pap(パップ) ...南アフリカ

写真では肉とソースの下にある白いものです。とうもろこしの粉(マイスミール)をお湯で炊いたもので、おかずを合わせていただきます。南アのパップはナミビアのパップよりも少し固めに炊かれていて、その分ソース類(トマトソースやカレーソース)がいっぱい。写真は「パップ&チョップ」で、パップとステーキの組み合わせにカレーソースがたっぷりの逸品。
Skilpaadjie(スキルパジー) ...南アフリカ

これは美味しい! 「レバー好きのみんなー、南アでスキルパジー食べてきてー!」 と皆に伝えたい。もとは農家料理で、角切りレバーと香辛料を混ぜて腸の膜で包んだもので、膜ごとフライパンで焼きます。普通レバーって焼きすぎるとぼそぼそして美味しさが減るけれど、スキルパジーは腸の膜のおかげで焼いても冷めても何をしてもしっとりした食感と旨みが保たれています。
Ostrich(オーストリッチ、ダチョウ) ...南アフリカ

南アでは、ゲームミート(狩猟によって得られる肉)も人気です。これはダチョウ肉のステーキ。ダチョウはゲームミートの1つでもありますが、南アではダチョウ農園があり食肉用に飼育されています。「スーパーマーケットで庶民がダチョウ肉を買う国」なんて、南ア以外、まずないですよね。味は鶏肉とは大きくかけ離れ、意外なことに赤身のビーフステーキそっくりでした。
Kudu(クドゥ) ...南アフリカ

南アでは、ゲームミート(狩猟によって得られる肉)も人気です。これはクドゥと呼ばれるシカのような肉をドライソーセージにしたものです。クセがあまりなく、脂も乗っていて美味しい。
Boerewors(ボールウォース) ...南アフリカ

ボールウォース! ボールウォース! これぞ南アの食!! 南アに行ったら是非ともこれを食してくださいね。普通のソーセージと違い、スパイスやハーブなどを練りこんだ、粗挽き感が嬉しい腸詰めです。長いままフライパンでしっかりと焼いて、いただきます。めちゃくちゃ美味しいです。
Russians & Chips(ルシアンズ&チップス) ...南アフリカ

最初「ルシアン」と聞いたときに、何がロシア風なのだろう? とこのソーセージを覗き込んでしまったことが恥ずかしい(^^ゞ ルシアンは英語ではなくアフリカーンス(南ア周辺で話されるオランダ語をもとにした言語)でソーセージという意味なのです。ちなみにチップスはフライドポテトを指します。

南アにはワイン作りに適した気候区分をもつ地域があります。特にケープタウン周辺は“ケープワイン”の産地として有名です。安くて美味しいワインが商店でもいろいろ売られているし、ワイナリーを訪問すればいろいろな種類のワインをテイスティングで味わうこともできます。
ルイボスティー ...南アフリカ

南アフリカ原産のルイボスティーは、美容や健康に良いお茶として日本でも人気がありますよね。ルイボスは南ア原産で、今でも基本的には南アでしか採れないため、この世界旅では是非にとルイボス産地の中心の町、クランウィリアムへ行きました。
Pepper Steak Pie(ペッパーステーキパイ) ...南アフリカ

南アフリカ共和国に来て、ファーストフード的なお店でパイ類が多いことに気づきました。それまでの旅路ではパイなんて滅多に見かけなかったのに・・・。それはすなわち、この国の英国支配の歴史の強さそのものなのです。肉好き南ア人らしく、ステーキを具にしてしまうところも、南アらしいです。ステーキ肉がとても柔らかくてパイに合っています。
pap(パップ) ...ナミビア

南部アフリカの多くの国で普遍的な主食です。とうもろこしの粉(マイスミール)をお湯で炊いたもので、おかずを合わせていただいたり、また朝食などではミルクと砂糖をかけて食べたりします。民族により呼び方は異なり、アンゴラ国境付近ではシフィーマ、ヒンバ族はルヘレと呼んでいました。英語名では広域にわたりポリッジと呼ばれます。
Sausage and Chips(ソーセージアンドチップス) ...ナミビア

ナミビアではソーセージ&チップスの組み合わせが多く、しかも美味しい。路上ごはん屋のおばさんは、路上で揚げ物をしてチップスを売っているんですよ。なお、チップスは、南部アフリカではフライドポテトを指します。
Vleis and Chips(フレイスアンドチップス) ...ナミビア

フレイスは、アフリカーンス(という言語)で肉の意味です。ナミビアでは羊肉ステーキが路上でも売られているほどポピュラーなんですよ。チップスは、南部アフリカではフライドポテトを指します。ナミビアは、肉類を仕上げるソースが美味しくて、舌がリッチ~になります^^

とうもろこしです。よく食べられています。写真はヒンバ族の村で撮ったもの、彼らはマプングと呼んでいました。

ナミビア北部で人気のイモムシでございます。塩漬けして干してあります。パンや缶詰がやっと買えるような商店でも、カウンターでイモムシがどーんと売られていたり、路上でイモムシ売りのおばさんが座っていたりと、そのポピュラーさが伺えます。噛みごたえがあり、ナミビアに来ている日本人の方は「シシャモ味」と言っていました。うん、言われてみると、シシャモ度80%!(マジ?)

アンゴラのその土地の食筆頭は、これにしたいと思います。アンゴラは至る所で肉の炭火焼き屋台があり、牛肉がよく売られています。気をつけないと肉食の日々を送るほどなのです。サハラ周辺諸国など乾燥国ではヒツジが多いのに対し、アンゴラでは牛が多いのは、気候との関連もきっとあるのだろうと思います。ちなみにバーカは牛という意味です。
Bife com ovo e salada(ビフェコンオボエサラダ) ...アンゴラ

「マネイラデアンゴラ(アンゴラ風のもの)」と懇願して勧めてもらったのがこれ。ビフェはビーフのことで、ビーフステーキの上に目玉焼きを乗せ、野菜サラダ添えたものです。アンゴラは至る所で肉屋台があり、レストランでも肉料理が筆頭にあります。気をつけないと肉食の日々を送るほどなのです。
フランゴサラダ ...アンゴラ

フランゴは鶏のこと。鶏の炭火焼きを熱いうちに裂いて、千切りキャベツを乗せ、塩ビネガー油をかけたものです。ジュンドンゴという辛いピマンペーストを添えると美味しいです。アンゴラは至る所で肉の炭火焼き屋台が出ていて、気をつけないと肉食の日々を送るほどなのです。
Garoupa na cozida c/ batata cozida(ガルーパナコジーダコンバタタコジーダ) ...アンゴラ

「マネイラデアンゴラ(アンゴラ風のもの)」と懇願して勧めてもらったのがこれ。アンゴラは魚介が豊富です。白身魚の大きな切り身のスチームに、丸じゃがいも、にんじん、でかキャベツといった大きな野菜のスチームと生にんにくを添えたものです。スペインの食のように食卓にビネガー&オリーブオイル&塩&こしょうがあり、それらをかけていただきます。
カルネのモーリウ ...アンゴラ

この写真を見て反射的に「くさっ」と思ってしまった・・・。カルネ(肉)の内臓をふんだんに入れて煮込み(モーリウ)にしたものです。内臓系(レバーやモツの類)が大好きなのですが、これはあまりに内臓くさくてなかなか喉を通りませんでした。内臓ファンの方、是非アンゴラでこれにチャレンジしてくださいな。

ソパはスープという意味なので、これに限ったものではありません。このソパは、赤豆を煮たものを裏ごしして塩味スープを作り、具に、玉ねぎ、キャベツ、5cmスパゲティ、米を入れたものです。豆が入っていて、ポタージュのようになっていました。
マンジョーカ ...アンゴラ

ゆでたマニオクです。マニオクはキャッサバと同じイモで、西アフリカ~中央アフリカの各国でマニオクを使ったその土地の食を紹介していますが、こうしてゆでただけのマニオクをみかけることは少ないのです。
ブリンニー ...アンゴラ

「コモスシャマ(この名前は何ですか)?」と聞き「ブリンニー」と返ってきたとき、凍りつきそうでした。この国は、ソ連が背後につくMPLAと米国が背後につくUNITA、2つの政府ができたために内戦が始まり、MPLA勝利後も内戦は続き・・・。これはココナッツと砂糖をまぶした揚げパンで、ブリンニーはロシアの項でも紹介した軽食の名前です。こんなところでソ連の影を見るなんて。

「N'gola」と書いて「アンゴラ」と読みます。南部都市ルバンゴで作られ、アンゴラ全土で親しまれる美味しいビールです。

サントメプリンシペの食の筆頭に挙げたいのが、様々な具をトマト&油で煮込んだこの料理法。島国なのでメインの具には魚介類を使うことが多いのですが、チキンが入るものもあります。ハヤトウリ(大根風野菜)、インゲン、玉ねぎなどに、少々のトマトペースト、水と多めの油を主体にしたものです。実に美味しくて、教わった作り方を一生作り続けていきたい味です。

アロースは米またはごはんという意味です。サントメでよく見るのはトマトペースト少々を炊き込んだほんのり赤いごはんです。赤豆を炊き込むものもよく見かけます。このごはんは家庭でも作られるポピュラーなものです。家庭でも、白いままのごはんを食べることはあまりありません。

パンの実は、英語でbread fruitと呼ばれます。ここサントメプリンシペではフルータもしくはフルータパンと呼ばれます。直径15~20cmくらいの実を焚き火で黒こげにし、皮をむくと、まるでパンのようにふわふわの身が出てくるんですよ。油を使った煮込み料理によく添えられています。サントメプリンシペではいたるところにこの木が生えていて、国民の大事な主食となっています。

ヤーミはゆでたヤムイモです。ブジーロはカツオのことで、レモン、玉ねぎ、生トマトと一緒に塩味のさっぱりさが美味しい煮込みにしていました。これにマラゲッタ(唐辛子ペースト)と油をかけていただきます。トマト&レモン仕立てのカツオ、美味しい♪ アフリカで、カツオを出す路上ごはん屋は珍しく、ここが島国であることの魚の豊かさを表しているようです。

サントメプリンシペでは長く煮込む料理が根付いています。カリルーの主原料は、おそらくタロイモはサトイモの葉です(カリブ海ではカラルーという、≫
こちら)。みじん切りにし、玉ねぎやトマトと共に煮込んだ、少しカレー粉を感じる程度のほのかなスパイシーさを出したシチュー。白身魚が具、おそらくオクラの強いとろみがあります。黄色いのはカボチャも入っているのでしょう。

サントメプリンシペでは、是非名物のゆでガニをどうぞ! 新鮮で、カニみそも美味しくて、1はい400円くらいで満足できる量が食べられますよ。

アフリカの島国サントメプリンシペでは、古代魚らしき魚もちらほらと市場で売られています。この魚は、うろこが鎧(よろい)のように厚く硬いのですが、食べにくさを乗り越えて身にたどり着くと、白身がとっても美味しいのです。魚なのにネズミのようなしっぽが可愛いよね^^

ボンスは巨大カタツムリです。サントメプリンシペのいたるところで、ボンスのスライスの串焼きが売られています。歯ごたえも良く、味も良く、マラゲッタという辛味ペーストをつけていただきます。なお、海の貝はボンスデメール、この巨大カタツムリはボンスデテールと狭義に区別する人もいます。

南国サントメプリンシペでは、バニラも採れるのでしょうね。焼酎のようなクセのないスピリッツに漬け込んだものが、市場や路上で売られています。ほのかな香りが素敵です。

サントメプリンシペのとっても安いお惣菜です♪ ミールは大粒のとうもろこしで、コーコはココナッツのスライスです。これらを塩ゆでにして、大きな葉に包んで売っています。
Arroz con Pesdado(アロースコンペスカド) ...赤道ギニア

赤道ギニアの食といえば、「コン(○○と、の意)」シリーズでしょう。アロースは油を使わずにトマト炊き込みにしたごはん。これに大きなペスカド(魚)の素揚げを乗せたものです。赤道ギニアには「アイコミーダ(Hay Comida)」(定食あります)の看板を出すお店が多く、そしてコミーダのお店では「コン」シリーズの食事をよく供します。
Espagueti con Pollo(エスパゲティコンポヨ) ...赤道ギニア

赤道ギニアの食といえば、「コン(○○と、の意)」シリーズでしょう。スパゲティートマトソース絡めに大きなポヨ(鶏肉)の素揚げを乗せたものです。アフリカでもスパゲティは食べられますが、細いパスタか短いパスタばかり続いてきました。スペイン風の定食が根付く赤道ギニアにやってきて、やっとヨーロッパ式の太く長いパスタに出会えたような気がします。美味しいですよ。
Yoca con carne(ヨカコンカルネ) ...赤道ギニア

赤道ギニアの食といえば、「コン(○○と、の意)」シリーズでしょう。ヨカは周辺国のバトンやシクワングと同じもので、マニオクをもち状にしたものを葉で巻いたものです。カルネはトマト玉ねぎ煮のフレッシュビーフシチュー。ヨカはスペイン語で、マンジョーカが短くなったものなのだそうです。地元の言葉ではムボンと言います。
Plantane con carne(プランテンコンカルネ) ...赤道ギニア

赤道ギニアの食といえば、「コン(○○と、の意)」シリーズでしょう。プランテンは素揚げ食用バナナの輪切り、カルネはトマト玉ねぎ煮のフレッシュビーフシチュー。この2つを食卓に出す前にフライパンでさっと煮絡めてくれ、大変に美味しかったです。
Tarow con carne(タロコンカルネ) ...赤道ギニア

赤道ギニアの食といえば、「コン(○○と、の意)」シリーズでしょう。タロはマニオクをなめらかにふわふわについたもち状のもので、カルネは肉をオクラや野菜と一緒に炊いたスープでした。

コテは、いわゆるリブロース肉のこと。コティースは豚の肋骨つきの肉を贅沢に使い、イモの葉のみじん切りをどろどろに絡めて煮たものです。油が大量に出ていて、でもそれが食べるとイモの葉をつるんと美味しく食べさせてくれ、美味しいのです。
ブッシュミート ...赤道ギニア

バタへ行ったら、是非中央市場を観光してくださいな。ここでは数々のブッシュミート(家畜ではなく狩猟によって得られる肉)が売られていて、日によって異なりますが、サル、オオトカゲ、ワニ、ゴリラ、アルマジロらしき肉が、不気味に売られています。そして売れ行きも好調です。
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