
白いごはんにオクラの白い部分のとろとろソースを混ぜ、ごはん自体をツルンと美味しくします。その上に、オクラの緑の部分の味つきとろとろソースを乗せ、砕きコンソメ、魚のしょっぱい煮、唐辛子ペーストを乗せていただきます。オクラ大好きっ子にはたまらない美味しさ♪
Plasas(プラサス) ...ガンビア

白いごはんに、カッサバ(キャッサバ)の葉のどろどろもろもろの味付け煮をかけたものです。ガンビア以南では「葉のどろどろ煮」が本当に多くなります。美味しい店の本格派ほうれん草カレーをいただいているような食感があります。

セネガル料理のチェブジェンと同じものです。赤いトマト炊き込みライスに、揚げ魚と野菜(カボチャ、ナス、キャベツ、ローレルなど)の赤い煮込みをかけていただきます。

セネガル料理のマフェと同じものです。白いごはんに、肉玉ねぎトマトのピーナッツソース煮込みをかけたものです。

ガンビアの市場では、バオバブの実を乾燥させたものを見かけました。レモンシュガーのような、甘酸っぱさが美味しいです。そしてガンビアの路上ごはん屋ではこれを使った甘酸っぱいソースをかけたお料理をいただきました。またシドーは手作りジュースの原料にもなります。

マリでもよく売られていた凍ったジュースです。でも、赤いジュース(ハイビスカスまたはビサップ)以外はラインナップが違うのにびっくりしました。おすすめは白、なんとあのバオバブのジュースなのですよ。
Bolacha(ボラシャ) ...カーボベルデ

カーボベルデ筆頭の「その土地の食」で、膨らまないスコーンのような厚いビスケット。甘みはほんのり程度です。実はセネガルの首都ダカールに宿泊していたとき、宿のカーボベルデ人のおばさんに、「カーボベルデ行くならボラシャ買ってきて!ボラシャよボラシャ!」と懇願されました。「東海行くなら赤福買ってきて!」ってのと同じカナ(笑)
Ponch(ポンチ) ...カーボベルデ

フルーツのラム酒漬けです。このように様々な商品がスーパーにも並びますが、路上ごはん屋では、おばさん手作りのポンチも売られています。私達はココナツ&パイナップルに挑戦! ラム酒が利いていて、氷を入れて少々薄めると飲みやすくなる、そんなカクテル風のお味でした。
マラゲット(Malagueta) ...カーボベルデ

カーボベルデは、いろいろな料理に、必ずといっていいほど辛味が添えられます。その代表格がこのマラゲット。これは赤&緑唐辛子、にんにく、ローレル、オリーブオイル漬け(加熱して辛味を十分に引き出してあるのかもしれない)です。そのほかのマラゲットには、唐辛子をオイルの中で砕いたものもありました。風味が本当に良くて、大好きになりました。
Pissois(ピッソイシュ) ...カーボベルデ

ツナやサーモンを辛い油(マラゲット)を加えてソテーして、一度春巻きの皮のようなものにくるみ、細かいパン粉をつけてフライにしました。一口サイズでパクパクと食べられます。カーボベルデは本当に魚料理のバリエーションが豊かであることを感じます。
Lagosta ao Natural(ラゴスタアオナトゥラル) ...カーボベルデ

大西洋に浮かぶ島国カーボベルデを代表する料理、ということで、豪快にロブスターを楽しみましょう。地ものはやっぱり美味しいです。
Bacalhau gomes de sa(バカラウゴメサ) ...カーボベルデ

なんだか見た目はごてごて・・・。でも味はとても日本人の口にも合います。一口サイズの皮付き白身魚をムニエルのようにソテーし、ゆでじゃが&オリーブ&ゆで卵&赤ピーマン&パセリ&トマトと共に炒めたものです。これがレストランでも高額メニューの1つになっているほど贅沢な内容です。唐辛子ソース(ピリピリと言うとアフリカでならたいてい通じます)とトマトきゅうりを添えて。

魚の1/2匹の素揚げを、赤ピーマン緑ピーマン玉ねぎにんにくの塩味しっかりトマト煮込みに入れた、ごちそうソースを作ります。それをアロース(豆少々との炊き込みご飯)に乗せて、マラゲット(辛味の移ったオイル)をかけてたべます。
Atum ala Vassa con batata(アトゥンアラバッサコンバタタ) ...カーボベルデ

カーボベルデは大西洋の孤島、マグロをどーんと食べるのもこの国の食です。厚さ2~3cmはある厚切りソテーに、トマト&オニオン&黒オリーブのソテーソースをかけ、フライドポテトを添えました。日本ならなまりを使って作れるかな?という感じもしました。
Buzio c/ Alho(ブージオコンアルホ) ...カーボベルデ

あわびのような貝どっさりをにんにく&香菜のみじん切りが入ったオリーブオイルでソテーしたものです。めっちゃうま! そして別途紹介するマラゲットという辛味の十分に効いたオイルをかけていただくと、ビールが進んでたまりません。
Cathupa guisada c/ linguica terra(カチューパギサーダコンリングイサテラ) ...カーボベルデ

市場の食堂で、「ナショナリテ」(国民食よ)と嬉しい念を押された食事です。豆数種類とコーンを炊いて、玉ねぎとバターでソテーしたものです。カーボベルデの国民食という言葉は本当で、市場の食堂でも港の食堂でもカフェでも、みんなこれを食べているのです。チョリソーと目玉焼きが添えてあって美味しい。

ペイシは塩干しの魚、コービはケール(キャベツが硬くなったような葉)で、特にコービはカーボベルデの代表食でもあります。これらをふかしたものを、甘くないバナナとカボチャと共にアロース(ごはん)に乗せました。カーボベルデの食は、色鮮やかですよね。
フランス料理 ...セネガル

セネガルはフランスの植民地でした。しかし同様の周辺国よりもフランス人在住者が多いことからも、セネガルの高級料理店はほとんどがフランス料理店であることが大変に納得できます。バターや生クリームを使ったフランス料理の美味しさも、辛いピーマンペーストを添える西アフリカらしさもあるので、「セネガレーゼ・フランセ」と呼びたいところです。
Yassa au Poulet(ヤッサオープレ) ...セネガル

普通に「プーレーヤッサ」とも呼ばれます。パリパリ鶏の骨付き大きなから揚げに、レモンの酸味のあるオニオンソテーをソースとしてかけるセネガル料理、さっぱりしていて美味しいです。鶏を魚の唐揚げに変えてよりスパイシーに仕上げるYassa au Poisson(ヤッサオーポワソン)も美味しくいただきました。
チェレとミャウ ...セネガル

チェレは、ミル(麦)を砕いてふかしただけのもので、味は何もついていません。それにミャウという自然な甘みのミルクをかけていただきます。決して美味といえるものではないのですが、セネガルの、電気も水も供給されないような遠い田舎村で、村のママが私たちに供してくださった、家庭の味なのです。
ショシンヤベ ...セネガル

お祝いの席に同席させてもらえ、そのときにいただいたお料理です。肉、じゃがいも、豆、玉ねぎをカレー風味で煮込んだもので、とろみある豆カレーといった感じ。アフリカでカレー味に出会うことは珍しいので、舌が懐かしさを感じました。

セネガル料理の筆頭、マフェ。写真は作り途中のもの。ピーナッツペーストをふんだんに使い、コンソメの素も効かせて美味しいスープを作り、大根、にんじん、キャベツ、肉などは大きめを入れ、トマトも入れて、ぐつぐつ煮てどろどろにしていきます。後から辛い油や辛いピーマンをぐつぐつ煮て、辛味もしっかりつけ、食べるときはごはんにかけていただきます。
チェブヤップ ...セネガル

別途紹介しているチェブジェンの白いバージョンのよう。しっかり味のついた肉や内臓の炊き込みご飯に、シンプル味のポトフ風野菜煮込みをかけたものです。チェブヤップには肉類が必ず入ります。
チェブジェン ...セネガル

まず、油多めの辛い汁を作っておいて、そこにふかした米を入れて汁気を吸わせたら赤い炊き込みライスのできあがり。別鍋に、揚げ魚と野菜(マニオク、カボチャ、キャベツ、緑ピーマン、ナスなど)の赤い煮込みを乗せて食べます。これぞセネガル代表食、唐辛子ペーストとレモンを添えてもらえると一層美味しいです。チェブジェンには魚が必ず入ります。
Cafe touba(カフェトゥーバ) ...セネガル

セネガルで有名な飲料で、生姜汁と砂糖が入った濃いコーヒーです。写真のように粉ミルクを入れる場合と、入れない場合とがあります。日中暑くて疲れたときなどに良いですよ。
Bissap(ビサップ) ...セネガル

ナスのガクのような真っ赤な植物を濃く煮出して砂糖を入れた飲料です。クエン酸がたっぷりなのでしょう、とても甘酸っぱくて、美味しいことこの上ありません♪
ミル、オロニゲ ...マリ

ミルは、麦(ひえかも?)の粉にお湯を加えて団子状にしたもので、そばがきに似ています。オロニゲは、バオバブの葉をすったとろろのようなもので、塩味がついています。手でミルをちぎってオロニゲをつけて食べます。バオバブを食べる民族は、バオバブが生えている地域からするとごく小数のようですが、ドゴン族は、樹皮も葉も果肉も種の中も上手に食べていました。
プヌン(プロンと発音する人も) ...マリ

ドゴン族の集落では、何度かプヌンをいただきました。穀物の粉を水に溶いて発酵させた飲料で、ヨーグルトドリンクのような酸味があり、甘さはつけていません。暑いときには元気が出る味です。このような伝統的なひしゃくで飲むのが決まりのようです。これぞドゴンの食!という感じで嬉しいですね。
ケンケリバ ...マリ

西アフリカの木の葉、ケンケリバはローカルなお茶の代表格です。紅茶ともラカンカ茶ともつかないような風味は決してタンニンくさくなく、砂糖の甘さとぴったりです。ケンケリバ自体は月桂樹の葉のようなものなのですが、これが真っ黒になるまで煮出しています。
カフェオレ ...マリ

美味しかったー。マリの屋台で頻繁に見かけるのがカフェオレ屋台です。練乳(コンデンスミルク)いっぱい(大さじ3~5くらい入るんじゃないかなあ)、インスタントコーヒー小さじ半分、そしてお湯をコップの上まで注いでかき混ぜます。マリであまりにリピートしすぎて、次の訪問国セネガルでは練乳1缶買って宿で飲みまくっています。
ジュネベレ ...マリ

マリでは小さなビニール袋にジュースを入れて凍らせたものが、あちこちの路上で売られています。この角を口でちぎって、チュウチュウまたはシャリシャリといただきます。赤:ダブレニ(ハイビスカスジュース)、白:ノノ(ヨーグルトドリンク)orココ(ココナツジュース)、黄白:ニャマ(ジンジャージュース)、オレンジ:アジ(オレンジジュース)、黒:トミジ(コカコーラ)、と言います。
モミ ...マリ

わーかわいい!たこ焼き器の下には炭火。ここに上新粉のようなサラサラした水溶き粉を注いで、ハンペンのように薄く焼き上げます。そのまま出す路上ごはん屋もありますが、辛めのタレをたっぷりかけてくれたところのほうが、好き。
ガトゥ、ンガア ...マリ

穀物の粉をお湯で練って団子状にしたものがガトゥ、乾燥オクラをどっさり入れて魚の骨のダシでとろんとろんのスープにしたものがンガアです。マリのオクラは大きくて、種がまるでレンズマメのように入っています。
スパゲッティ、シュオ、トゥル ...マリ

マリでもポピュラーなスパゲッティ。今日はこれにシュオ(煮豆)とトゥル(細切りの玉ねぎに食材の旨みが移ったアツアツの揚げ油を注いたもので、タレの感覚でかける)をかけていただきました。シュオだけで注文しても必ずトゥルがつくので、これは刺身と醤油くらい切っても切れない縁なのでしょう。
ドゥガ、ジェゲ、トゥル ...マリ

ドゥガは褐色の穀物の一種。もちもちした食感がします。ジェゲは魚の素揚げです。トゥルは細切りの玉ねぎに食材の旨みが移ったアツアツの揚げ油を注いたもので、タレの感覚でおかずにかけていただきます。マリの路上ごはん屋では、このように、主食とおかずをワンディッシュで出すところが多いのです。
マロ(またはリー)、サカサカ ...マリ

日本人垂涎の喜び、“白いほかほかごはん”は現地の言葉でマロ、フランス語でRiz(リー)と言っても良く通じます。また、サカサカとは小ネギなどの緑の野菜をスープベースの味で美味しく炊いたもので、野菜不足が気になるときには真っ先にこれを注文するほどです。なお写真の赤いものは直系3cmくらいのとっても辛い唐辛子で、現地ではピーマンと言います。
ギニ ...マリ

トマトペーストとコンソメで炊き込んだ赤いごはんです。マリはお米を使った料理が多く、味付けも日本人の味覚にも合うから、「お米、命」の日本人が旅をするときでも、他の国よりは食事のストレスが少ないんじゃないかなと思います。
アチェケ、ジェゲ、トゥル ...マリ

アチェケはキャッサバ粉から作った粒状のもので、クスクスの大版といったところでしょうか、炊くともち米のような食感になります。ジェゲは魚の素揚げです。トゥルは細切りの玉ねぎに食材の旨みが移ったアツアツの揚げ油を注いたもので、タレの感覚でおかずにかけていただきます。マリの路上ごはん屋では、このように、主食とおかずをワンディッシュで出すところが多いのです。
オムレツサンドイッチ ...マリ

「これがマリの食?」と思うかもしれませんが、マリでは本当にサンドイッチ屋台が多いのです。作り方は、1.ビンに卵を入れ、玉ねぎ細切り少々やコンソメを入れてふたをしてシャカシャカと降る。2.写真右奥のように炭火の上のフライパンに油多めを加熱して1を落とす。3.フランスパンをカット。4.卵をかき混ぜ火が通ったらパンに挟む。出来上がりはリピート決定の美味しさ!
マナニ ...マリ

穀物粉のダマがいっぱいの汁で、おかゆを食べているような食感です。朝ごはんにぴったり。砂糖をふって食べます。
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