Casse croute(キャスクルート)またはsandwich(サンドウィッチ)、Porc au sucre(ポフコーシュクレ) ...ニューカレドニア
バゲットに具を詰めたサンドイッチで、フランス語ではキャスクルート、外来語の定着としてサンドウィッチとも呼ばれます。手前はトン(Thon、まぐろという意味ですがシーチキン缶でした)、奥が「ニューカレで大人気なんだけどフランスでは見かけない」とフランス人が言う、ニューカレ色あふれるポフコーシュクレ(Porc au sucre、豚の砂糖醤油煮、美味しい!お勧め!)です。
Cous cous(クスクス) ...ニューカレドニア
粒状のパスタをふかしたものがクスクスで、煮込み料理などをかけていただきます。北アフリカから宗主国フランスに渡り、フランス領ニューカレドニアにも根付いた、世界規模の美食の一品です。ここでもクスクスとソースのセットが簡単に手に入ります。
Pot-au-feu(ポトフ) ...ニューカレドニア
「火にかけた鍋」という意味をもつ、ポトフ。つまりはじっくり鍋で煮込めば何でもポトフなのですが、シチューやカレーのようなどろっとした汁にはしないで、すっきりと作るのが一応の原則です。写真はカボチャや肉を煮込んだもので、パンを添えてワインと共にいただきました。
Fondant au chocolat(フォンダンオーショコラ)またはMi-cuit au chocolat(ミキュイオーショコラ) ...ニューカレドニア
フォンダンはとろける、ミキュイは半分調理、という意味の、世界に名高き極上ケーキ! スプーンを入れると中から液状チョコレートがどろりと出てくる「半生さ」が絶品です(中心にチョコレートを入れているわけではなく、中心に火が通っていないケーキということ)。作るときはカカオ80%以上の上質のチョコレートを使うことが美味しさの秘密。写真はアイスクリームを添えています。
Fromage(フロマージュ) ...ニューカレドニア
フランス、ワイン、ときたらやっぱりチーズ! フランス本土のもの(≫
こちら)がごっそり輸入されています。
Rouleau de printemp(ウーロポワトンまたはフロウドゥプラントン) ...ニューカレドニア
ニューカレドニアにベトナム人が多く移住してきた背景より、ベトナミーズが作る生春巻きはフランス系住民も含めて国民的スナックになりました。地元のベトナム系の人の発音では「ウーロポワトン」、フランス人の場合は「フロウドゥプラントン」のように聞こえます。揚げ春巻きを別途紹介したのは(≫
こちら)、あちらは別の名前で呼ばれ決して混同されないという理由から。
ニューカレドニアのベトナム系の人が作る揚げ春巻きはフランス系住民も含めて国民的スナックになりました。生春巻きを別途紹介したのは(≫
こちら)、あちらは別の名前で呼ばれ決して混同されないという理由から。写真はカニ肉や春雨、ネギなどが入った美味しい春巻きでした。
Baimoa(バイモア)とManioc(マニオク) ...ニューカレドニア
ニューカレドニアの本来の先住民カナカ(メラネシアン)の料理は、本来のニューカレドニア料理と言えるかもしれません。写真は貝のみじん切りの水煮(あまり味付けがされていない)とゆでたキャッサバ芋。素朴だ。
ニューカレドニアの本来の先住民カナカ(メラネシアン)の料理は、本来のニューカレドニア料理と言えるかもしれません。写真はマニオク(キャッサバ芋)とココナッツ(内壁の白い部分)のすりおろしを混ぜて大きめの葉に包んで蒸したもの。ほんのり甘い「いももち」は、フィジーのタビオカロボ(≫
こちら)やウォーリスのタオファンゴンゴ(≫
こちら)そっくり。
croissant(クロワッサン) ...ニューカレドニア
フランス語で三日月という意味をもつパン。フランスのパンの代表選手です。パイ生地のように薄い生地が何層にも重なっていて、豊かなバターの風味とさくさくした食感が本当に美味しいです。ちなみに日本語になっているパンはフランス語でもpain(パン)と言いますよ。
Baguette(バゲット) ...ニューカレドニア
お店でまだ温かいうちに買うバゲットパンをいただくと幸せになれます。ニューカレドニアはフランス領、フランス人が愛してやまない基本のパンが、ここでも基本です。
Niaouli(ニアウリ) ...ニューカレドニア
ニアウリはニューカレドニアの国花で、樹液からはユーカリに似た刺激臭をもつ精油が得られます。ニアウリは日本ではアロマテラピーオイルとして知られますが、ニューカレドニアでは、花から蜂蜜を取ったり(写真)、精油を料理のソースに添加(エビとの相性が良い)してするなどしています。なおハチミツは樹液由来ではない(精油を含まない)ので刺激臭はしません。
ニューカレドニアでは家庭で柑橘シロップが作られてきました。ニューカレレシピブックによるとオレンジなら12個に対して砂糖1kgを加えてシロップ状にします(写真は市販のパンプルムッス(グレープフルーツ)シロップ)。冷水で割って飲みます。暑い日に最高の喉越しです♪ Siropをシロップと言っても通じない、シホというほうがまだ近い。
Cafe au lait(キャフェオーレ) ...ニューカレドニア
ニューカレドニアに行ったことのある外国人、みんな言う。「朝はカフェオレをボウルで飲むのよね~」と。香り高い美味しいコーヒーにふわふわに泡立てたミルクを乗せた幸せボウル。お砂糖の量はお好みで♪ ニューカレドニアですもの、朝からキャフェオレマダム/マドモワゼルを堪能しましょう!
Cafe Melanesian(キャフェメラネシアン) ...ニューカレドニア
ニューカレドニアの先住民族(現在も混住している)はメラネシア人です。その名を冠したコーヒーは、濃いコーヒーが好きなフランス系の人々にも愛されていました。フランス人ってよくコーヒーをプランジャーで淹れるよね(写真にある、粉を入れてお湯をさして成分を抽出し、上からメッシュを押してコーヒーがらを分離する器具)。
フランス領ですから、やっぱりワイン(≫
こちら)。やっぱり外せないその土地の文化です。人々は、本当に気軽にワインを楽しんでいます。
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