Fromage(フロマージュ) ...ニューカレドニア

フランス、ワイン、ときたらやっぱりチーズ! フランス本土のもの(≫
こちら)がごっそり輸入されています。
Rouleau de printemp(ウーロポワトンまたはフロウドゥプラントン) ...ニューカレドニア

ニューカレドニアにベトナム人が多く移住してきた背景より、ベトナミーズが作る生春巻きはフランス系住民も含めて国民的スナックになりました。地元のベトナム系の人の発音では「ウーロポワトン」、フランス人の場合は「フロウドゥプラントン」のように聞こえます。揚げ春巻きを別途紹介したのは(≫
こちら)、あちらは別の名前で呼ばれ決して混同されないという理由から。

ニューカレドニアのベトナム系の人が作る揚げ春巻きはフランス系住民も含めて国民的スナックになりました。生春巻きを別途紹介したのは(≫
こちら)、あちらは別の名前で呼ばれ決して混同されないという理由から。写真はカニ肉や春雨、ネギなどが入った美味しい春巻きでした。
Baimoa(バイモア)とManioc(マニオク) ...ニューカレドニア

ニューカレドニアの本来の先住民カナカ(メラネシアン)の料理は、本来のニューカレドニア料理と言えるかもしれません。写真は貝のみじん切りの水煮(あまり味付けがされていない)とゆでたキャッサバ芋。素朴だ。

ニューカレドニアの本来の先住民カナカ(メラネシアン)の料理は、本来のニューカレドニア料理と言えるかもしれません。写真はマニオク(キャッサバ芋)とココナッツ(内壁の白い部分)のすりおろしを混ぜて大きめの葉に包んで蒸したもの。ほんのり甘い「いももち」は、フィジーのタビオカロボ(≫
こちら)やウォーリスのタオファンゴンゴ(≫
こちら)そっくり。
croissant(クロワッサン) ...ニューカレドニア

フランス語で三日月という意味をもつパン。フランスのパンの代表選手です。パイ生地のように薄い生地が何層にも重なっていて、豊かなバターの風味とさくさくした食感が本当に美味しいです。ちなみに日本語になっているパンはフランス語でもpain(パン)と言いますよ。
Baguette(バゲット) ...ニューカレドニア

お店でまだ温かいうちに買うバゲットパンをいただくと幸せになれます。ニューカレドニアはフランス領、フランス人が愛してやまない基本のパンが、ここでも基本です。
Niaouli(ニアウリ) ...ニューカレドニア

ニアウリはニューカレドニアの国花で、樹液からはユーカリに似た刺激臭をもつ精油が得られます。ニアウリは日本ではアロマテラピーオイルとして知られますが、ニューカレドニアでは、花から蜂蜜を取ったり(写真)、精油を料理のソースに添加(エビとの相性が良い)してするなどしています。なおハチミツは樹液由来ではない(精油を含まない)ので刺激臭はしません。

ニューカレドニアでは家庭で柑橘シロップが作られてきました。ニューカレレシピブックによるとオレンジなら12個に対して砂糖1kgを加えてシロップ状にします(写真は市販のパンプルムッス(グレープフルーツ)シロップ)。冷水で割って飲みます。暑い日に最高の喉越しです♪ Siropをシロップと言っても通じない、シホというほうがまだ近い。
Cafe au lait(キャフェオーレ) ...ニューカレドニア

ニューカレドニアに行ったことのある外国人、みんな言う。「朝はカフェオレをボウルで飲むのよね~」と。香り高い美味しいコーヒーにふわふわに泡立てたミルクを乗せた幸せボウル。お砂糖の量はお好みで♪ ニューカレドニアですもの、朝からキャフェオレマダム/マドモワゼルを堪能しましょう!
Cafe Melanesian(キャフェメラネシアン) ...ニューカレドニア

ニューカレドニアの先住民族(現在も混住している)はメラネシア人です。その名を冠したコーヒーは、濃いコーヒーが好きなフランス系の人々にも愛されていました。フランス人ってよくコーヒーをプランジャーで淹れるよね(写真にある、粉を入れてお湯をさして成分を抽出し、上からメッシュを押してコーヒーがらを分離する器具)。

フランス領ですから、やっぱりワイン(≫
こちら)。やっぱり外せないその土地の文化です。人々は、本当に気軽にワインを楽しんでいます。
Lap lap(ラップラップ) ...バヌアツ

ラップラップはマニオク(キャッサバ芋)やバナナなどのすりおろしにココナッツミルクを混ぜ、中心に具をサンドするようにしてバナナの葉またはラップラップの葉でくるみ、石焼き調理したものです。ラップラップの中身はコンビーフ、牛肉、アイランドカベチ(モロヘイヤ様植物)など。バヌアツ一番の郷土料理です。写真は出来上がりを切り分けているところです。
Tuluk(トゥルク) ...バヌアツ

トゥルクは小さなラップラップ(≫
こちら)。すりおろしたマニオク(キャッサバ芋)にココナッツミルクを混ぜ、中心に牛肉を入れてバナナの葉またはラップラップの葉(バナナの葉によく似ている)でくるんで、ラップラップ同様に調理しました。トゥルクの中身はたいてい牛肉とのことです。じわじわと加熱する調理法なので中の牛肉が柔らかくて美味しいです。

ブーニャとは、バナナの葉などに大きな具材を入れて時間をかけて調理したものです。ラップラップ(≫
こちら)と同様に、焚火で石を加熱し、石の保熱を使ってじわじわと調理する方法が一般的です。ラップラップとの違いは、イモ類をすりおろさずに調理している点にあります。
Soup Meat(スープミート) ...バヌアツ

スープミートとは、汁気の多い肉野菜炒めのことだそうです。ちなみにオセアニアの小さな国々では豚肉がよく食べられるのに対し、バヌアツでは牛肉がよく食べられます。醤油も味の素も安く普及していて、中華料理風の味付けが得意です。
Curry(カリー) ...バヌアツ

バヌアツ人はカレーが大好き! 写真は、牛肉とじゃがいもの煮込みにカレー粉と味の素を加えて作ったものです。バヌアツ人は味の素とカレー味が大好きで、こういう料理もどこか中華料理の味がしがちです。

ひき肉を意味するミンチ。食堂メニューからこれを注文したら、ドミグラスソース煮がごはんにかかって出てきました。

どう見ても日本人なら「チンゲンサイ」と呼びたくなるこの野菜は、バヌアツではキャベツの如く呼ばれています。日本で食べるチンゲンサイよりも味が濃く、大根の葉の風味がして美味しかったです。なおアイランドカベチと呼ばれる別の植物もあります(茎が赤いモロヘイヤみたいなもの、≫
こちらで使用)。

タロはタロイモのこと。バヌアツでは米と張る主食の1つです。米が導入されたのはまだ80年くらいのことで、伝統的な主食といえばタロ、と言って良いと思います。写真は野菜のココナッツミルク煮(塩味)がかけられていて、美味しかったです。

イエムとはヤムイモのことです。日本の大根よりも大きなイモは、ゆでて食べたり、すりおろしてもち状にしたりして(写真)食べられています。

マニオク(キャッサバ芋)をすりおろしてタロイモの葉でくるんでゆでたもの。中はもち状になっています。
Coconut(ココナッツ) ...バヌアツ

写真の白い胚乳部分を菜っ葉でくるんで食べたり、その部分を削ってしぼってココナッツミルクを得たり、若いココナッツの中に豊富にたまっている水分(ココナッツジュース)を飲んだりと、ココナッツはバヌアツの庶民の味方です。1個20円くらいから買えるから、オセアニアの国の中でもことに安いと思いました。
Kava(カバ) ...バヌアツ

バヌアツのカバはオセアニア一の強烈さと定評があります(実際の濃さは作る人の水加減によって変わり得るとは思うけど)。土着文化を残す地域では、若い男性がカバの木の根を咀嚼して布の上に吐き出し、そこに水をかけて抽出するのです。舌も喉も、そして脳みそまで麻痺する悩殺カバを、バヌアツに行ったら是非体験してきてください!
suka(スカまたはスーカ) ...フィジー

砂糖の製造はフィジーの主要産業であり、フィジーの農地の半分はサトウキビ畑とのこと。食堂に行くと卓上には大きな砂糖入りタッパが置いてあり、国民にも砂糖が愛されていることが分かります。少し茶色味がかったお砂糖を口に含むと・・・日本では体験したこともないような芳醇な香りが口に広がる ミラクルな砂糖! これで淹れるドラウニモリ(≫
こちら)が大好きでした。
Ika vakamiti(イカバカミティ) ...フィジー

ミティはフィジー料理の重要項目!!しぼりたてココナッツクリーム(水を入れないのでココナッツミルクではない)にレモン果汁、ざく切り玉ねぎ、チリ(唐辛子)、時にトマトなどを入れた絶品ソースです。イカ(魚)と組み合わせた「イカバカミティ」は典型的フィジー料理の代表格。また、ミティをイモ類にかけるだけでもめちゃくちゃ美味しい。ミティ様様ですよ。
Ika vakalolo(イカバカロロ) ...フィジー

イカは魚、バカはwith、ロロはココナッツミルク(orココナッツクリーム)。イカを料理してロロで味付けしたおかずです。写真は内臓と鱗を取った魚をチンゲンサイ(現地ではカベティと言う)と玉ねぎのに乗せて生姜と共にひたひたの水でゆで、塩味を整えたあとココナッツミルク(クリーム)を加えて完成です。ココナッツミルクは牛乳がとても及ばないほどの旨みの宝庫です。
Kai vakasoso(カイバカソソ) ...フィジー

本来バカソソとはソソ(バナナ様フルーツ)に粉砕ココナッツを混ぜてココナッツクリームの中で調理された料理のこと。この料理の場合は、同様に、カイ(ムール貝)を他の食材(今回はトマトやオニオン)やココナッツクリームと共にオーブン調理されたものを指します。ムール貝から出る旨みにココナッツクリームの旨み、旨みの嵐とはこのことで、美味しかったなぁ~。
Lovo(ロボ) ...フィジー

焚火で石を熱し、その石の保熱で食材を加熱することをフィジーではロボと言います。太平洋諸国によくあるウムと同じです。鶏肉やイモ類、パルサミ(ココナッツクリームのタロイモ葉包み)などがロボの代表食材です。写真は「Tavioka-Lovo」(タビオカロボ)と言い、タビオカ(≫
こちら)とココナッツのすりおろしをバナナの葉で包んでロボ調理したものです。甘いいももちみたいです。
Chilly Chicken(チリーチキン) ...フィジー

チキンカレーではなく、チリーチキン。フィジーでは中華料理もインド料理も普遍的で、そこから出来たものだと思います。鶏肉と野菜の美味しい炒め物を中華の味つけで作り、仕上げにチリパウダーをたっぷり加えてインド料理風の辛さを出したもの。醤油と味の素を含む中華料理の味がベースのカレーで、日本人には不思議な感じがするかも。でも美味しいんですよ。
インドフィジアン料理 ...フィジー

英語で「Indo-Fijian」、かつてインド(※現在のパキスタン領域も包む)から大量に流入した労働者の子孫は今もフィジーに多数おり、フィジー系インド料理を形成しました。もちろんインド本場の調理人が作る本式インド料理も含まれます。日本でいわゆるカレーと呼ばれるスパイス豊富な料理などなど、フィジーにいると存分に楽しめます。
Puri(プリ) ...フィジー

インドフィジアンの代表的な軽食の1つです。プリはふわふわパンのことで、インド系統ではふわっと作るチャパティーのようなものを指します。写真は「チキンプリ」と呼ばれており、鶏とじゃがいもの汁なしカレーをプリで包んだものでした。1個50円のお手軽軽食。
Dalo(ダロ) ...フィジー

タロイモは、多くの太平洋諸国でタロと呼ばれますがフィジーではダロと言います。サトイモに似た食感のあるイモなのですが、フィジーのタロイモはほんのり黄色がかっていて、ほくほくしていて、さらりと口の中でほぐれる感じが良かったです。
Tavioka(タビオカ)またはCassava(カッサーバ) ...フィジー

キャッサバ芋はフィジアンの大事な主食です。フィジー語でタビオカですが、英語が公用語なので英語風にカッサーバともよく呼ばれます。
Kumala(クマラ) ...フィジー

スウィートポテトです。オレンジ色が濃いですね! フィジー人の主要な主食の1つです。
draunimoli(ドラウニモリ)またはLemon leaf tea(レモンリーフティー) ...フィジー

ある種の柑橘の葉は、フィジーでは伝統的に「心臓の薬」として飲まれてきました。今はハーブティーのように楽しまれています。フィジー特産のお砂糖と合わせると一層香りが良くて、美味しくて、庭からちぎれば無料だしと、フィジーにいる間はまっていました。フィジアンによれば、緑が濃い葉(若くない葉)を使うようにとのことです。
カタファトゥ ...フィジー

大きな貝をブツ切りにして、レモンをかけていただきます。野菜の市場でこれが売られていて、フィジアンはビニール袋にこれをダイレクトに入れて片手に下げて帰宅していました。
Ivi(イビ) ...フィジー

ゆでたチェスナッツ。1つ1つの直径が4、5cmはある大きなナッツです。栗の味がしました。
Yaqona(ヤンゴンナ)またはKava(カバ) ...フィジー

コショウ科植物(Piper methysticum)の乾燥した根を破砕し(昔は少女が咀嚼して吐き出したものを使った)、水で抽出したものです。昔は儀式で酋長か司祭が飲んだものですが今は成人男性の交流アイテム。3人以上で飲むときは「ブラ」と言って受け取り、手と手または手と足を3回鳴らして休まず一気に飲んでください。鎮静作用により飲めば飲むほど気分が盛り下がりますよ。
Kaleve(カレベ)またはtoddy(トディ)、Falaoa Fakavaivai(ファラオアファカバイバイ) ...ツバル

すごいよツバル!ヤシの木の樹液を集めて、煮立てて(殺菌)水で2倍希釈すると、甘さと微炭酸が絶好の天然飲料カレベができあがり!英語名のトディのほうが普及している感じがありました。しかも驚くべきは、ファラオアファカバイバイという、酵母を使わず小麦粉とカレベ(トディ)の発泡性で焼き上げたパンです。ヤシの樹液は偉大だ。
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