真はCaldo de costilo(カルドデコスティージョ)、塩気のないリブ(あばら周りの肉)に、香草風味満点、でかじゃがで大満足のスープです。
sancocho(サンコーチョ) ...コロンビア

コロンビアは定食についてくるスープ類が美味しいです。中南米でよく見るサンコーチョとは、多種類の肉野菜が入った美味しいスープのこと。例えばパナマは鶏と決まっているのに対し、コロンビアでは牛肉や鶏肉などのバリエーションがあります。写真は骨付き鶏肉のサンコーチョです。
Durena(ドゥレナ) ...コロンビア

コロンビアは定食についてくるスープ類が美味しいです。ドゥレナは、じゃがいもがごろごろ入って、野菜もいっぱい入ったとろみスープです。ドゥレナの意味は手持ちのスペイン語辞書では確定できなかったのですが、「durar」(長持ちする)というあたりから命名されているのでしょうか。
Cuchuco(クチュコ) ...コロンビア

コロンビアは定食についてくるスープ類が美味しいです。クチュコは豆がごろごろ入った野菜いっぱいのとろみスープ。とろみを小麦粉でつけているためか、「Cuchuco de trigo」(クチュコデトリゴ)と呼ぶ人も多かったです(トリゴは小麦粉という意味)。「ナチュラルなシチュー」という感じで、とても好きです。
Verdura(ベルドゥーラ) ...コロンビア

ベルドゥーラはスペイン語で野菜という意味です。コロンビアでしばしば見かけた「ベルドゥーラ」という付け合わせは、写真のように、インゲン、玉ねぎ、グリーンピース、にんじんといった野菜を炒め煮にしたものです。どれも良い香りを出す物だから味付けはほとんどないのに滋味溢れる味わいがあるんです。塩サバをほぐしたものがちょこっと入ったものは、絶品の美味しさでした。
Empanada(エンパナーダ) ...コロンビア

スペイン語圏の国ではエンパナーダをよく見かけます。一般的には、小麦粉を練った皮で具を包んで焼くか揚げるかしたものです。私たちがいただいたコロンビアのエンパナーダは、一般的なものじゃないのかもしれないけれど、中がコロッケみたいにじゃがいもほくほく&ひき肉入り、ゆで卵と香菜の旨みも加わって、とってもとっても美味しかったんです。
Tamal(タマル)またはTamales(タマレス) ...コロンビア

とうもろこし粉を練り、具を入れて味付けをしてバナナの葉でくるんでゆでたものをタマル(または複数形でタマレス)と言います。中南米定番の郷土料理ですね。今回いただいたタマルはとっても美味しかった。具にはとうもろこし粒、じゃがいも、味つきごはん、にんじん、ゆで卵が入っていました。写真は葉を開いたところです。
Aji(アヒ) ...コロンビア

コロンビアの食卓にアヒは欠かせませんよ。アヒとは唐辛子のような辛いピーマンのこと。これをベースに、各食堂が様々なアヒを作っています。美味しいのはフレッシュな野菜を使ったアヒ。写真のものはトマト・アヒ・玉ねぎ・香草が入っていて、どんなおかずも美味しくしてしまいます。
Agua Aromatica(アグアアロマティカ) ...コロンビア

「香りある水」という名のアグアアロマティカは、コロンビアならではの美味しい庶民のお茶。別途紹介するティント(≫
こちら)と同じくらいのサイズです。写真上は柑橘の乾燥葉にお湯と砂糖を注いだもの、写真下はパイナップルのような甘酸っぱさがある果汁入り。1杯20円や30円といった価格で、素敵な香りに包まれます。
Tinto(ティント) ...コロンビア

「コロンビア」と聞いて「コーヒー」を思い出す人はきっととっても多いんじゃないかしら。コロンビアの庶民的コーヒーといえば何がなくともティント。予め砂糖で甘みがついた、小さめのカップ(エスプレッソカップより大きくお米一合カップより小さいくらい)で安く飲めるコーヒーです。1杯20円や30円といった価格。コロンビアでは1日に20杯のティントを飲む人も少なくないのだそう。
Jugo de mora(フゴデモラ) ...コロンビア

コロンビアでは、コメドール(食堂)の定食にフゴ(ジュース類)はつきものです。モラというのは桑の実のことで、これを使ったジュースはフレッシュなイチゴジュースに似た味わいが大変に美味しいです。
Qesillo(ケシージョ) ...コロンビア

カスタードクリームを使ったおやつに、ケシージョの名前がつけられるのだとか。私たちがいただいたケシージョは、大きなカラメルプリンでした。添えてあるのはいちじくの甘露煮です。
Arepa(アレパ) ...ベネズエラ

ベネズエラの国民食、アレパ。細かいコーンミール(とうもろこし粉)をバター風味を利かせて専用焼き器(アレパパン)で焼いたものです。2cmくらいの厚みがあるので、水平に切れ目を入れて、一緒に提供されたおかず(写真はスクランブルエッグと白チーズ)を挟んで食べるものだそうですが、何も入れなくても風味満点で美味しいから、嬉しい困り物でーす(^^ゞ
Cachapa(カチャパ) ...ベネズエラ

ベネズエラの国民食、カチャパ。とうもろこしの粒が残る粉をほんのり甘く練って鉄板で焼いたものです。写真は「Cachapa con Queso(カチャパコンケソ)」、ほんのり甘いとうもろこし味のパンケーキに、白いチーズが乗っていて、美味しかったです。当然、グワサカカ(≫
こちら)をたっぷり塗って召し上がれ♪
Guasacaca(グワサカカ) ...ベネズエラ

うほー♪ ベネズエラの食卓はグワサカカのおかげで美味しかったなー♪ 一言で言えば緑マヨネーズ。ハーブやオニオンの風味が利いていて、どんな料理も美味しくしてしまうのです♪ なおベネズエラでグワサカカといえば、メキシコのワカモレのようなアボカドディップを指すこともあるそうですが、庶民の食堂ではこの緑マヨネーズこそが皆の大事なグワサカカなのです。
Pabellon Criollo(パベジョンクリオージョ) ...ベネズエラ

パベジョンは「国旗」、「クリオージョ」は中南米とスペインの融合を表す言葉ですが、よく「その地元の料理」のような意味合いで用いられる・・・そう!この料理こそベネズエラ人の国民食なんですよ! 別途紹介するメチャーダ(≫
こちら)、黒豆煮、揚げバナナ、ごはん、目玉焼きの盛り合わせです。その他チーズが乗ることもあるそうです。
Parrilla Criolla(パリージャクリオージャ) ...ベネズエラ

「パリージャ」は「グリル、網焼き」という意味、「クリオージャ」は中南米とスペインの融合を表す言葉ですが、よく「その地元の料理」のような意味合いで用いられます。グリル焼き肉をメインに、腸詰めやコールスロー、ゆで里芋などが盛り合わせになっています。
carne mechada(カルネメチャーダ) ...ベネズエラ

カルネは「肉」、メチャーダは・・・推測なのですが、「mecha」が「髪の束」という意味なので、髪の毛のような肉料理を表したものではないかと思われます。肉をじっくり、繊維がほぐれるまで煮込んだ美味しい料理です。ベネズエラではメチャーダはサンドイッチの具としても使われるんですよ。
Pollo asado(ポジョアサードまたはポヨアサード) ...ベネズエラ

「ポジョアサード」とは、「ローストした鶏」という意味をもちます。ガス火でグリルしたものもありますが、エンジェルフォールツアーの夕食では直火(焚き火)でローストした大変に美味しいポジョアサードをいただきました♪ 燻製風味がして、直火はやっぱり美味しいのよね♪
Carne guisada(カルネギサーダ) ...ベネズエラ

カルネは「肉」、ギサーダは「煮込みの」という形容詞です。肉煮込みはよくごはんに合わせて提供されます。
Bocachito Frito(ボカチートフリット) ...ベネズエラ

川魚一匹フライの美味しさに感動! 衣がコーンミール(とうもろこし粉、アレパの粉と同じ)なのが、一層「カリッ」と感を引き立てていて、是非真似したいアイディアだと思いました。ベネズエラでは魚が奥に位置するよう配膳するのですね。
toston(トストン) ...ベネズエラ

定食料理の付け合わせの定番の1つが、甘くないバナナ料理トストンです。地元主婦に作り方を聞くと、いったん揚げてからつぶして、もう一度揚げて油をきったものなのだそう。甘くないのでまるでおいもを食べているような食感があります。コロンビアやエクアドルではパタコンとも呼ばれます。
Sopa e Sancocho(ソパエサンコーチョ) ...ベネズエラ

中南米でよく見るサンコーチョとは、多種類の肉野菜が入った美味しいスープのこと。例えばパナマは鶏と決まっているのに対し、ベネズエラでは魚や牛肉、鶏肉などのバリエーションがあります。写真は骨付き牛肉のサンコーチョ。輪切りとうもろこしが良い味を出してくれています。
Perro Caliente(ペロカリエンテ) ...ベネズエラ

ベネズエラでよく見かけたホットドッグ屋台。ペロは犬、カリエンテは熱いという意味なので、スペイン語圏でも「ホットドッグ」という名のつけ方をするのですね(^^ゞ 温めてあるパンに温かいソーセージとキャベツや玉ねぎのみじん切りを挟んでくれ、あとは客がソース類や粉チーズなどをたんまり乗せていただきます。もちろんベネズエラですからグワサカカで美味しくしてねー\(^o^)/
シューハースク(シュラスコ) ...ブラジル

日本人がイメージするシュラスコは大きな塊肉を焼いて客の前で削ぎ落としてサーヴするものです。でも、観光地レストランはともかく、田舎の庶民の食堂では、最初から小さく焼き、絶品の焼き加減のお肉をお皿に盛るのです。注文するのはお肉だけ。あとはいろいろなおかずがお腹いっぱいになるほど食べられる、食べすぎ必至のブラジルの旅なのでした。
farofa(ファロファ) ...ブラジル

これ! これ! ブラジルらしさを感じるのが、キャッサバ芋の粉末です。乾煎りしたものもありますが、味をつけて油でカラリと炒めたものがイイ! ごはんに、豆に、パスタに、野菜に、肉に、何にでもファロファをかけていただきます♪
feijao(フェイジャオン) ...ブラジル

ブラジルの主要食材として豆は外せない。ブラジル料理では、黒豆、赤豆、白豆、茶豆など、様々な種類の豆が食べられます。写真は肉料理の付け合わせ、玉ねぎやにんにくと共に炊いてありました。汁だくで、その汁も美味しかったです。
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