ビンセントで絶対食べたかったのが、このカラルースープ。このページでもよく登場するダシーン(サトイモのような植物)の葉をミキサーでどろどろにしたものを加えたスープです。具にはじゃがいもバナナスウィートポテトヤム芋に、ダンプリング(すいとんのようなもの)、そして風味だしの少々のにんじん玉ねぎ。青臭くなく、カラルーはまろやかさと旨みを増していると思いました。
カリブ海南部諸国で見られるペラウ。語源はピラフと同じだと思われますが、味の濃さや重さの点がこちらは特徴的です。厨房に作り方を聞いたところ、まず油に砂糖を入れてカラメルを作り、水を足して鶏を煮、チキンに色がついたらシーズニングやケチャップを加えて野菜と米を入れて炊き上げるそうです。
もと英領のカリブ海の国ですから、ロティ、あります。私たちはRoti-Chicken(ロティチキン)とRoti-Liver(ロティリバー)をいただきました。小麦粉を練って薄焼きにしたふわふわの皮に、ふかしじゃがいもと鶏またはレバーのカレー煮をくるんだものです。お腹にたまる軽食です。
カリブ海で、これでもかというほど食べまくってきた、赤豆炊き込みごはんです。
オーブン焼きの鶏です。オーブン焼きだと肉汁がソースになり、無駄にならないのがいいですね!
カリブ海南部で見る「パイ」とは、日本人にとっては意外なことにグラタンを意味します。今回いただいたのは、よくゆでたマカロニに少しホワイトソースをまぶして粉チーズをふって押して表面を焼いたものです。お弁当のおかずに作りたくなる、冷めても美味しい
パイ グラタンでした!
カリブ海南部にやってくると、プロビションにお目にかかれます。プロビションとは「食糧の供給」という意味をもつ英単語。プランテーン(バナナ)、ダシン(タロイモ)、その他今回はいただいていませんがじゃがいもやさつまいもなど、お腹にたまる炭水化物類を総じてこう呼びます。何がなくともプロビションがあれば生きていけると、カリブ海の奴隷時代から存在するものなのでしょうか。
名はランチでも、実は一日中売られている、ごはんとおかずの盛り合わせです。Pork-Lunch(ポークランチ、写真右)といえば豚料理のセット、Fish-Lunch(フィッシュランチ、写真左)は魚料理のセットです。
ベリーストロング! アルコール度数84.5%は脅威的でした。何しろ、ちょっと飲むと酔っ払いますからね。これだけアルコールが多いと他の成分が少ないかと思いきや、コクとなる甘みも残っていて、味がありました。アルコール度数が高すぎて、ある意味危険物。飛行機には手荷物にも預け荷物にもできないそうです。つまり、この土地でしか飲めないツワモノの酒!
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