昔エジプトで奴隷だったユダヤ人はモーゼに率いられ、エジプトファラオ(王)の妨害を神の力により“過ぎ越され”て「約束の地カナン」(イスラエル)に帰還。これが「過越(すぎこし、Passover)」というユダヤの祝日の由来です。過越の間は普通のパンは食べてはならず「苦しみのパン」と呼ばれる酵母なしパン「マッツァ」を食べるのです。あの苦しい時代があったことを忘れないために。
イスラエルでは3軒のユダヤ人宅にホームステイ。年齢や育ちも違う3家庭には共通して醤油大瓶や寿司道具や箸、味噌その他日本から輸入された食材がどさどさと・・・。スーパーに行ったら、豆腐もわかめもかつおぶしも味噌もわさびも日本酒も何もかも、比較的安価で売られているのです。今イスラエルでは、日本食ブームが、ブームでなく浸透に変わりつつあります。
イスラエル&パレスチナということで、ユダヤ人vsアラブ人のサンドイッチ対決~。ユダヤ人地域イスラエル本体では、店がピタ(アラブの言うホブスと同じ)に肉類を入れた後、客が自由に野菜を乗せるサンドイッチがポピュラーです。野菜類はピタを包む袋に入れてもOK、おかわりし放題(皆さん野菜だけ食べては再び乗せ、を繰り返します)。贅沢なユダヤ人を象徴する一品。
イスラエル&パレスチナということで、ユダヤ人vsアラブ人のサンドイッチ対決~。アラブ人地域パレスチナでは、他の中東諸国同様、ファラフェルというスパイシー豆コロッケ(写真右)を使ったサンドイッチがポピュラーです。写真のように、ポテトコロッケ、素揚げカリフラワー(これが美味しい!)、レモンと野菜を角切りにしたものをホブス(ユダヤ人の言うピタと同じ)に入れてくれます。
イスラエルではいろいろなところで見られる、中が空洞になった薄いパン。直径20cmくらいで他の中東諸国のホブスよりは小さめです。ユダヤ人はピタといい、半分に切って中に肉や野菜を贅沢に詰めていただきます。アラブ人はホブスといい、いつものように、ホンモス(ヒヨコマメ&ゴマペースト)やムタバル(ナスペースト)をつけたり中にファラフェル(豆コロッケ)を入れたりします。
イスラエルでも、ユダヤ人居住地域にあるアラブ人街で買いました。西洋風ピザの土台に、どことなくアラブを思い出すスパイス乗せピザ(そのスパイスは、ファラフェルという豆コロッケを作るときに混ぜるものによく似ているからです)。ユダヤとアラブの融合を、ちょっと見た気がした一品。
イスラエルでも、ユダヤ人地域でいただいた食。中東アラブではおなじみのホンモス(ヒヨコマメペーストにタヒーニ(ゴマペースト)やレモンを混ぜたもの)が、野菜ソテーが乗ったりきのこカレーが乗ったりと、ごっつい豪華になっているんです。アラブの食がユダヤ人側にも浸透しているのは嬉しい発見でしたが、ユダヤ人の贅沢ぶりを色々見ているだけに、豪華さに妙に納得もしました。
イスラエルでも、東エルサレムでいただいた食。ラグビーボール型のひき肉入りポテトコロッケです。東エルサレムはアラブ圏ですから、この他にも様々な食事(ホブス、ホンモス、ムタバル、ファラフェルetcが中東各国と共通していますので、多くは紹介を割愛しました。
イスラエルの中でも、パレスチナでいただいた食。米粉で作ったプディングにシロップとローズウォーターをかけていただく、香り高きデザートです。パレスチナはアラブ圏ですから、この他にも様々な食事(ホブス、ホンモス、ムタバル、ファラフェルetcが中東各国と共通していますので、多くは紹介を割愛しました。
イスラエルで人気爆発中! チョコレートムースの上にふわふわホイップが乗った国民的おやつです(過激面白いテレビCMが面白かった、ぼそっ)。人気が出るの、分かる、分かる! 口当たりなめらかで本当に美味しいんだもの! ちなみにムース部分が違う色の2種類が売られています。
イスラエルでは、特に北部シリア国境近くのゴラン高原がワイン産地として有名です。パレスチナなどアラブ人地区では(宗教上の問題から)購入できませんが、ユダヤ人居住地域でなら問題なく購入できます。私たちはもう1つ、アルメニア人地区でも購入しています。飲みやすくて美味しかったです。
イスラエル産のビールというのも、ありますよ。黒のスタウトをいただいたのですが、味も良く、ラベルのヘブライ語(下のロゴ)がなんともいい感じです。
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