アボカドサラート ...カメルーン

カメルーン料理は繊細だと思ったのが、これです。アボカドたっぷりに、トマト、紫玉ねぎ、紫キャベツを入れ、にんじんはスライサーにかけて細いものを入れます。マヨネーズは控えめ、赤ワインビネガーと油、塩をきちんときかせて素晴らしいエマルジョンに仕上がるまで混ぜた、野菜の美味しさも引き出せたサラダです。こういうのが路上ごはん屋で出るんですよ。良いでしょ!
スパゲティオムレツ ...カメルーン

アフリカを旅していて、これは久々に感激しました。溶き卵に、パセリの葉、トマト、紫玉ねぎ、緑ピーマン、砕き固形コンソメ唐辛子ペースト、を入れて美味しくしたら、ゆでパスタをいっぱい入れて両面焼くんです。スパゲティがオムレツにと、まさに名前の通り。マヨネーズを添えても良いし、地元の人はハリコー(煮豆)を乗せて絡めていました。

ナイジェリアの超国民食で、食べている人をよく見かけます。必ず肉が入るのが約束で、写真はヤギの肉とレバーが具に入っています。レッドペッパーの辛味(おそらく胡椒の辛味も)がいっぱい利いていて、でも1口めが口から消えたら、すぐ2口めが欲しくなるほど、やめられないのです。サラリとしていて肉の旨みが十分に出ているから、辛味が合うのでしょうね。
パウンデッドヤム、エグシ ...ナイジェリア

パウンデッドヤムはヤムイモを臼でなめらかについたもの。マッシュポテトのような食感とヤムイモの風味が大好きです。エグシは瓜の種をミキサーにかけたようなものをどっさり入れて葉のみじん切りと共に煮込んだもので、豆腐のようなもろもろした食感が大ご馳走。ナイジェリアにはヨルバ・ハウサ・イボの3民族がいますが、エグシは本来ヨルバ族の食べ物だということです。

ガリ(写真左)は、キャッサバの粗挽きの粉を炊いて臼で軽くついたもの。ドロースープはオクラを使って粘りととろみをつけた、モツの内臓くささ溢れる肉入りの旨いソースでした。ナイジェリアにはヨルバ・ハウサ・イボの3民族がいますが、ガリは本来ヨルバ族の食べ物だということです。

写真右。とうもろこしの粗挽きの粉をクスクスのように炊いてまとめたものです。手でちぎって食べると口のなかでほぐれて、まるでクスクスを食べているような食感が得られます。これを、各種スープにつけていただきます。
Kafa(カファ)またはアギディ ...ナイジェリア

カファはハウサ語、アギディはヨルバ語及びイボ語。ナイジェリアの国土に広まる国民食です。とうもろこしの粉から作ったプルンプルンゼリーのようなもので、辛いタレと共にいただきます。あまりに美味しくて、見かけたら必ず買い、食べ終わる頃に寂しくなってまた買ってしまい、を繰り返していました。
ジェロフライス(又はジョロフライス) ...ナイジェリア

西アフリカ諸国でよく見られるジョロフライスと同類項で、トマトと炊き込んだスパイシーライスのことを指します。ナイジェリアのはとってもペッパーが利いています。トッピングは、今回は長ネギを刻んだものでした。スペルはJellof Riceだから、ジェロフライス。

トゥオは、白いごはんを臼でついて密度を高くしたものです。ヤクワは刻んだ大根の葉のようなものを具にして煮込んだミルクベースの美味しいスープです(写真ではトマト系スープも注がれています)。サラサラシチューのようなミルクベーススープは、日本人の舌にもぴったり合うことでしょう。写真はレストランから重ねてお持ち帰りしたので、ごはんにお皿の跡がついています(^^ゞ

直径10cmほどの薄焼きです。米粉を水に溶いたものに、炊いたごはん、ほんのり砂糖とイーストを入れ、たこ焼き器のようなくぼみのある鉄板で焼きます。ほんのり甘くて、しかも具がお米。お店のおばちゃんは「アフリカンブレッドよ」と言っていましたっけ。

路上のサラダ屋では、大変に美味しいサラダに出会ってしまいました(^o^) レタスの粗千切り、オニオンスライス、カットトマト。それに、砕いた固形コンソメ&ピーナッツの粉をブレンドしたようなものをいっぱいかけていただくのです。固形コンソメはレタスオニオントマトを美味しくしてくれ、ほどよく塩分を与えてくれます。ピーナッツの粉は香ばしさを与えてくれます。

これはびっくり! 市場に乾燥トノサマバッタが売られていると思ったら、路上ごはん屋でバッタ揚げを見つけました。「スウィートだから食べてみなさい」と、高級食材のそれを、近所の商店のおじさんがおごってくれたんです。サックサクで、苦味もなく、香ばしくて美味しかった! ファラはハウサ語ですが英語ではグラスホッパーですね^^

さとうきびです。ナイジェリアでは20~30cm長さに切られたさとうきびが安く(10円前後)売られています。噛むと自然の極上の甘みがじゅわー♪ と出てきて、美味しいんです。ニジェールやナイジェリアで、何本さとうきびを食べたか分からないほど、リピートしまくっていました。

ミル(麦)の粉を水に溶いて軽く発酵させ、甘みをつけたものです。まるでこれがカルピス風! 今回はほんのり生姜風味がついていて、これまた美味しく感じました。

サハラとサヘルの国、ニジェールです。粒状のパスタをふかして主食として食べるもので、煮込みがかかっています。砂漠の民の、大事な食事です。

とうもろこし粉を炊いてもち状にまとめたものです。これにメアー(ニジェール風トマトソース)とゴンボソース(オクラみじん切りいっぱいのとろとろソース)をかけたものでいただきました。ニジェールは、こういった“まとめもの”が多いですね。
Tuwo ogi(トゥアジ)またはDawa(ザウ) ...ニジェール

ハウサ語でTuwoはついた穀物、ogiはミレット(トウジンビエ)。これはトウジンビエの粉を湯で練ってもち状にまとめたものです。もろこしを混ぜているのか、もろこしを意味するDawaという名前を教えてくれた人もいました。これにメアーというニジェールシチュー(トマト系ビーフシチュー風)やゴロ(バオバブの葉のソース、プカとも呼ばれる)などをかけていただきます。

シンカファは、白いごはんをついてもち状にまとめたものです(白いごはん全体を総じてシンカファと呼ぶ人もいました)。日本人には何とも嬉しい白米の味♪ これにメアーというシチューをかけて食べるのが一般的です。今日のメアーはビーフシチューの素を濃くしたようなしょっぱくて辛味もある濃い旨みがあるものでした。

西アフリカでよく見られるアチェケ。キャッサバを砕いた粉を炊いたもののことを指します。ニジェールでは、これにハリコー(ゆで豆)、オニオン角切り、レッドペッパー&塩のブレンド、油をかけたものをいただきました。アチェケといえば素揚げの魚がつくのが定番だっただけに、魚なしというのが驚きのニジェール風?

「マカ」は、おそらくマカロニに由来する言葉でしょう。普通の太さのスパゲティとC型マカロニをゆでてごくほんのりカレー風味をつけています。お店によってはトマトソースの風味をごくごく薄くつけたところもあります。カレー風味というのが美味しくて真似したいなと思いました。これに、デギデギと呼ばれる濃厚ビーフシチュー系トマトソースをかけるなどしていただきます。

ザンデーで見かけた、庶民食です。豆と穀物の粉を、日本でいえばすいとんのようにゆであげたものです。豆の色なのでしょうか、緑色が濃くて、食べてみるとよもぎ餅の味がしました。これにレッドペッパー&塩をブレンドしたものと、忘れてはいけない油を必ずかけていただくようです。すいとんの食べごたえがあり、風味もよくておかわりしたくなりますよ。

ニジェールでは是非食べておきたいのが、ハトの炭火焼きです。タッタバラはハウサ語ですが、フランス語でピージョンと呼んでも通じます。滋味溢るる肉の旨みがありました。食べるところが少ないのは仕方ないですね。

「海外では生野菜を食べないように」・・・とは良く言われるけれど、ニジェールでは、サラダだけをとことん売る生野菜屋台が目につきました。最初何気なく食べていたのですが、美味しくて止まらないので、1/3ほど食べたところで写真を撮りました(汗)。マヨネーズ仕立てですが、ビネガーもオイルも加わっていて、それらが絶妙のエマルジョンになっていました。

さとうきびです。ニジェールでは20~30cm長さに切られたさとうきびが安く(10円前後)売られています。噛むと自然の極上の甘みがじゅわー♪ と出てきて、美味しいんです。ニジェールやナイジェリアで、何本さとうきびを食べたか分からないほど、リピートしまくっていました。

ニジェールに入ってみかけるようになったのが、木の樹液を自然に固めた、宝石のようなジュレです。現地では薬としても重宝されているのだと教わりました。食べてみると・・・、アラビックヤマトのりを固めた味というか、輪ゴムを噛むような味というか、甘くなくゴムっぽいノリっぽい味がして、しかもそれが口の中でなかなか溶けてくれませんでした。

これは気に入りました。ミル(麦)の粉を球状石鹸のように固めたものを常備しておいて、お客の注文に合わせて微発酵牛乳に溶いて、水や砂糖を加えます。生姜汁の風味をつけているところもあります。どろっとしたミルのかたまりがお腹にたまり、乳酸菌飲料のさわやかさとほのかな甘みと、とにかく美味しいです。何度リピートしたことか・・・。
LAVAN(ラバン) ...ニジェール

ニジェールでは有名な、フローズンヨーグルトドリンクです。これがウマイのなんのって! サハラとサヘルの国を旅して、暑くて息を大きくつきたいときに、是非これを召しあがってくださいね。

ベナンの国民食の真髄はこのソース。トマトと玉ねぎベース、油多めのサラサラしたレッドペッパー入りスパイシーソース。これで魚、肉、ゆで卵などを煮込みます。ごはんにスヌ!パスタにスヌ!主食の何にでもスヌ!と、ベナンにいる間中ずっとこの味ばかり。地方によってはフイやディナカニとも呼ばれます。ちなみに白いご飯は、地方によって、モ、モル、モルクンと呼ばれます。
イモクとヤトゥナ ...ベナン

イモクは、ガーナのワチと同じく豆と米の炊き込みです。ベナンでは、これにスヌ(トマト味の辛いシチュー)をかけていただきます。また写真の具は、なんとヤトゥナと呼ばれるチーズ。スープに入れても溶けないチーズがよく路上でも売られていて、これがスープの具になっているのだから、驚きます。食べた感じは湯葉と厚揚げの中間のようなチーズでした。
イグナム(ヤムイモ)で作ったクスクス ...ベナン

イグナム(ヤムイモ)はベナンの大事な主食です。クスクスの本場モロッコでは、クスクスはパスタと同じデュラムセムリナ粉で作ったものを指しますが、ベナンのクスクスは、ヤムイモを粒状にしたものです。これを炊いて、油や塩、素揚げの魚などをかけていただきます。もちもちさというか、みずみずしさが出ています。
アチェケ ...ベナン

キャッサバの粉を必要少なめの量の水で炊いたものがアチェケす。アチェケは西アフリカの幾つかの国ではよく食べられているのですが、ベナンでは煮豆(ハリコー)を乗せスパゲティーを乗せ、と、主食複合版のようにして食べる点が他と違っていました。私は・・・アチェケの食感自体が好きなので、豆やパスタはないほうが好きです。

キャッサバの粉(ガリ)を必要少なめの量の水で炊いたものがアチェケで、多めの水で練るように加熱したものがエバです。濃厚なキャッサバの旨みに、アチェケに通じる歯ごたえも失われず、大好きなベナンごはんの筆頭核! 別名ピローともいいます。写真のソースは別途紹介するスヌ、ペーストは辛いピーマンのみからなるジャと呼ばれるものです。
フフとEgusi(アグシ) ...ベナン

ガーナやコートジボワールのフフ(フトゥ)とは違い、ここのフフはマニオク濃厚♪ そしてアグシソースも超~がつくほど気に入っちゃいました。白い豆腐崩れのようなものはなんと瓜の種。これが、あっさりとしながらも非常に良い旨みを出していて、加えてあるイモの葉やトマト、レッドペッパーの控えめな辛味とマッチし、何度リピートしたことでしょう、アグシ大好きーー♪
アカサとスヌ ...ベナン

アカサは、とうもろこしの粉をお湯でゆるゆるした調度になるよう加熱してからタッパの中でまるめて冷やしたパテです。これに別途紹介するスヌ(トマトベースの辛いシチュー)をかけていただきます。とうもろこし粉は旨みがあって、これがパテになるとプルプルンとして美味しいんです。
マウエとレヌイ ...ベナン

マウエはマニオクをつぶして加熱し、ゆるゆるな調度にしてからタッパに入れて冷やし固めたもの。プルプルンとしています。これにはレヌイという、魚のダシが利いたモロヘイヤとろとろ煮込みを合わせるのがお約束みたい。更に旨みづけとして、別途紹介するスヌを加えています。プルプルンとした美味しいマニオクに美味しい美味しいレヌイは、気に入った組み合わせ!
バルフェジ ...ベナン

じゃじゃーん! ベナンではネズミがよく食べられます。道端や市場では、大きなネズミが食材としてよく売られています。今回食べたのは燻製。鶏の胸肉のような味、繊維は鶏肉よりも柔らかめ、燻製の風味は鶏の照り焼き風。実は足(爪)を見るまで鶏と思って食べてしまっていたのは内緒です。それほど日本人の舌にも親しめる味ということかな^^
チョクトゥ(Tchouk) ...ベナン

綴りは「Tchouk」で発音はチョクトゥ。別途紹介しているチョクトゥは、ソンバ族の伝統的なお酒でしたが、ベナンの街中で普通に見かけるチョクトゥは、気が抜けたコカコーラが薄味になったようなドリンクが多くありました。写真のように大きな瓜の容器に氷ごと入れて、冷たくして売っています。好みで砂糖やレモンを加えてくれるところもあります。
チョクトゥ(Tchouk、奥)とトゥル(手前) ...ベナン

綴りは「Tchouk」で発音はチョクトゥ。ベナン北部のソンバ族(バタマリバ人)が大事にする伝統的なお酒です。どちらも麦(ミル)の粉を水に溶いて発酵させたお酒ですが、チョクトゥは濃く、トゥルは発酵が進んだ分、ミルが減り糖分が減り炭酸が増しています。トーゴ側でも同じものを飲みました。
La Beninoise(ラベニノワーズ) ...ベナン

ベナンの国民的ビール。飲み口さわやか、美味しいです。
カッファ ...トーゴ

大好きカッファ♪♪ 精製とうもろこし粉をなめらかに溶いて加熱して冷却し、ゼリー状にしたものです。ぷるんぷるんとしてひんやり、美味しい♪ プンツ(プンティともいう。ボンヤナという緑色ビサップのような野菜の入ったピーナッツソース)と組み合わせるのが一般的みたいです。
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